スマートバス停

スマートバス停(スマートバスてい)は、液晶ディスプレイ電子ペーパー等を備えたバス停留所に対し、一部事業者が用いている呼称。時刻表交換を自動化したり、バス運行状況を表示できるようにしたものがある。

概要[編集]

YE DIGITAL西鉄エム・テックが「スマートバス停」の呼称で、2017年10月の北九州市内での実証実験以降、全国各地に導入を進めている[1]

また、電子ペーパーを用いたものとしては、みちのりホールディングスナビタイムジャパン凸版印刷などが2018年に会津若松市内で行った実証実験が国内初といわれ、これも「スマートバス停」の呼称が用いられた[2]

バス停留所のスマート化では電源の確保が課題となる[3]。そのためスマートバス停では省電力な反射型液晶[3][4]や電子ペーパー[5]が多く使用される。また電子ペーパーを使用して交換可能なデジタル広告を掲示し、広告料をバス事業者の収益に当てるものもある[5]

主な導入バス会社[編集]

大規模に導入したバス会社には以下が存在する:

脚注[編集]

  1. ^ “西鉄グループ、YEデジタルと連携 スマートバス停で”. 日本経済新聞. (2019年12月10日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53180330Q9A211C1LX0000/ 
  2. ^ “ナビタイムなど6社、次世代スマートバス停の実証実験を開始 国内初”. Response. (2018年2月13日). https://response.jp/article/2018/02/13/305984.html 
  3. ^ a b “バス停のスマート化に超低消費電力で貢献、JDIが最新ディスプレー展示”. 日経BP. (2018年12月12日). https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/01411/ 
  4. ^ “シャープ、「スマートバス停」を製品化。反射型カラーIGZO液晶ディズプレイで日中も高い視認性”. インプレス. (2020年12月14日). https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1295057.html 
  5. ^ a b “「無給電対応のスマートバス停」発売 時刻表貼り替え解消へ デジタル広告で収益化”. 乗りものニュース. (2020年12月14日). https://trafficnews.jp/post/102858 
  6. ^ “北九州空港エアポートバス、全バス停がスマートバス停に”. Response.. (2021年3月20日). https://response.jp/article/2021/03/20/344149.html 

関連項目[編集]