クリストフ・フォン・ドホナーニ

クリストフ・フォン・ドホナーニ
Christoph von Dohnányi
クリストフ・フォン・ドホナーニ(2016年)
基本情報
生誕 (1929-09-08) 1929年9月8日(94歳)
出身地 ドイツの旗 ドイツ国ベルリン
学歴 ミュンヘン音楽大学
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者作曲家

クリストフ・フォン・ドホナーニ(Christoph von Dohnányi [doˈnaːni], ハンガリー語: Dohnányi Kristóf [ˈdoxnaːnji], 1929年9月8日 - )は、ドイツ出身の指揮者作曲家

来歴[編集]

1929年、ベルリン生まれ[1]。祖父はハンガリーの高名なピアニスト・作曲家であるエルンスト・フォン・ドホナーニ

第二次世界大戦後、ミュンヘン大学で法律を学ぶが、1948年に音楽の道に転じ、指揮と作曲でリヒャルト・シュトラウス賞を獲得してミュンヘン音楽大学[2]を卒業、祖父(後述)の元で作曲を学ぶためフロリダ州立大学に留学する。アメリカではレナード・バーンスタインに師事したと言われる。その後、指揮の勉強に専念し、1952年にゲオルク・ショルティの指名により、フランクフルト歌劇場の助手となる。フランクフルト歌劇場音楽監督、ハンブルク歌劇場音楽監督などを経て、1982年~2002年にはクリーブランド管弦楽団音楽監督としてと長きにわたる名コンビを組んだ。

オペラと演奏会の両方で評価が高く、ドイツ系の現役指揮者として重鎮的存在である。

ドホナーニに影響を与えた人物[編集]

ドホナーニはしばしばヘルベルト・フォン・カラヤンのリハーサルを見学していた[3]

家族・親族[編集]

録音[編集]

デッカ・レコードに多くの録音を残している。1990年代には、ショルティ以来となるデッカの『ニーベルングの指環』のスタジオ録音にクリーヴランド管弦楽団と取り組んだが、未完に終わっている。そのレパートリーは古典派から現代音楽まで非常に多岐にわたる。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • ヘルベルト・ハフナー 著、市原和子 訳『ベルリン・フィル あるオーケストラの自伝』春秋社、2009年。ISBN 9784393935408 
  • 藁科雅美「ドホナーニ、クリストフ・フォン」『名演奏家事典(中) シミ〜フレイレ』、音楽之友社、1982年、633頁、ISBN 4276001323 

外部リンク[編集]

先代
リューベック歌劇場
音楽総監督
1957年 - 1963年
次代
先代
カッセル州立劇場
音楽総監督
1963年 - 1966年
次代
先代
ロヴロ・フォン・マタチッチ
フランクフルト歌劇場
音楽総監督
1968年 - 1977年
次代
ミヒャエル・ギーレン
先代
ホルスト・シュタイン
ハンブルク州立歌劇場,ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団
音楽総監督
1977年 - 1984年
次代
ハンス・ツェンダー
先代
セミヨン・ビシュコフ
パリ管弦楽団
音楽顧問
1998年 - 2000年
次代
クリストフ・エッシェンバッハ