小田渕駅

小田渕駅
駅全景(左が名古屋方面、右が豊橋方面)
おだぶち
ODABUCHI
NH02 伊奈 (1.6 km)
(3.0 km) 国府 NH04
地図
所在地 愛知県豊川市小田渕町卯足43-4
北緯34度48分52秒 東経137度20分45秒 / 北緯34.81444度 東経137.34583度 / 34.81444; 137.34583座標: 北緯34度48分52秒 東経137度20分45秒 / 北緯34.81444度 東経137.34583度 / 34.81444; 137.34583
駅番号 NH  03 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 6.6 km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
520人/日
-2022年[1]-
開業年月日 1934年昭和9年)1月14日
備考 無人駅国府駅管理)
テンプレートを表示

小田渕駅(おだぶちえき)は、愛知県豊川市小田渕町卯足にある名古屋鉄道名古屋本線である。駅番号はNH03

概要[編集]

日中1時間に2本の普通列車が停まり、6本の優等列車が通過する。曜日や時間帯にかかわらず、急行などの優等列車は1本も停車しない。

当駅に停車する列車は、名古屋方面(下り)は隣駅の国府駅で緩急接続を行っている一方、豊橋方面(上り)は伊奈駅止まりであり、その隣にある豊橋駅へ向かうには伊奈駅で優等列車に乗り換える必要がある。普通列車が伊奈駅止まりである経緯については、名古屋鉄道#路線の特徴を参照。

当駅で購入は不可能だが(豊橋駅金山駅名鉄名古屋駅で発売)「なごや特割2平日」・「なごや特別2土休日」[2]利用可。

2021年5月22日のダイヤ改正により、土休日のみ名古屋方面から当駅への終電が30分以上繰り下がり、午前0時を過ぎるようになった(最終の普通国府行きが伊奈駅まで延長となり、国府駅で終着の特急から接続するようになったため)。

歴史[編集]

駅構造[編集]

4両編成対応の相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、駅舎は各ホームの豊橋寄りにある。駅集中管理システム(管理駅は国府駅[4])が導入された無人駅である。6両編成の各駅停車は、後ろ2両は締切となる。

改札内に互いのホームを行き来する通路は無い。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 NH 名古屋本線 下り 東岡崎金山名鉄名古屋方面[5]
2 上り 豊橋方面[5]

駅の前後は小河川を続けて渡る線形となっていることから、駅付近は築堤となっているため、当駅ホーム直下などに一般道がアンダークロスしている。

配線図[編集]

小田渕駅 構内配線略図

豊橋方面
小田渕駅 構内配線略図
東岡崎
・名古屋方面
凡例
出典:[6]


利用状況[編集]

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は416人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中267位、 名古屋本線(60駅)中60位であった[7]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は590人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中268位、 名古屋本線(61駅)中58位であった[8]

