名鉄ワ180形貨車

名鉄ワ180形貨車
基本情報
車種 有蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道
改造年 1941年昭和16年)
改造数 7両
消滅 1965年(昭和40年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,314 mm
全幅 2,261 mm
全高 3,214 mm
荷重 10 t
自重 4.94 t
換算両数 積車 1.2
換算両数 空車 0.6
軸距 3,048 mm
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名鉄ワ180形貨車(めいてつワ180がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車有蓋車)である。

元は三河鉄道の木造有蓋車である。ここでは三河鉄道時代に有蓋緩急車に改造されたワフ90形についても記述する。

概要[編集]

  • 元は1914年大正3年)に天野工場で製造された三河鉄道の7 t 積木造有蓋車ワ200形(ワ201 - ワ212)である。貨物量の増加に伴い1917年(大正6年)に8 t 積に改造され、1927年昭和2年)に10 t 積に改造される。1928年(昭和3年)に3両が鉄骨木造車体の有蓋緩急車に改造され、ワブ50形とほぼ同型のワブ60形(ワブ61 - ワブ63)となる。ワ200形は事故により2両が廃車され、1931年(昭和6年)にワ180形に改番、同時に車番も整理され、ワ181 - ワ187の7両となる。1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道に合併すると名古屋鉄道に引き継がれ、ワ180形は改番されなかったがワブ60形はワフ90形(ワフ91 - ワフ93)に改番される。
  • ワ180形は西部線三河線で運用され、1961年(昭和36年)に形式消滅。ワフ90形は三河線で運用され、昭和20年代後半に空気制動を設置する。1965年(昭和40年)に形式消滅。

脚注[編集]


参考文献[編集]

  • 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1