トラベルプランニングオフィス

有限会社 トラベルプランニングオフィス
Travel Pranning Office Co., ltd.
種類 有限会社
市場情報 非上場
略称 TPO
本社所在地

日本の旗 日本
150-0036
東京都渋谷区南平台町4番8号

南平台アジアマンション703号室
設立 1994年2月14日
業種 サービス業
法人番号 3011002018233 ウィキデータを編集
事業内容 旅行業
代表者 取締役 中尾一樹
資本金 2千万円
従業員数 9名以下
決算期 1月末
外部リンク https://tpo.co.jp/
特記事項:東京都知事登録旅行業第2-3332号・ANTA正会員[1]
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有限会社トラベルプランニングオフィス(Travel Planning Office/略称:TPO)は、日本の中小旅行会社(第2種)。1994年設立。主に列車の乗車券発券や貸切、格安航空券などを中心に取り扱う。代表者は中尾一樹2007年よりツアーバス事業にも参入していたが、運行に関する問題が相次ぎ、2010年までに全路線から撤退した。

概要[編集]

本社所在地は東京都渋谷区南平台町4-8 南平台アジアマンション703号室となっているが、全国旅行業協会には「東京都渋谷区代々木2-11-5-604」で登録されている。

  • 事業内容
    • 旅行業法に基づく旅行業(東京都知事登録旅行業第2種第3332号)
    • イベントの企画、立案、手配、運営。
    • 上記各号に付帯する一切の事業。

沿革[編集]

  • 1994年2月14日 - 設立。
  • 1997年2月1日 - 本店を東京都文京区大塚から渋谷区南平台町に移転。
  • 2007年6月2日 - ツアーバス「アイリスライナー」の催行開始。
  • 2007年7月2日 - アイリスライナーの撤退発表。
  • 2007年12月3日 - ツアーバス「ナイトバード大阪号」の告知開始。
  • 2007年12月22日 - ナイトバード大阪号運行開始。
  • 2008年1月12日 - ナイトバード大阪号の営業事故に伴い催行休止。
  • 2010年6月30日 - ツアーバス「Voyager Express」の告知開始。
  • 2010年8月1日 - Voyager Expressの催行中止を発表。
  • 2011年10月28日 - 全国旅行業協会より「弁済業務保証金制度の認証申出について[2]」が公告される。
  • 2012年2月9日 - 全国旅行業協会より「年会費未納に伴う退会勧告決議及び除名審議の公示」が公告される。

ツアーバス[編集]

2007年度からは横浜市の旅行代理店ジャパンイベントツアーズ(現:アリエル)と共同でツアーバスにも参入したが、運行に関する問題が相次いだことから、2010年までに全路線が撤退している。

アイリスライナー[編集]

2007年6月2日より東京駅八重洲口と鹿島神宮駅を結ぶツアーバス「アイリスライナー」の催行を開始した。競合する既存路線のかしま号(約75往復)の片道1,780円に対して1,400円の格安料金を謳った。しかし募集告知が実質的に自社ウェブサイトのみで告知期間も短かったことから利用客は伸びず、催行開始早々に中止が相次いだ。

また、募集途中で急遽鹿島サッカースタジアムへ行程を変更したことや、格安料金と謳いながらかしま号の回数券1回当りと遜色のない料金や、通常は半額となる小人に対しても大人料金を適用するなど、他のツアーバスと比較しても詰めの甘さが目立った。結果的に6月29日に再開したものの、最終的に催行されたのは同年6月2日の1往復と6月30日の一部の便のみで、7月2日をもって撤退が発表された。

なお、バス停車場所の潮来駅前は、催行前の告知では道の駅いたこだった。


  • 凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ↓↑:通過
所在地 発着地名 宇宙通信
センター経由
クラブハウス
経由A
クラブハウス
経由B
備    考
東京

鹿島
東京

鹿島
東京

鹿島
東京

鹿島
東京

鹿島
東京

鹿島
東京都 千代田区 東京駅八重洲口 ヤンマーディーゼル前
茨城県 潮来市 潮来駅
神栖市 鹿島セントラルホテル ホテル本館側国道124号沿い
鹿嶋市 住友金属 住友金属正門脇
鹿島アントラーズクラブハウス
鹿島宇宙通信センター
鹿嶋郵便局前
鹿島バスターミナル 国道51号沿い
鹿島神宮駅 チケットセンター前
鹿島バスターミナル前 国道51号沿い
鹿嶋郵便局前
鹿島アントラーズクラブハウス
住友金属 住友金属正門脇
神栖市 鹿島セントラルホテル ホテル本館側国道124号沿い

ナイトバード大阪号[編集]

2007年12月3日にウェブサイト上で急遽発表されたツアーバス。3,400円の格安料金で東京と大阪を東名高速道路伊勢湾岸自動車道名阪国道経由で結ぶと謳った。しかしアイリスライナー同様、募集告知期間が短かった。

また当初から目白駅前のバス停車場所に関し警察とトラブルになっており、2008年1月12日の東京発の催行においてはそのトラブルを起因としてバスを手配できず、かつそれを実質唯一の販売窓口であった合同会社ジャパンイベントツアーズ側に知らせず放置したという営業事故を起こしている。

なおこの日以来、現在に至るまで募集・催行とも再開されておらず、同社公式ホームページ上からも記述が削除されていることから、事実上撤退したものとみられる[誰?]

  • 凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ↓↑:通過
所在地 発着地名 直 行 有明
経由便
名古屋
経由便
昼特急
臨時便
備    考
目白

福島
目白

福島
目白

福島
目白

福島
目白

新大阪
東京都 豊島区 目白駅改札口前
江東区 東京国際展示場 コミックマーケット開催時のみ停車。
愛知県名古屋市 中区 金山駅
大阪府大阪市 淀川区 新大阪駅
中央区 JR難波駅
福島区 福島駅 改札口前→ローソン大阪福島7丁目店前

Voyager Express[編集]

2010年8月7日~8日に河口湖で開催される茅原実里の野外ライブ終了時刻に合わせ、河口湖~新宿間に片道2,500円の高速ツアーバスを運行すると発表した。しかしライブ主催者への連絡・許可を得ずに、ソーシャル・ネットワーク・サービスmixi」や他アーティストのライブ会場にて募集告知を行ったことから、同年7月30日にはライブ主催者より「ファンを狙った無許可営業のバスツアーにご注意ください」と通達される異例の事態となった[3][4]

これに対し、トラベルプランニングオフィス側は、mixiにて「今回のツアーを中止することで誰1人として得をしない」と反論して強行する姿勢を見せたが、申込者のキャンセルが相次いだことから、同年8月1日に正式に催行中止を発表した。

脚注[編集]

  1. ^ 正会員検索結果”. 全国旅行業協会. 2017年1月3日閲覧。
  2. ^ 弁済業務保証金制度の認証申出について” (PDF). 全国旅行業協会. 2011年11月17日閲覧。
  3. ^ Minori Chihara Live 2010 "SUMMER CAMP 2""ご来場のお客様へファンを狙った無許可営業のバスツアーにご注意下さい” (PDF). イベント公式サイト. 2010年7月31日閲覧。
  4. ^ 茅原実里ファンを狙った無許可営業のバスツアーに注意」”. おた☆スケ. 2010年7月31日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]