ペリケイロメネー

ペリケイロメネー』(: Περικειρομένη, Perikeiromenē)は、古代ギリシアの作家メナンドロスによるギリシア喜劇の1つ。『髪を切られる女[1]、『髪を切られた女[2]等とも。

軍人ポレモーンと愛人グリュケラー、その彼女に惚れている生き別れの双子の兄であるモスキオーン、そんな兄妹を捨てた本当の父親パタイコス、そんな面々が絡みながら、事の真相が明らかになっていく様が描かれる。「髪を切られる(切られた)女」というタイトルは、物語の冒頭で、グリュケラーがモスキオーンに抱擁・接吻されている場面を召使いから伝え聞いたポレモーンが、怒って彼女の髪を切ったことにちなむ。

欠損が激しい。上演年代は分からないが、内容から制作年代は紀元前313年頃と考えられる[3]

構成[編集]

日本語訳[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『全集2』 人文
  2. ^ 『全集5』 岩波
  3. ^ 『全集5』 岩波 p.355