祐天寺駅

祐天寺駅
東口駅舎(2018年10月24日撮影)
ゆうてんじ
Yūtenji
TY03 中目黒 (1.0 km)
(1.0 km) 学芸大学 TY05
地図
所在地 東京都目黒区祐天寺二丁目13-3
北緯35度38分15.7秒 東経139度41分28.1秒 / 北緯35.637694度 東経139.691139度 / 35.637694; 139.691139座標: 北緯35度38分15.7秒 東経139度41分28.1秒 / 北緯35.637694度 東経139.691139度 / 35.637694; 139.691139
駅番号 TY04
所属事業者 東急電鉄
所属路線 東横線
キロ程 3.2 km(渋谷起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面3線*
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]27,927人/日
-2022年-
開業年月日 1927年昭和2年)8月28日[1]
備考 * 2番線は通過線
テンプレートを表示

祐天寺駅(ゆうてんじえき)は、東京都目黒区祐天寺二丁目にある、東急電鉄東横線である。駅番号TY04

歴史[編集]

  • 1927年昭和2年)8月28日 - 開業。相対式ホーム[2]、下りホーム側に木造2階建ての駅舎(東口)[2][1]
  • 1955年(昭和30年)頃 - 上りホーム側に西口開設[2][1]
  • 1964年(昭和39年)3月23日 - 木造の東口駅舎を地上3階・地下1階建ての駅ビルに改築[2]
  • 1966年(昭和41年)9月20日 - 当駅を含む中目黒 - 都立大学駅間の立体交差工事に着手[3]
  • 1969年(昭和44年)8月8日 - 下り線を高架化[4]
  • 1970年(昭和45年)
    • 2月27日 - 上り線を高架化[5][注 1]
    • 11月13日 - 当駅を含む中目黒 - 都立大学駅間の立体交差工事が完成[1][6]。工事延長は2,532 m、事業費は34億円、合計16か所の踏切が廃止された[3][6]
  • 1971年(昭和46年)2月20日 - 駅業務システムの自動化モデル駅として、学芸大学駅、桜木町駅と共に自動改札機を設置(5台)。自動券売機を磁気券化し、エンコード可能な定期券発行機を新設した。
  • 2006年平成18年)4月30日 - 定期券うりばの営業を終了。
  • 2007年(平成19年)3月18日 - ICカードPASMO」の利用が可能となる[7]
  • 2013年(平成25年)4月 - 通過線設備新設工事に着手[8]
  • 2017年(平成29年)3月25日 - 通過線が新設され、供用開始[9]
  • 2018年(平成30年)10月1日 - 駅ビル開業(後述参照)[10]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面3線の高架駅である。上下ホームの間にプラットホームの無い通過線(2番線)がある。両ホームとも地上1階の改札口と、階段およびエレベーターで連絡している。長らく改札内にトイレはなかったが、2016年(平成28年)7月31日に設置された。なお、ロータリーに面した駅東口に公衆トイレがある。

ホーム・線路の下は商店等になっている。かつては定期券うりばが設置されていたが、現在は廃止されている。

東京メトロ副都心線との相互直通運転に伴い、2013年から2017年にかけて改良工事が行われ、当駅に優等列車通過線を設置した[11]。一部ホーム幅を狭めて上り線ホームを渋谷方面に若干移設、また、上下線の間隔拡張によりそのスペースに通過線を設置した。通過線は2017年3月25日のダイヤ改正から供用を開始した[9]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 TY 東横線 下り 横浜元町・中華街新横浜二俣川方面[12]
2 通過線
3 上り 渋谷池袋川越市所沢方面[13]
  • 当駅には東急新横浜線相鉄線に乗り入れる列車は停車しないため、新横浜・二俣川方面へは途中駅での乗り換えが必要となる。
  • 欠番となっている2番線は上下線共用の通過線である。上りが本線、下りが中線扱いとなっている。
    • この2番線は、通常は渋谷方面の通過列車が使用する。また、平日朝ラッシュ時に急行・通勤特急を、土休日はS-TRAIN全便の待避を行う。平日と土休日の朝夕時間帯に新横浜方面から来た急行の待避を行うこともある[14]
    • 横浜方面の通過列車は原則としてホームに面した1番線を通過するが、土休日のS-TRAIN4号のみ追い抜きを行うため、2番線を通過する。

駅ビル[編集]

当駅渋谷寄り高架下および隣接地において駅ビルを建設し、2018年(平成30年)10月1日に開業した[10]

