熊本県庁舎

熊本県庁舎
Kumamoto Prefectural Office

左奥:警察棟、右:県庁舎本館
情報
用途 行政庁舎
主構造物 本館、新館、議会棟、警察棟
建築主 熊本県
事業主体 熊本県
管理運営 熊本県
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート構造
敷地面積 (4館合計)97,700 m2
延床面積 (4館合計)105,577 m2
階数 地上13階地下2階(本館)
竣工 1967年3月(本館・議会棟)
1997年10月(新館・警察棟)
所在地 862-0950
熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
位置 北緯32度47分23.1秒 東経130度44分29.5秒 / 北緯32.789750度 東経130.741528度 / 32.789750; 130.741528座標: 北緯32度47分23.1秒 東経130度44分29.5秒 / 北緯32.789750度 東経130.741528度 / 32.789750; 130.741528
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警察棟

熊本県庁舎(くまもとけんちょうしゃ)は、広域自治体である熊本県役所熊本県庁)が入居する庁舎。本館、別館、議会棟、警察棟の4館からなる。

概要[編集]

1967年3月に熊本市桜町から、直線距離で約4キロメート離れた現在地に移転した[1]

1997年10月に建設事業費約302億円をかけて新行政棟と警察棟が竣工した[1]

2000年1月から2002年9月まで本館の耐震改修工事を約60億円の工事費をかけて実施した[1]

歴史[編集]

1886年竣工の熊本県庁舎
  • 1871年明治4年)
    • 7月14日 - 廃藩置県により、熊本県が成立。県庁所在地は花畑邸(旧藩庁)。(現県域のうち天草郡を除き、一部の豊後の国を含む。)
    • 10月22日 - 鎮西鎮台の設置により、花畑邸は接収され、有吉邸(二の丸)に県庁を移す。
    • 11月4日 - 西海道諸県の統合が実施され、熊本県、八代県大分県にわかれる。
  • 1872年(明治5年)6月14日 - 県庁を現・ 二本木に移転。熊本県は白川県となる。
  • 1873年(明治6年)1月15日 - 八代県と白川県が合併し、白川県となる。
  • 1875年(明治8年)11月24日 - 熊本城内の古城(ふるしろ)に移転。
  • 1876年(明治9年)2月22日 - 熊本県と改称。
  • 1887年(明治20年)1月 - 新南千反畑町に移転。
  • 1945年昭和20年)7月1日 - 空襲により、庁舎を焼失。熊本市公会堂を仮庁舎として使用。
  • 1946年(昭和21年)7月 - 行幸町で新庁舎建設着工。
  • 1948年(昭和23年)9月 - 中央本館が完成。
  • 1949年(昭和24年)7月 - 議会棟が完成。
  • 1950年(昭和25年)3月 - 東・南・北の各本館が完成。
  • 1963年(昭和38年)2月 - 農政部庁舎が放火のため消失。
  • 1967年(昭和42年)3月 - 水前寺(農林省、産蚕試験場跡)に本館が完成し、移転。旧県庁跡は熊本交通センターとなった。
  • 1994年平成6年)10月 - 新庁舎建設着工。
  • 1997年(平成9年)10月 - 新庁舎が完成し、オープン。
  • 2000年(平成12年)1月 - 本館改修工事に着手。
  • 2002年(平成14年)10月 - 本館改修工事が完成。

[2]

各庁舎の概要[編集]

本館(行政棟)[編集]

  • 延床面積 - 38,592m2
  • 規模 - 地上13階地下2階
  • 竣工 - 1967年

新館(新行政棟)[編集]

  • 延床面積 - 32,475m2
  • 規模 - 地上10階地下1階
  • 竣工 - 1997年

議会棟[編集]

  • 延床面積 - 8,858m2
  • 規模 - 地上3階
  • 竣工 - 1967年・1982年
  • 熊本県議会が使用。

警察棟[編集]

  • 延床面積 - 25,652m2
  • 規模 - 地上10階地下1階
  • 竣工 - 1997年
  • 熊本県警察本部が使用。

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 「熊本県庁舎の視察」
  2. ^ 「熊本の地名」角川。熊本県庁の歴史概要(熊本県庁2011文書に記載されている)、『熊本県の歴史』第2版。

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典 43 熊本県
  • 松本寿三郎他『熊本県の歴史』第2版、山川出版社〈県史43〉、2012年。

外部リンク[編集]