超ドラゴンボールZ

超ドラゴンボールZ
ジャンル 3D対戦型格闘ゲーム
対応機種 SYSTEM256
PlayStation 2
開発元 クラフトアンドマイスターアリカ
発売元 バンプレスト(アーケード)
バンダイナムコゲームス・バンダイレーベル(PS2)
人数 1 - 2人(対戦)
メディア DVD-ROM
発売日 2005年12月22日(アーケード)
2006年7月27日(PS2)
対象年齢 CERO:A
デバイス AC…専用ICカード対応
PS2…メモリーカード110KB以上
売上本数 約22万本[1]
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超ドラゴンボールZ』(スーパードラゴンボールゼット、超DRAGON BALL Z)は、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボールZ』を原作とした3D対戦型格闘ゲームである。

バンプレストよりアーケードゲームとして2005年9月ごろよりロケテストやイベントでの発表があり、2006年1月ごろより正式稼動開始。2006年6月29日にはバンダイナムコゲームス・バンダイレーベルより追加要素・改良を加えた移植版がPlayStation 2で発売された。

概要[編集]

対戦を重ねて経験値を蓄積し、一定値以上になると新たなスキルを覚え、技の追加や攻撃力アップといったカスタマイズができるのが特徴。また、対戦で勝つごとにドラゴンボールを入手でき、これを7つ集めることでもカスタマイズできる。アーケード版ではデータを保存するキャラクターカードを購入して記録するが『バーチャファイター4』『鉄拳5』が勝敗数・称号・コスチュームを記録するだけだったのに対し、本作ではキャラクターの性能そのものが変化するのが特徴。なお、PS2版では1枚のメモリーカードに30キャラクター分のデータを記録できる。

カプコンで『ストリートファイターシリーズ』を開発していた船水紀孝西谷亮をスタッフに迎えたため『ストリートファイターII』の操作感で『鉄拳シリーズ』に近い3Dフィールドでの格闘アクションができるという触れ込みだが、実際の操作感覚はその二つのどちらとも大きく異なる。操作方法は『ストリートファイターII』などに準ずるが、ガードやジャンプをボタンで行うなど本作独自の基本操作もある。登場するキャラクター数はアーケード版が12人、PS2版が18人。

ゲーム内容[編集]

(家庭用)

オリジナル
アーケードと同じようにCPUと順番に戦っていく。2P側のスタートボタンを押せば乱入も可能。
バーサス
好きなキャラクターを選んで対戦。
1PVSCOM
1PVS2P
COMVSCOM
Zサバイバー
10連続で敵と闘う。体力ゲージは1本のみかつ1本勝負。戦闘に勝っても体力は回復しないがルーレットで体力回復やドラゴンボール入手などが行える。
トレーニング
好きなキャラクターを相手に練習可能。
カスタマイズ
キャラクターカードの作成が可能。能力アップアイテム、武器や新技(スキル)などセットできる(アーケードでは利用不可)。
神龍召喚
ドラゴンボールを7つ集めると、スキルの継承、新カラー、新コスチュームの入手、新キャラクター、新ステージの解放などさまざまな願いをかなえてくれる。
オプション
難易度、コントローラのボタン配置などの設定ができる。

登場キャラクター[編集]

括弧内の数字はスキルを覚えられる順番を表す。同じ番号のスキルを同時に覚えることはできない。1-1、1-2とある場合は、1-1を覚えた場合のみ1-2を覚えることができる。1-1、1'-1とある場合は、同時に覚えられない。

アーケード登場キャラクター[編集]

(カッコ内に全パターン)

孫悟空
スタンダードで使いやすいキャラクター。通常は山吹色の道着だが、特殊コスチュームでヤードラット星の服もある。
ベジータ
気弾の連射が得意なキャラクター。通常は人造人間編で着ていた戦闘服だが、特殊コスチュームでサイヤ人編の戦闘服もある。
クリリン
気を操る技に長けた技巧派のキャラクター。通常は亀仙流の道着だが、特殊コスチュームでナメック星に行く時の私服もある。
ピッコロ
腕が伸びるため通常攻撃のリーチが長い。
孫悟飯
超必殺技で超サイヤ人(スパークは無いが超サイヤ人2のグラフィック)に変身することもできる。
フリーザ
最終形態で登場。特殊セリフとして仙豆で回復する際に「今のはいたかった……いたかったぞーーっ!!!」と発する。
トランクス
剣などによる接近戦を得意とするが、リーチが短い。
人造人間18号
人造人間17号
人造人間16号
セル
完全体で登場。アーケードモードでは最終ボスとして登場する。
チチ
牛魔王の娘。芭蕉扇や如意棒を使う。舞空術の代わりに筋斗雲に乗る。外見は天下一武道会出場時の姿で、服装も通常はその武道家時代に着ていたチャイナ風の道着だが、特殊コスチュームで幼少期に着ていたビキニ風の戦闘服もある。

※人造人間17号とチチはアーケードではタイムリリースにより使用可能。

家庭用での追加キャラクター[編集]

上記に追加

魔人ブウ
無邪気(太っている方)の魔人ブウ。
メカフリーザ
ナメック星で敗北した後、失った肉体をサイボーグ化したフリーザ。原作の姿をベースにしつつも背部に大型武器を背負っており、スキル選択次第では実際に武器で攻撃することが可能。
ピッコロ大魔王
ピッコロの父親で、息子と同じ技も使いつつ威力が異なる攻撃やピッコロが使用しない技も持つ。
孫悟飯(青年期)
界王神界で入手したゼットソードと幼年期時代にピッコロから譲り受けた短剣を装備した悟飯。ゼットソードを実際に武器として使用しているのが特徴。また、老界王神の潜在能力解放を受けた後なので超サイヤ人には変身しない。
魔人ベジータ
バビディの術にかかり潜在能力を引き出されたベジータ。
ビーデル
悟飯との修行の後、天下一武道会に参加した時のビーデル。通常はショートカットだが、特殊コスチュームでロングヘアーのビーデルも使用可能。

※魔人ブウはデフォルトで使用可能、他の5人は条件を満たした後に神龍召喚で使用可能。

その他の登場人物(PlayStation 2のみ)[編集]

主題歌[編集]

CHA-LA HEAD-CHA-LA(2005 ver.)」(作詞:森雪之丞、作曲:清岡千穂、編曲:山本健司、歌:影山ヒロノブ

予約特典[編集]

アーケード用キャラクターカード

イベント[編集]

超ドラゴンボールZ大会
2005年12月17日、18日にジャンプフェスタ2006のバンプレストブースにて本作の大会が開催された。イベントでは本作のゲーム大会に影山ヒロノブのライブなどが行われた[2]

脚注[編集]

  1. ^ Vジャンプ編集部編「DRAGON BALL スーパーデータ DRAGON BALL VIDEO GAME DATA」『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社、平成28年(2016年)1月26日、ISBN 978-4-08-792505-0、216頁。
  2. ^ ジャンプフェスタ2006「超ドラゴンボールZ」大会イベント開催決定!!”. バンダイナムコエンターテインメント (2005年11月29日). 2019年3月4日閲覧。

外部リンク[編集]