徳陽市

中華人民共和国 四川省 徳陽市
三星堆博物館
三星堆博物館
三星堆博物館
四川省中の徳陽市の位置
四川省中の徳陽市の位置
四川省中の徳陽市の位置
中心座標 北緯31度08分 東経104度24分 / 北緯31.133度 東経104.400度 / 31.133; 104.400
簡体字 德阳
繁体字 德陽
拼音 Déyáng
カタカナ転写 ドゥーヤン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
四川
行政級別 地級市
面積
総面積 5,818 km²
人口
総人口(2005) 381 万人
経済
電話番号 0838
郵便番号 618000
ナンバープレート 川F
行政区画代碼 510600
公式ウェブサイト http://www.deyang.gov.cn/

徳陽市(とくよう-し)は、中華人民共和国四川省に位置する地級市。市域内の広漢市からは、長江文明の重要な遺跡・三星堆遺跡が発見されている。

地理[編集]

徳陽市は四川盆地の西北部に位置する。

長江上流の支流の沱江(だこう)流域にある。東北には綿陽市、東南には遂寧市資陽市、西南には省都の成都市、西にはアバ州が接する。省都の成都までは50kmあまり、成都付近の観光の目的地であり中継点である。西北部には九頂山脈の険しい高山がそびえ、中部には平原が広がり、東南部は丘陵地となっている。亜熱帯気候に属し、四季の区別ははっきりとし、雨量は多く、年降雨量は1,000mm前後に達する。年平均気温は15.7-16.7℃。

歴史[編集]

主要な出身者には後漢から三国時代の武将の秦宓(綿竹出身)、清朝の文学者の李調元、戊戌の変法を推進した官僚の楊鋭(綿竹出身)らがいる。

2008年5月19日に発生した四川大地震では綿陽市に次いで大きな被害を出した。

経済[編集]

成徳綿ハイテク産業地帯(成都市・徳陽市・綿陽市)に属し、省都の成都市と研究科学都市・綿陽市に挟まれている。徳陽市は中国の重機械・動力設備製造、リン酸化学工業の重要な集積地である。重機製造企業のうち主要三大企業は、中国二重、東方電機廠、東方汽輪機廠の三つ。

徳陽市の市区の経済力より、むしろ市域内の県級市である綿竹市什邡市広漢市のほうが生産力が高い。

銘酒の剣南春は綿竹市で生産される。徳陽の名産品には、世界的に著名な民衆絵画の綿竹年画のほか、徳陽醤油、黄許松花皮蛋、什邡板鴨、羅江豆鶏、中江掛麺などがある。

行政区画[編集]

2市轄区・3県級市・1県を管轄下に置く。

徳陽市の地図

年表[編集]

この節の出典[1][2]

  • 1983年8月18日 - 四川省綿陽地区徳陽県の一部が分立し、徳陽市が発足。(1市5県)
  • 1983年9月12日 - 市中区を設置。(1区4県)
    • 徳陽県が市中区に編入。
  • 1983年12月27日 - 綿竹県の一部が市中区に編入。(1区4県)
  • 1988年2月24日 - 広漢県が市制施行し、広漢市となる。(1区1市3県)
  • 1988年11月14日 - 市中区の一部が綿竹県に編入。(1区1市3県)
  • 1995年10月27日 - 什邡県が市制施行し、什邡市となる。(1区2市2県)
  • 1996年8月3日 - 市中区が分割され、旌陽区羅江県が発足。(1区2市3県)
  • 1996年10月8日 - 綿竹県が市制施行し、綿竹市となる。(1区3市2県)
  • 2017年7月18日 - 羅江県が区制施行し、羅江区となる。(2区3市1県)

観光[編集]

  • 東湖山公園
  • 徳陽石刻公園
  • 旌湖文化景観長廊
  • 徳陽文廟
  • 三星堆博物館、金雁湖公園(広漢市)
  • 紫岩山、雲湖森林公園(綿竹市)
  • 鎣華山(什邡市)
  • 宝峰山森林公園(羅江県)
  • 黄継光紀念館(中江県)

交通[編集]

健康・医療・衛生[編集]

  • 徳陽市人民医院、徳陽市第五人民医院、羅江区人民医院、羅江区第二人民医院
  • 広漢市人民医院、広漢市第三人民医院、広漢市中医院、什邡市人民医院、什邡市第四人民医院
  • 綿竹市人民医院、綿竹市人民医院分院、中江県人民医院、中江県紅十字医院

友好都市[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]