スーパーボウルMVP

スーパーボウルMVP
スポーツ アメリカンフットボール
選考会 NFL(1990-)
SPORT誌(1967-1989)
種目 スーパーボウル
受賞対象 スーパーボウルの最優秀選手
英語名 Super Bowl MVP
歴史
初回 第1回スーパーボウル1967
受賞者数 47
初回受賞 バート・スター
最多受賞 トム・ブレイディ(5回)
最新受賞 パトリック・マホームズ第58回
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スーパーボウルMVP英語: Super Bowl Most Valuable Player Award または Super Bowl MVP)は、NFLのリーグ優勝決定戦であるスーパーボウル最優秀選手に贈られる賞である。

MVPに2度以上選ばれた選手は5人おり、トム・ブレイディが5回、ジョー・モンタナが3回、バート・スターテリー・ブラッドショーイーライ・マニングが2回選ばれている[1]。このうち複数チームで選出されたのはブレイディのみである。

第55回スーパーボウルまでの55回中30回はクォーターバックがMVPに選ばれた[2]

ランニングバックでMVPに選ばれたのはこれまでで7人であり、第32回スーパーボウルテレル・デービス以降現れていない[3]

ワイドレシーバーでMVPに選ばれたのは第56回スーパーボウルクーパー・カップまでの8人である[4]

第5回スーパーボウルチャック・ハウリー英語版だけが唯一敗れたチームからMVPに選ばれた[2]

2001年の第35回スーパーボウル以降、MVPは試合中のインターネット・携帯電話によるファン投票(20%)とアメリカン・フットボールの記者やキャスター等の報道関係者16人の試合後の投票(80%)によって決められている[5]

受賞者[編集]