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗降人員27,927人である[東急 1]。ここ数年3万人前後で推移していたが、2020年度以降は新型コロナウイルス感染症の流行の影響もあり、乗降人員が大幅に減少している。当駅周辺は学校施設が多く集まっているため学生の利用が多い[16]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[17]
年度 1日平均
乗降人員[18]
1日平均
乗車人員[19]
出典
1990年(平成02年) 20,740 [* 1]
1991年(平成03年) 20,587 [* 2]
1992年(平成04年) 20,060 [* 3]
1993年(平成05年) 19,592 [* 4]
1994年(平成06年) 19,189 [* 5]
1995年(平成07年) 18,954 [* 6]
1996年(平成08年) 18,666 [* 7]
1997年(平成09年) 18,411 [* 8]
1998年(平成10年) 17,647 [* 9]
1999年(平成11年) 17,139 [* 10]
2000年(平成12年) 16,781 [* 11]
2001年(平成13年) 16,855 [* 12]
2002年(平成14年) [20]32,140 16,348 [* 13]
2003年(平成15年) [20]31,466 15,923 [* 14]
2004年(平成16年) 31,266 15,885 [* 15]
2005年(平成17年) 30,232 15,364 [* 16]
2006年(平成18年) 29,510 15,022 [* 17]
2007年(平成19年) 30,193 15,423 [* 18]
2008年(平成20年) 30,387 15,452 [* 19]
2009年(平成21年) 29,757 15,104 [* 20]
2010年(平成22年) 29,411 14,890 [* 21]
2011年(平成23年) 29,194 14,770 [* 22]
2012年(平成24年) 29,616 15,000 [* 23]
2013年(平成25年) 29,809 15,115 [* 24]
2014年(平成26年) 29,742 15,019 [* 25]
2015年(平成27年) 30,112 15,172 [* 26]
2016年(平成28年) 30,877 15,496 [* 27]
2017年(平成29年) 31,494 15,811 [* 28]
2018年(平成30年) 31,962 16,033 [* 29]
2019年(令和元年) [東急 2]32,013 16,038 [* 30]
2020年(令和02年) [東急 3]23,296
2021年(令和03年) [東急 4]25,761
2022年(令和04年) [東急 1]27,927

駅周辺[編集]

駅高架下の商店の中に、スーパーマーケットがある。その他、商店が駅から放射状に続いている。東口は小さなロータリーとなっていて、バス停がある。

バス路線[編集]

隣の駅[編集]

東急電鉄
TY 東横線
特急・通勤特急・急行
通過
各駅停車
中目黒駅 (TY03) - 祐天寺駅 (TY04) - 学芸大学駅 (TY05)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 7月とする文献もある[4]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 東急の駅、p.44。
  2. ^ a b c d 大正出版『回想の東京急行1』pp.48 - 49。
  3. ^ a b 50年史、pp.1006 - 1007。
  4. ^ a b 50年史、p.1225。
  5. ^ 「東横線中目黒-都立大学間 立体化工事が完成」『交通新聞』交通協力会、1970年2月24日、1面。
  6. ^ a b 50年史、p.1011。
  7. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月12日閲覧 
  8. ^ 特定都市鉄道整備事業実施状況(東京急行電鉄・インターネットアーカイブ)。
  9. ^ a b 3月25日(土)に東横線・目黒線でダイヤ改正を実施 列車の増発や座席指定列車の運転開始などにより、ますます便利に!』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2017年3月2日、2頁。 オリジナルの2017年6月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170610211054/http://www.tokyu.co.jp/file/170302.pdf2020年3月9日閲覧 
  10. ^ a b 東急祐天寺駅ビルが2018年10月1日に開業します! 「住宅地×駅直結スモールオフィス×保育園」により新しい働き方を提案します』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2018年7月2日。 オリジナルの2018年9月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180916164312/http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20180702-2.pdf2020年3月9日閲覧 
  11. ^ 2013年度の鉄軌道事業設備投資計画 駅・高架橋の耐震補強やホームドア設置など、総額488億円 引き続き、安全対策に取り組みます』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2013年5月15日。 オリジナルの2013年6月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130612002509/http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/pdf/130515-1.pdf2020年5月23日閲覧 
  12. ^ 東横線標準時刻表 祐天寺駅 横浜 元町・中華街 新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  13. ^ 東横線標準時刻表 祐天寺駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  14. ^ NAVITIME.“鉄道・バス時刻表 学芸大学路線 時刻表”.東急電鉄.https://transfer.navitime.biz/tokyu/pc/diagram/TrainDiagram?stCd=00001216&rrCd=00000790&updown=0,(参照2023-05-06)
  15. ^ etomo(エトモ)祐天寺 > ショップリスト”. etomo祐天寺. 2020年5月12日閲覧。
  16. ^ 祐天寺駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月11日閲覧。
  17. ^ 区勢要覧 - 目黒区
  18. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  19. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  20. ^ a b 村上潤(東京急行電鉄鉄道事業本部運転車両部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第54巻第7号(通巻749号)、電気車研究会、2004年7月10日、28頁、ISSN 0040-4047 
  21. ^ a b c 東急バス時刻表(祐天寺駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月11日閲覧。

出典[編集]

東京都統計年鑑
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。

参考文献[編集]

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 
  • 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄株式会社、1973年4月18日。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]