Animelo Summer Live

Animelo Summer Live
2008年より本会場として使用されている さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市中央区)
2008年より本会場として使用されている
さいたまスーパーアリーナ
埼玉県さいたま市中央区
概要
通称・略称 アニサマ、ASL
開催時期 8月最終週末-9月初旬
初回開催 2005年7月10日
最終開催 2023年8月25日-27日
会場 さいたまスーパーアリーナ(2008-)
旧会場 国立代々木競技場第一体育館(2005)
日本武道館(2006-2007)
主催 ドワンゴ・文化放送・BS11
協賛 dアニメストア・ELF-IN・バンタンABEMAMAGES.ルミカ
運営 アニサマプロジェクト実行委員会
プロデューサー 太田豊紀(エグゼクティブ)、齋藤光二(ゼネラル)
ジャンル アニメソングゲームミュージック特撮ソング
来場者数 約6万5000人(2023年)
外部リンク
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Animelo Summer Live(アニメロサマーライブ)は、ドワンゴ文化放送が主催する世界最大のアニメソングのライブイベント。2005年より毎年夏に開催されている。通称は「アニサマ」。

概要・背景[編集]

ドワンゴが携帯電話向けアニメソングコンテンツ配信サイト「アニメロミックス」での着うた配信に向けて、原盤権許諾をアニメソングメーカーから得る為のプロモーションイベントとしてアニメソング専門の音楽フェスティバルを計画し、2004年にアニメロミックスのCMソングを担当した奥井雅美が協力を快諾しその他井上俊次影山ヒロノブ三嶋章夫矢吹俊郎らの協力を取り付け2005年に開始[1]

出演者はいわゆるアニソン歌手や声優(歌手活動または特定作品関連のキャラクターソングを歌ういわゆる声優ユニットなど)が中心で、レコード会社やレーベルの枠を超えて多数出演している。ライブで歌う曲はアニメソングだけでなく、ゲームや特撮の曲、オリジナル曲も含まれている。また、毎年ライブ参加アーティストの一部のメンバー名義によるライブ用のテーマソングを作成している。

異なるレーベルに所属しているアーティストのセッションが目玉の一つとなっており、特に毎回ライブの1曲目は複数アーティストによるセッションから始まることが恒例になっている(2012年の2日目・2014年の1日目・2017年の1日目・2021年の1日目・2023年の3日目は除く)。2007年までは奥井雅美と女性アーティスト一名がデュエットするのが定番であった。

アニメソングを歌う一般アーティストも出場しており、愛内里菜m.o.v.eAAA中川翔子大槻ケンヂGACKTももいろクローバーZ氷川きよし鈴木雅之島津亜矢なども出演している。前述のように様々なレーベルに所属するアーティストのライブのため、映像化の際には版権や契約などの都合上カットされる曲が存在する場合がある。なお、2005年のみ映像化がされなかった。

2010年から事前公表されていないアーティストのサプライズでの参加も活発になって来ている。また、2011年のT.M.Revolutionのように、協力や後援に参加していない音楽レーベルの契約アーティストの参加の手段として使われる場合もある。

演奏は生演奏が基本であり、自分のバンドやダンサーを持っている出演者は一緒に出演することが多い。またバンドを持っていない出演者の曲は毎年選ばれる「アニサマバンド」が演奏することが多いが、2014年頃からは音源再生になっているアーティストもいる。

ライブ当日はさいたまスーパーアリーナの前にひろがるけやきひろばにてアニソンアーティストやアニメ関係者によるイベント、飲食物の出店などが行われている。

2010年のアニサマGIRLS NIGHTを皮切りに、派生イベントも多数行われている。

同種のイベントにアニマックスブロードキャスト・ジャパンが主催するANIMAX MUSIX(AMX)があるが、2014-15年度開催分のAMXに当時MAGES.が運営していたanimeloLIVE!が協賛していたり、以前、当イベントにアニマックスが後援していたことがあるなどの関係がある。その一方で、当イベントは基本的に国内では関東地方でのみの開催なのに対して、AMXは関西地方でも一時定期的に開催が行われた[注 1]など相違点も存在する。

主催者について[編集]

2023年現在、ドワンゴ・文化放送・BS11による共催という形となっている。ドワンゴ(グループ)と文化放送(グループ)は当初から主催者となっているが、ドワンゴサイドの実際に企画する企業が幾度となく再編されており、経緯を以下に示す。

