トバイアス・ハリス

トバイアス・ハリス
Tobias Harris
フィラデルフィア・76ersでのハリス
(2019年)
フィラデルフィア・76ers  No.12
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1992-07-15) 1992年7月15日(31歳)
出身地 ニューヨーク州アイスリップ英語版
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 103kg (227 lb)
キャリア情報
高校 ハーフ・ハロー高等学校
ロングアイランド・ルーテラン高等学校
大学 テネシー大学
NBAドラフト 2011年 / 1巡目 / 全体19位[1]
プロ選手期間 2011年–現在
経歴
20112013ミルウォーキー・バックス
20132016オーランド・マジック
20162018デトロイト・ピストンズ
20182019ロサンゼルス・クリッパーズ
2019フィラデルフィア・76ers
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

トバイアス・ジョン・ハリスTobias John Harris, 1992年7月15日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州アイスリップ英語版出身のプロバスケットボール選手。NBAフィラデルフィア・76ersに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

来歴[編集]

ハイスクール[編集]

ロングアイランドで生まれ育ったハリスは、高校時代は"ミスター・ニューヨーク"と呼ばれる存在で、2010年のマクドナルド・オール・アメリカンチームにも選出された[1]

カレッジ[編集]

大学はテネシー大学に進学し、1年生の時に平均15.3得点を記録し、自信を付けて2011年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[2]

ミルウォーキー・バックス[編集]

ドラフトでは1巡目19位でシャーロット・ボブキャッツから指名されるも、直後にミルウォーキー・バックスサクラメント・キングスとの三角トレードが行われ、交渉権がバックスに移動した。 しかしバックス入団後は、厳格な性格で知られるスコット・スカイルズに気に入られず、ベンチに座る時間が多くなった。

オーランド・マジック[編集]

マジックでのハリス(2013年)

転機となったのが2013年2月。J・J・レディック絡みの大型トレードでオーランド・マジックに移籍したハリスは[3]、新天地で多くの出番を与えられ、数字を大きく伸ばし、マジックの主力に成長した。 2015年7月3日にマジックと4年6400万ドルで再契約を結んだ[4]

デトロイト・ピストンズ[編集]

ピストンズでのハリス(2017年)

しかしバックス時代同様に確執が根深かったスカイルズにまたしても気に入られず、2016年2月16日、デトロイト・ピストンズに移籍した。

ロサンゼルス・クリッパーズ[編集]

2018年1月29日、ブレイク・グリフィン等とのトレードでエイブリー・ブラッドリーボバン・マリヤノヴィッチと共にロサンゼルス・クリッパーズに移籍した[5]

フィラデルフィア・セブンティシクサーズ[編集]

2019年2月6日、ボバン・マリヤノヴィッチマイク・スコットと共に、ウィルソン・チャンドラーマイク・マスカラランドリー・シャメット、複数のドラフト指名権との交換でフィラデルフィア・セブンティシクサーズにトレードされた

2019年7月2日、シクサーズと5年1億8000万ドルのマックス契約で再契約した[6]

2021年1月4日、自身2年ぶり3度目となるイースタンカンファレンス週間MVPに選ばれた[7]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011–12 MIL 42 9 11.4 .467 .261 .815 2.4 .5 .3 .2 5.0
2012–13 28 14 11.6 .461 .333 .885 2.0 .5 .3 .3 4.9
ORL 27 20 36.1 .453 .310 .721 8.5 2.1 .9 1.4 17.3
2013–14 61 36 30.3 .464 .254 .807 7.0 1.3 .7 .4 14.6
2014–15 68 63 34.8 .466 .364 .788 6.3 1.8 1.0 .5 17.1
2015–16 49 49 32.9 .464 .311 .784 7.0 2.0 1.0 .6 13.7
DET 27 25 33.4 .477 .375 .911 6.2 2.6 .7 .4 16.6
2016–17 82 48 31.3 .481 .347 .841 5.1 1.7 .7 .5 16.1
2017–18 48 48 32.6 .451 .409 .846 5.1 2.0 .7 .3 18.1
LAC 32 32 34.5 .473 .414 .800 6.0 3.1 1.2 .6 19.3
2018–19 55 55 34.6 .496 .434 .877 7.9 2.7 .7 .4 20.9
PHI 27 27 35.0 .469 .326 .841 7.9 2.9 .4 .5 18.2
2019–20 72 72 34.3 .471 .367 .806 6.9 3.2 .7 .6 19.6
2020–21 62 62 32.5 .512 .394 .892 6.8 3.5 .9 .8 19.5
2021–22 73 73 34.8 .482 .367 .842 6.8 3.5 .6 .9 17.2
2022–23 74 74 32.9 .501 .389 .876 5.7 2.5 .9 .5 14.7
通算 827 707 31.5 .478 .369 .831 6.1 2.3 .8 .5 16.2

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016 DET 4 4 39.0 .457 .333 .923 9.5 3.0 .8 .8 14.5
2019 PHI 12 12 36.9 .425 .349 .846 9.1 4.0 1.1 .5 15.5
2020 4 4 37.3 .383 .133 .789 9.5 4.0 .5 .3 15.8
2021 12 12 36.5 .488 .372 .875 8.5 3.5 1.0 .4 21.8
2022 12 12 38.8 .500 .386 .864 7.6 2.9 1.1 .8 16.9
2023 11 11 35.6 .522 .366 .867 7.3 1.6 .6 .5 15.3
通算 55 55 37.2 .473 .351 .859 8.3 3.1 .9 .6 17.1

カレッジ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 テネシー 34 33 29.2 .460 .303 .753 7.3 1.3 .7 .9 15.3

エピソード[編集]

オーランド・マジックに加入した際、ハリスは背番号を "12" を着用することを決めた。これはハリスの高校時代の友人が着用していた番号で、その友人は白血病で17歳の若さで他界し、ハリスは友人の為に背番号 "12" を背負ってプレーすることを決めたという。 しかしそのハリスの決断が、オーランドでちょっとした騒動を呼ぶことになった。"12" の背番号は、2011-12シーズンまでドワイト・ハワードが着用していた番号だったからである。2012年夏にいわゆる "ドワイトメアー" 騒動でマジックを去り、不評を買うことになったハワードだが、一部のファンからは、「背番号12は永久欠番にするべきだ」という声も挙がっていたこともあり、ハリスは「ドワイトに対する敬意を欠いている」と非難を浴びることになったが、ハリス本人は、自身にプレッシャーをかける意味でも "12" を背負っていくそうである[8]。尚、デトロイト・ピストンズ移籍後はアロン・ベインズが"12"を着用していたため "34" を着用している。

オーランド・マジック対クリーブランド・キャバリアーズ戦で、腕をスイングしたハリスに過剰なアクションをしたレブロンに対し、「フロップをやめろ!」と怒鳴ったことで知られる。それがレブロンに火をつけ、残り時間17分間で18得点を挙げられる結果となったが、それについて試合後に「俺は誰が相手でも引き下がらない。誰が相手でも常に100%でぶつかる。それだけだ」とコメントしている。[要出典]

その他[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]