FC KOREA
FC KOREA | |
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原語表記 | FC KOREA |
呼称 | FC KOREA |
クラブカラー | 赤 白 青 |
創設年 | 2002年 |
所属リーグ | 東京都社会人サッカーリーグ |
所属ディビジョン | 2部3ブロック |
ホームタウン | 東京都 |
ホームスタジアム | 赤羽スポーツの森公園競技場他 |
代表者 | 李清敬 |
監督 | 尹星二 |
公式サイト | 公式サイト |
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FC KOREA (えふしーコリア) は、東京都を本拠地とする社会人のサッカークラブである。
概要
[編集]選手は在日韓国・朝鮮人が中心となっている。カタルーニャのFCバルセロナやバスクのアスレティック・ビルバオのように「民族のクラブ」として在日コリアンが誇りを持てるクラブを目指している[1]。
2016年から選手の国籍を不問とし、在日コリアン以外の選手にも広く門戸を開いた[2][3]が、2019年より「在日コリアンによる、在日コリアンの為の、コリアンのサッカークラブ」という理念に立ち返り、現在は在日コリアンの選手スタッフのみで構成されている[4]。
歴史
[編集]- 2001年 - 2001年1月18日に行われた日本サッカー協会「平成12年度第10回理事会」にて、準加盟チームの全国大会参加が承認された。この決定により、準加盟チームは日本フットボールリーグ (JFL) まで昇格することが可能となった(天皇杯全日本サッカー選手権大会の本大会は参加不可)。
- 2002年 - 首都圏在住の在日コリアンと東京朝鮮蹴球団の主要メンバーにより、「FC KOREA」創立[1]。在日朝鮮蹴球団の参戦権を引き継ぎ、東京都社会人サッカーリーグ1部に参入する。
- 2004年 - 運営団体として「NPO法人コリアスポーツクラブ」を設立[1]。
- 2006年 - 都リーグ1部で2位に入賞し、「第40回関東社会人サッカー大会」へ初出場。
- 2007年 - 都リーグ1部で優勝。同年11月に行われた「第41回関東社会人サッカー大会」にて準優勝。翌年度より関東リーグ2部に昇格。日本サッカー協会に登録する準加盟チームとしては、初の地域リーグ昇格。
- 2008年 - 関東2部リーグ準優勝。翌年度より1部昇格。
- 2009年 - 日本サッカー協会に登録する準加盟チームとしては、初めて全国社会人サッカー選手権大会へ出場。ベスト16。
- 2012年 - 第48回全国社会人サッカー選手権大会で優勝[5]。第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会はグループリーグで敗退。
- 2013年 - 関東リーグ1部で初優勝。第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会はグループリーグ敗退。
- 2014年 - 第50回全国社会人サッカー選手権大会は2回戦で敗退。
- 2016年 - アブハジアで開催されたConIFAワールドフットボール・カップにUnited Koreans in Japanとして参加。12チーム中7位に終わる[6]。
- 2017年 - 関東2部で6位7位と勝点で並びながら得失点差で8位となり、例年であれば次年度2部残留となるところであったが、JFLからブリオベッカ浦安、栃木ウーヴァFCの2クラブが次年度関東1部に降格することとなったため、玉突き式に押し出される形で2部8位の同クラブが関東社会人サッカー大会優勝チームとの入替戦に回ることとなり、入替戦でアイデンティみらいと対戦、0-2で敗れたことにより、2018年度東京都社会人サッカーリーグ1部に降格することとなった。
- 2018年 - 東京都社会人サッカーリーグ16チーム中15位に終わり、2部へ降格した。
成績
[編集]年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 監督 |
2002 | 東京都1部 | 10位 | 15 | 14 | 4 | 3 | 7 | 22 | 38 | -16 | 李清敬 |
2003 | 11位 | 11 | 13 | 2 | 5 | 6 | 17 | 30 | -13 | ||
2004 | 7位 | 17 | 13 | 5 | 2 | 6 | 29 | 24 | 5 | ||
2005 | 4位 | 25 | 13 | 7 | 4 | 2 | 40 | 22 | 18 | 申在範 | |
2006 | 2位 | 29 | 13 | 9 | 2 | 2 | 50 | 22 | 28 | 高武司 | |
2007 | 優勝 | 38 | 14 | 12 | 2 | 0 | 49 | 14 | 35 | 李清敬 | |
2008 | 関東2部 | 2位 | 30 | 14 | 10 | 0 | 4 | 41 | 25 | 16 | |
2009 | 関東1部 | 6位 | 13 | 14 | 4 | 1 | 9 | 20 | 38 | -18 | |
2010 | 3位 | 22 | 14 | 7 | 1 | 6 | 25 | 20 | 5 | ||
2011 | 4位 | 22 | 14 | 7 | 1 | 6 | 25 | 22 | 3 | ||
2012 | 7位 | 20 | 18 | 6 | 2 | 10 | 28 | 34 | -6 | 黄永宗 | |
2013 | 優勝 | 40 | 18 | 12 | 4 | 2 | 31 | 14 | 17 | ||
2014 | 4位 | 28 | 18 | 8 | 4 | 6 | 37 | 27 | 10 | ||
2015 | 5位 | 31 | 18 | 10 | 1 | 7 | 24 | 26 | -2 | ||
2016 | 10位 | 3 | 18 | 1 | 0 | 17 | 14 | 51 | -37 | 李清敬 | |
2017 | 関東2部 | 8位 | 23 | 18 | 6 | 5 | 7 | 18 | 21 | -3 | 吉岡大介 |
2018 | 東京都1部 | 15位 | 8 | 18 | 2 | 2 | 11 | 18 | 38 | -20 | 李清敬 |
2019 | 東京都2部1ブロック | 3位 | 33 | 13 | 11 | 0 | 2 | 40 | 6 | 34 | 尹星二 |
