国鉄テ600形貨車

国鉄テ600形貨車
基本情報
車種 鉄製有蓋車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
旧形式名 テワ1035形、テワ1056形、テワ1062形、テワ1112形、テワ1135形、他
改造年 1928年昭和3年)
改造数 126両
消滅 1965年(昭和40年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 5,502 mm - 6,554 mm
全幅 2,413 mm - 2,362 mm
全高 3,426 mm
荷重 12 t
実容積 23.1 m3 - 25.5 m3
自重 7.6 t - 8.1 t
換算両数 積車 1.6
換算両数 空車 0.8
走り装置 シュー式
車輪径 860 mm
軸距 2,743 mm - 3,048 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄テ600形貨車(こくてつテ600がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した12 t 積みの鉄製有蓋車である。

概要[編集]

1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりテワ1035形(テワ1035 - テワ1055)、テワ1056形(テワ1056 - テワ1061)、テワ1062形(テワ1062 - テワ1111)、テワ1112形(テワ1112)、テワ1135形(テワ1135 - テワ1184)、 125両はテ600形(テ600 - テ724)に形式名変更された。同車両称号規程改正では同時に12 t 積みテ1形も制定されたが、テ1形の車軸が短軸車であるのに対して本形式は長軸車である。

テワ1035形、テワ1056形、テワ1062形、テワ1112形、テワ1135形は1911年明治44年)車両称号規程により形式化され誕生した形式である。

1943年(昭和18年)5月1日に小倉鉄道が買収され、それに伴い小倉鉄道の車両1両が本形式(テ725)に編入された。

車体塗色は一色、寸法関係は、全長は5,502 mm - 6,654 mm、全幅は2,413 mm - 2,362 mm、全高は3,426 mm、実容積は23.1 m3 - 25.5 m3、自重は7.6 t - 8.1 t である。

1965年(昭和40年)に最後まで在籍した車両が廃車になり形式消滅した。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 「貨車略図 明治四十四年 鉄道院」1990年、復刻 鉄道史資料保存会
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編「日本の貨車―技術発達史―」2008年、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