北愛国駅

北愛国駅
きたあいこく
Kita-Aikoku
依田 (2.6 km)
(4.3 km) 愛国
所在地 北海道帯広市愛国町
北緯42度52分15.9秒 東経143度13分2秒 / 北緯42.871083度 東経143.21722度 / 42.871083; 143.21722座標: 北緯42度52分15.9秒 東経143度13分2秒 / 北緯42.871083度 東経143.21722度 / 42.871083; 143.21722
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 広尾線
キロ程 6.7 km(帯広起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
10人/日
-1981年-
開業年月日 1953年昭和28年)11月15日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)2月2日[1]
備考 広尾線廃線に伴い廃駅
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1977年の北愛国駅と周囲約500m範囲。下が広尾方面。石組み土盛の単式ホームは東側(広尾に向かって左側)にあって、切妻が横へ向いた古い待合室が白く見える。待合室は後年、切妻が縦に向いた形の物に建て替えられている。駅裏の広場に見える赤い屋根の建物が北愛国会館で、裏からホームへ線路を横切る踏み跡が見える。周囲は依田駅同様、農家の点在する畑作地帯。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

北愛国駅(きたあいこくえき)は、北海道十勝支庁帯広市愛国町にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)広尾線廃駅)である。事務管理コードは▲111502[2]

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

愛国駅の北に位置することから[3]

駅構造[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(広尾方面に向かって左手側)に存在した。また、転轍機を持たない棒線駅となっていた[4]

開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム中央部分に待合所を有した[4]簡易委託駅として、乗車券の販売が行われていた時期もあった(1981年(昭和56年)12月発行の乗車券が確認されている[5])。

利用状況[編集]

1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は10人[4]

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

代替バスは道路事情の関係で帯広 - 依田 - 北愛国 - 愛国の別系統が設定されたが、路線統合を経て2006年(平成18年)9月をもって廃止された。現在はスクールバスに準じた愛国・大正方面行のみが運行される。

駅跡[編集]

駅跡地には、現在、バスの待合所が建っている。1999年(平成11年)時点では北愛国会館の脇に「広尾線北愛国駅跡地」と記載された小さな標柱が設置されていた[7]が、2010年(平成22年)時点では撤去されていた[8]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
広尾線
依田駅 - 北愛国駅 - 愛国駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、890頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、141頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)138ページより。
  5. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)20ページより。
  6. ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)13ページより。
  7. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVI』(JTBパブリッシング1999年3月発行)38ページより。
  8. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)86ページより。

関連項目[編集]