2020 | 6位 | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 7 | 6 | 1 | ||
2021 | 東京都2部3ブロック | 9位 | 19 | 13[7] | 5 | 4 | 4 | 15 | 11 | 4 | |
2022 | 東京都2部2ブロック | 3位 | 38 | 15 | 12 | 2 | 1 | 65 | 11 | 54 | |
2023 | 東京都2部3ブロック | 4位 | 24 | 14 | 7 | 3 | 4 | 24 | 15 | 9 | |
2024 | 東京都2部 | 位 |
タイトル
[編集]リーグ戦
[編集]- 関東サッカーリーグ1部:1回
- 2013年
カップ戦
[編集]- 全国社会人サッカー選手権大会:1回
- 2012年
所属選手・スタッフ
[編集]- 2022年
スタッフ
[編集]役職 | 氏名 | 前職 | 備考 |
監督 | 尹星二 | FC KOREA 選手 | |
コーチ | 洪泰日 | FC KOREA マネージャー |
選手
[編集]Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | 李勇真 | 東京朝鮮高級学校 | |
12 | 陳裕英 | 東京朝鮮高級学校 | ||
19 | 曺太一 | 朝鮮大学校 | ||
DF | 3 | 慎鏞紀 | 朝鮮大学校 | |
13 | 金舜志 | 朝鮮大学校 | ||
17 | 崔希正 | Cobaltore女川 | ||
20 | 鄭晃二 | 神戸朝鮮高級学校 | ||
MF | 4 | 許瑛俊 | クーメラ・コルツSC | |
5 | 梁碩柱 | 朝鮮大学校 | ||
6 | 文寿賢 | 朝鮮大学校 | ||
7 | 高志煌 | FC徳島 | ||
8 | 金成鎬 | 朝鮮大学校 | ||
11 | 金太洙 | 朝鮮大学校 | ||
14 | 李東俊 | アローレ八王子 | ||
18 | 慎鏞柱 | 朝鮮大学校 | ||
21 | 朴世訓 | 立命館大学 | ||
FW | 9 | 金慎吾 | 朝鮮大学校 | |
10 | 崔鉉奎 | 房総ローヴァーズ木更津FC | ||
19 | 金弘淵 | ヴァンラーレ八戸 |
歴代所属選手
[編集]ユニフォーム
[編集]
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クラブカラー
[編集]- 赤、 白、 青
ユニフォームスポンサー
[編集]掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | ダイト | Daito | ||
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鎖骨 | なし | - | - | |
背中上部 | スペースジョイ | SPACE JOY | 2019年5月 - | |
背中下部 | なし | - | - | |
袖 | 炭火焼ホルモンぐう | 炭火焼ホルモンぐう | 2020年 - | |
パンツ前面 | なし | - | - | |
パンツ背面 | なし | - | - |
サプライヤー遍歴
[編集]- - 2005年 hummel
- 2006年 Mizuno
- 2007年 LEGEA
- 2008年 - 2010年 adidas
- 2011年 hummel
- 2012年 LEGEA
- 2013年 unity
- 2014年 - 2015年 libery(リベリ商会)
- 2016年 adidas
- 2017年 - 2019年4月 LIBERDADE
- 2019年5月 - gol.
歴代ユニフォームスポンサー年表
[編集]年度 | 胸 | 鎖骨左 | 鎖骨右 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | サプライヤー |
2005 | Daito | - | - | - | - | - | - | hummel | |
2006 | Mizuno | ||||||||
2007 | LEGEA | ||||||||
2008 | Seiwa | adidas | |||||||
2009 | |||||||||
2010 | |||||||||
2011 | 韓国語 マンツーマンatCafe | 吾照里 -OJORI- 오조리 | hummel | ||||||
2012 | - | LEGEA | |||||||
2013 | unity | ||||||||
2014 | libery | ||||||||
2015 | CORE PROJECT | ||||||||
2016 | Athlete Osteopathic Clinic | adidas | |||||||
2017 | LIBERDADE | ||||||||
2018 | |||||||||
2019 | CORE PROJECT/ SPACE JOY | LIBERDADE/ gol. | |||||||
2020 | SPACE JOY | 炭火焼ホルモンぐう | gol. | ||||||
2021 | |||||||||
2022 |
脚注
[編集]- ^ a b c “★ クラブ プロフィール ★”. FC KOREA. 2022年3月30日閲覧。
- ^ “クラブ沿革”. FC KOREA. 2017年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月19日閲覧。
- ^ 2015年以前も日本人(大和民族)選手の所属を拒絶していたわけではない。そのため、チーム内では極めて例外的ながら、『門戸開放』以前にも日本人である岩間雄大らが所属していた時期もあった。
- ^ “今シーズンこのメンバーで昇格目指して戦います❗️ 応援の程よろしくお願いします🤲”. FC KOREA (2022年3月10日). 2022年3月30日閲覧。
- ^ “Match No.32 |第48回全国社会人サッカー選手権大会”. 日本サッカー協会 (2012年10月17日). 2012年10月17日閲覧。
- ^ United Koreans in Japan – CONIFA(英語によるチーム紹介)また、木村(2016)に言及あり。
- ^ 14試合が行われる予定だったが、最終節JAL FC戦が中止となったままシーズンが終了した。
関連文献
[編集]- 木村元彦『橋を架ける者たち』〈集英社新書〉2016年。ISBN 978-4-08-720849-8。