『愛知県統計書』、『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車人員の推移
総数定期備考
1949(昭和24)年度*296期間は1949年5月 - 1950年4月末[9]
1950(昭和25)年度*233期間は1949年11月 - 1950年10月末[10]
1951(昭和26)年度*309[11]
1952(昭和27)年度319[12]
1953(昭和28)年度237[13]
1954(昭和29)年度271[14]
1955(昭和30)年度261[15]
1956(昭和31)年度230[16]
1957(昭和32)年度282[17]
1958(昭和33)年度
1959(昭和34)年度
1960(昭和35)年度
1961(昭和36)年度
1962(昭和37)年度
1963(昭和38)年度
1964(昭和39)年度
1965(昭和40)年度
1966(昭和41)年度390*308[18]
1967(昭和42)年度370*317[18]
1968(昭和43)年度350*281[18]
1969(昭和44)年度300*242[18]
1970(昭和45)年度250*189[18]
1971(昭和46)年度
1972(昭和47)年度
1973(昭和48)年度
1974(昭和49)年度
1975(昭和50)年度
1976(昭和51)年度
1977(昭和52)年度
1978(昭和53)年度334170[19]
1979(昭和54)年度339164[20]
1980(昭和55)年度358181[21]
1981(昭和56)年度362164[22]
1982(昭和57)年度348145[23]
1983(昭和58)年度352144[24]
1984(昭和59)年度357152[25]
1985(昭和60)年度330145[26]
1986(昭和61)年度331147[27]
1987(昭和62)年度315137[28]
1988(昭和63)年度324144[29]
1989(平成元)年度304134[30]
1990(平成02)年度279115[31]
1991(平成03)年度282118[32]
1992(平成04)年度293143[33]
1993(平成05)年度288146[34]
1994(平成06)年度273144[35]
1995(平成07)年度288162[36]
1996(平成08)年度284163[37]
1997(平成09)年度252147[38]
1998(平成10)年度254156[39]
1999(平成11)年度239149[40]
2000(平成12)年度220130[41]
2001(平成13)年度213124[42]
2002(平成14)年度209119[43]
2003(平成15)年度217121[44]
2004(平成16)年度226127[45]
2005(平成17)年度212116[46]
2006(平成18)年度208119[47]
2007(平成19)年度225129[48]
2008(平成20)年度222131[49]
2009(平成21)年度216132[50]
2010(平成22)年度218138[51]
2011(平成23)年度
2012(平成24)年度
2013(平成25)年度214[52]
2014(平成26)年度220[52]
2015(平成27)年度227[52]
2016(平成28)年度235[52]
2017(平成29)年度260[52]

* 千人単位からの概算値

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
NH 名古屋本線
快速特急特急急行準急
通過
普通
伊奈駅(NH02) - 小田渕駅(NH03) - 国府駅(NH04)

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月1日閲覧。
  2. ^ なごや特割2平日・なごや特割2土休日- 名古屋鉄道(2024年3月10日閲覧)。
  3. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、254頁。ISBN 978-4777013364 
  4. ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
  5. ^ a b 小田渕(NH03)(おだぶち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  6. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  7. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  9. ^ 愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和27年刊行』、愛知県、1952年、328頁
  11. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和28年刊行』、愛知県、1953年、312頁
  12. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和29年刊行』、愛知県、1954年、331頁
  13. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和30年刊行』、愛知県、1955年、307頁
  14. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和31年刊行』、愛知県、1956年、305頁
  15. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和32年刊行』、愛知県、1957年、321頁
  16. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和33年刊行』、愛知県、1958年、337頁
  17. ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和34年刊行』、愛知県、1959年、381頁
  18. ^ a b c d e 豊川市商工課(編)『豊川市の統計 昭和46年版』、豊川市、1971年、66頁
  19. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』、愛知県、1980年、222頁
  20. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
  21. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
  22. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、224頁
  23. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、224頁
  24. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、242頁
  25. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、236頁
  26. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
  27. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、224頁
  28. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、226頁
  29. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、224頁
  30. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、226頁
  31. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
  32. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、222頁
  33. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、222頁
  34. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
  35. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
  36. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  37. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
  38. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
  39. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』、愛知県、2001年、第10章 運輸・通信
  40. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成13年度刊』、愛知県、2002年、第10章 運輸・通信
  41. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
  42. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成15年度刊』、愛知県、2004年、第10章 運輸・通信
  43. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成16年度刊』、愛知県、2005年、第10章 運輸・通信
  44. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成17年度刊』、愛知県、2006年、第10章 運輸・通信
  45. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』、愛知県、2007年、第10章 運輸・通信
  46. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
  47. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成20年度刊』、愛知県、2009年、第10章 運輸・通信
  48. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成21年度刊』、愛知県、2010年、第10章 運輸・通信
  49. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成22年度刊』、愛知県、2011年、第10章 運輸・情報通信
  50. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成23年度刊』、愛知県、2012年、第10章 運輸・情報通信
  51. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
  52. ^ a b c d e 豊川市産業部商工観光課(編)『豊川市の統計 平成30年版』、豊川市、2019年、9 交通・観光

関連項目[編集]

外部リンク[編集]