2005年 - 2009年
「ドワンゴと文化放送」の共催として開催されている。
2010年
ドワンゴから同社の完全子会社であった「ドワンゴ プランニング アンド ディベロップメント」(以下、DPD)に移管されることとなり、「DPDと文化放送」の共催として発表された。しかし発表後から開催までの間にDPDがドワンゴ・文化放送の合弁会社であるAG-ONEに吸収合併され、結果「AG-ONEと文化放送」として主催され、「(ドワンゴ+文化放送)と文化放送」という状態であり(資本ベースでは)バランスが文化放送寄りになった。
2011年
2010年から引き続き「AG-ONEと文化放送」の共催として発表された後に、AG-ONEが関連会社であると同時に後援者のひとつでもあった5pb.と合併、MAGES.となり、主催も「MAGES.と文化放送」となった。
なお、後援の5pb.もMAGES.名義に置き換えたため、同社が主催と後援両方にクレジットされるという状態になっていた。
2012年・2013年
2011年から引き続き「MAGES.と文化放送」の共催として発表された。またブランドとしての5pb.が後援としてクレジットされた。
なお、余談であるが、当ライブにて社名ではなくブランド名をクレジットする後援者は、ワーナー・ホーム・ビデオ(ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社)、DIVE II entertainment(エイベックス・ピクチャーズ株式会社)といった例がある。
2014年 - 2017年
2013年12月にMAGES.から文化放送が資本を引き上げ、ドワンゴが完全子会社としたことで、「ドワンゴと文化放送」という形・バランスが再び整うこととなった。
2018年
前年までのMAGES.と文化放送に加え、BSフジが新たに主催となり、3社共同主催に変わる。
これまでアニマックスキッズステーションなどのアニメ専門チャンネル、あるいはテレビ神奈川スカパー!などのテレビ放送事業者が後援に加わっていたことはあったが、テレビ放送事業者が主催に加わるのは初の事例となる。
2019年
MAGES.のアニサマ運営事業が、ドワンゴへ吸収分割されることとなり、2010年以来、9年ぶりにドワンゴ本体が直接ドワンゴ側の主催者となることが明らかとなった(ただし、公式サイトの開催概要では主催者の欄は「文化放送 他」のままであった)。
2020年 - 2021年
正式に「ドワンゴと文化放送(及び子会社の文化放送開発センター)」共催の形に戻り開催される予定だったが新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催中止し2021年に順延。改めての開催となる2021年には日本BS放送(BS11)が主催に加わる。また協賛社のひとつとしてMAGES.がクレジットされている。

開催規模[編集]

派生ライブは除く。2008年以降の出演者・来場者数は延べ人数。

開催年 会場 出演者数 来場者数 開催日数
2005年 国立代々木競技場
第一体育館
14組21名 約1万人 1日
2006年 日本武道館 15組29名
2007年 17組28名 約1万2000人
2008年 さいたまスーパーアリーナ
メインアリーナモード
31組65名 約3万6000人 2日間
2009年 さいたまスーパーアリーナ
スタジアムモード
37組54名 約5万人
2010年 33組53名
2011年 32組65名 約5万3500人
2012年 40組78名 約5万4000人
2013年 62組134名 約8万1000人 3日間
2014年 56組132名
2015年 61組139名
2016年 65組129名
2017年 54組140名
2018年 59組136名
2019年 59組141名 約8万4000人
2020年 開催中止
2021年 さいたまスーパーアリーナ
スタジアムモード
57組125名 約1万5000人 3日間
2022年 56組144名 約6万人
2023年 62組127名 約6万5000人
2024年

2005年[編集]

2006年[編集]

2007年[編集]

  • タイトル:Animelo Summer Live 2007 Generation-A
  • 開催日:2007年7月7日
  • 会場:日本武道館

2008年[編集]

2009年[編集]

2010年[編集]

Animelo Summer Live 2010 -evolution-[編集]

アニサマ GIRLS NIGHT[編集]

2011年[編集]

Anisama in Shanghai -Only One-[編集]

Animelo Summer Live 2011 -rainbow-[編集]

2012年[編集]

SUPER GAMESONG LIVE 2012 -NEW GAME-[編集]

Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-[編集]

Anisama in Shanghai 2012 〜 Next Stage 〜[編集]

2013年[編集]

Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-[編集]

ANISAMA WORLD 2013 in Tokyo[編集]

2014年[編集]

ANISAMA WORLD 2014 in Taipei[編集]

  • タイトル:animate Presents ANISAMA WORLD 2014 in Taipei supported by GOOD SMILE COMPANY
  • 開催日:2014年3月28日
  • 会場:Legacy Taipei

Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-[編集]

Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-3日目の終演時に発表された[11]

ANISAMA WORLD 2014 in Saitama[編集]

  • タイトル:ANISAMA WORLD 2014 in Saitama
  • 開催日:2014年10月12日
  • 会場:大宮ソニックシティ 大ホール
  • 主催:埼玉県、公益財団法人埼玉県産業文化センター、MAGES.、文化放送
  • 企画:アニサマプロジェクト実行委員会
  • 製作協力:FIRE WORKS

2015年[編集]

2016年[編集]

2017年[編集]

2018年[編集]

  • タイトル:Animelo Summer Live 2018 "OK!"
  • 開催日:2018年8月24日、8月25日、8月26日
  • 会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
  • 主催:MAGES.、文化放送、BSフジ
  • 協賛:ANiUTa、グッドスマイルカンパニー、LIVE DAM STADIUM
  • 後援:埼玉県、KADOKAWA、キングレコード、ZERO-A、ソニー・ミュージックエンタテインメント、DIVE II entertainment、日本コロムビア、バンダイナムコエンターテインメント、5pb.Records、フライングドッグ、ブシロードミュージック、ポニーキャニオン、バンダイナムコアーツ(ランティス)
  • 協力:さいたまスーパーアリーナ、セブン-イレブン・ジャパン、ぴあ

2019年[編集]

アニサマワールド in ニコニコ超会議2019[編集]