テリー・ブラッドショー
第13回、第14回スーパーボウルMVP
ジョー・モンタナ
スーパーボウルMVPを3回受賞
ジェリー・ライス
第23回スーパーボウルMVP受賞者
トム・ブレイディ
第36回、第38回、第49回、第51回、第55回スーパーボウルMVP(史上最多)
スーパーボウルMVP受賞者
受賞者 チーム ポジション
2024 LVIII(58) パトリック・マホームズ (3) カンザスシティ・チーフス クォーターバック
2023 LVII(57) パトリック・マホームズ (2) カンザスシティ・チーフス クォーターバック
2022 LVI(56) クーパー・カップ ロサンゼルス・ラムズ ワイドレシーバー
2021 LV(55) トム・ブレイディ (5) タンパベイ・バッカニアーズ クォーターバック
2020 LIV(54) パトリック・マホームズ カンザスシティ・チーフス クォーターバック
2019 LIII(53) ジュリアン・エデルマン ニューイングランド・ペイトリオッツ ワイドレシーバー
2018 LII(52) ニック・フォールズ フィラデルフィア・イーグルス クォーターバック
2017 LI(51) トム・ブレイディ (4) ニューイングランド・ペイトリオッツ クォーターバック
2016 50 ボン・ミラー デンバー・ブロンコス ラインバッカー
2015 XLIX(49) トム・ブレイディ (3) ニューイングランド・ペイトリオッツ クォーターバック
2014 XLVIII(48) マルコム・スミス シアトル・シーホークス ラインバッカー
2013 XLVII(47) ジョー・フラッコ ボルチモア・レイブンズ クォーターバック
2012 XLVI(46) イーライ・マニング (2) ニューヨーク・ジャイアンツ クォーターバック
2011 XLV(45) アーロン・ロジャース グリーンベイ・パッカーズ クォーターバック
2010 XLIV(44) ドリュー・ブリーズ ニューオーリンズ・セインツ クォーターバック
2009 XLIII(43) サントニオ・ホームズ英語版 ピッツバーグ・スティーラーズ ワイドレシーバー
2008 XLII(42) イーライ・マニング ニューヨーク・ジャイアンツ クォーターバック
2007 XLI(41) ペイトン・マニング * インディアナポリス・コルツ クォーターバック
2006 XL(40) ハインズ・ウォード ピッツバーグ・スティーラーズ ワイドレシーバー
2005 XXXIX(39) ディオン・ブランチ英語版 ニューイングランド・ペイトリオッツ ワイドレシーバー
2004 XXXVIII(38) トム・ブレイディ (2) ニューイングランド・ペイトリオッツ クォーターバック
2003 XXXVII(37) デクスター・ジャクソン英語版 タンパベイ・バッカニアーズ フリーセイフティ
2002 XXXVI(36) トム・ブレイディ ニューイングランド・ペイトリオッツ クォーターバック
2001 XXXV(35) レイ・ルイス ボルチモア・レイブンズ ラインバッカー
2000 XXXIV(34) カート・ワーナー * セントルイス・ラムズ クォーターバック
1999 XXXIII(33) ジョン・エルウェイ * デンバー・ブロンコス クォーターバック
1998 XXXII(32) テレル・デービス * デンバー・ブロンコス ランニングバック
1997 XXXI(31) デズモンド・ハワード英語版 グリーンベイ・パッカーズ リターナー
1996 XXX(30) ラリー・ブラウン英語版 ダラス・カウボーイズ コーナーバック
1995 XXIX(29) スティーブ・ヤング * サンフランシスコ・49ers クォーターバック
1994 XXVIII(28) エミット・スミス * ダラス・カウボーイズ ランニングバック
1993 XXVII(27) トロイ・エイクマン * ダラス・カウボーイズ クォーターバック
1992 XXVI(26) マーク・リッピン英語版 ワシントン・レッドスキンズ クォーターバック
1991 XXV(25) オーティス・アンダーソン英語版 ニューヨーク・ジャイアンツ ランニングバック
1990 XXIV(24) ジョー・モンタナ (3) * サンフランシスコ・49ers クォーターバック
1989 XXIII(23) ジェリー・ライス * サンフランシスコ・49ers ワイドレシーバー
1988 XXII(22) ダグ・ウィリアムス ワシントン・レッドスキンズ クォーターバック
1987 XXI(21) フィル・シムズ ニューヨーク・ジャイアンツ クォーターバック
1986 XX(20) リチャード・デント英語版 * シカゴ・ベアーズ ディフェンシブエンド
1985 XIX(19) ジョー・モンタナ (2) * サンフランシスコ・49ers クォーターバック
1984 XVIII(18) マーカス・アレン * ロサンゼルス・レイダース ランニングバック
1983 XVII(17) ジョン・リギンズ英語版 * ワシントン・レッドスキンズ ランニングバック
1982 XVI(16) ジョー・モンタナ * サンフランシスコ・49ers クォーターバック
1981 XV(15) ジム・プランケット オークランド・レイダース クォーターバック
1980 XIV(14) テリー・ブラッドショー (2) * ピッツバーグ・スティーラーズ クォーターバック
1979 XIII(13) テリー・ブラッドショー * ピッツバーグ・スティーラーズ クォーターバック
1978 XII(12) ランディ・ホワイト英語版 * ダラス・カウボーイズ ディフェンシブタックル
ハーベイ・マーティン ダラス・カウボーイズ ディフェンシブエンド
1977 XI(11) フレッド・ビレトニコフ英語版 * オークランド・レイダース ワイドレシーバー
1976 X(10) リン・スワン英語版 * ピッツバーグ・スティーラーズ ワイドレシーバー
1975 IV(9) フランコ・ハリス * ピッツバーグ・スティーラーズ ランニングバック
1974 VIII(8) ラリー・ゾンカ英語版 * マイアミ・ドルフィンズ ランニングバック
1973 VII(7) ジェイク・スコット英語版 マイアミ・ドルフィンズ フリーセイフティ
1972 VI(6) ロジャー・ストーバック * ダラス・カウボーイズ クォーターバック
1971 V(5) チャック・ハウリー英語版 + ダラス・カウボーイズ ラインバッカー
1970 IV(4) レン・ドーソン * カンザスシティ・チーフス クォーターバック
1969 III(3) ジョー・ネイマス * ニューヨーク・ジェッツ クォーターバック
1968 II(2) バート・スター (2) * グリーンベイ・パッカーズ クォーターバック
1967 I(1) バート・スター * グリーンベイ・パッカーズ クォーターバック
注釈
現役選手
* 殿堂入り選手
+ 敗戦チームからの選出

脚注[編集]

  1. ^ Gilbert McGregor (2020年2月2日). “Super Bowl MVP winners: Who has won the award most in NFL history?”. スポーティング・ニューズ. 2020年2月5日閲覧。
  2. ^ a b Neil Greenberg (2020年2月2日). “How the Super Bowl MVP is chosen”. ワシントン・ポスト. 2020年2月5日閲覧。
  3. ^ Alaa Abdeldaiem (2019年2月3日). “Which Running Backs Have Won Super Bowl MVP?”. スポーツ・イラストレイテッド. 2020年2月5日閲覧。
  4. ^ ラムズが2度目の優勝 WRカップがMVP QBスタッフォードは史上6人目のパス記録を樹立”. sponichi annex (2022年2月14日). 2022年2月14日閲覧。
  5. ^ Tommy Cummings (2001年1月24日). “MVP Voting Takes Interaction to a New Level”. サンフランシスコ・クロニクル. 2020年2月5日閲覧。

外部リンク[編集]