名鉄トム1000形貨車
名鉄トム1000形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 無蓋車 |
運用者 | 名古屋鉄道 |
所有者 | 名古屋鉄道→日本通運刈谷支店(一部の車両) |
改造年 | 1941年(昭和16年) |
改造数 | 20両 |
消滅 | 1968年(昭和43年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 8,788 mm |
全幅 | 2,558 mm |
全高 | 2,235 mm |
荷重 | 15 t |
実容積 | 38.65 m3 |
自重 | 8.26 t |
換算両数 積車 | 2.0 |
換算両数 空車 | 0.8 |
軸距 | 3,962 mm |
名鉄トム1000形貨車(めいてつトム1000がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車(無蓋車)である。
概要
[編集]- 元は1929年(昭和4年)に日本車輌製造で製造された愛知電気鉄道の15 t 積木造無蓋車トム1000形(トム1000 - トム1019)である。空気制動が当社から設置されており、国鉄直通貨車であった。1935年(昭和10年)に名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併し名古屋鉄道が発足すると、全車が名古屋鉄道に引き継がれる。1941年(昭和16年)にトム1000形(トム1001 - トム1020)に改番する。
- 戦後は東部線で運用された後、三河線で運用された。トム1020は、操作室の設置、あおり戸の裾部に鋼板を設置するなどの改造を行い、砂利散布車の試験車となっている。この試験車のデータがホ1形に生かされたという。昭和40年代には一部が日本通運刈谷支店の私有貨車となっている。
- 国鉄の貨物列車の速度がヨンサントオダイヤ改正により75 km/hに引き上げられるのに伴い、トム1000形はその条件に対応できなかったこと、また、名鉄の私有貨車制度の廃止により、1968年(昭和43年)に形式消滅となった。
脚注
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参考文献
[編集]- 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1。
- 小寺幹久『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4-635-82269-5。