Rock To The Future

Rock To The Future
西城秀樹ライブ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル BMGジャパン
西城秀樹 アルバム 年表
HIDEKI SAIJO CONCERT 39
(1995年)
Rock To The Future
(1996年)
LIFE WORK
(1996年)
EANコード
JAN 4988017063750
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Rock To The Future(D・LIVE ORIGINAL COMPILATION)』(ロック・トゥ・ザ・フューチャー)は、1996年6月21日に発売された西城秀樹ライブ・アルバム(CD)である[1]

内容[編集]

1996年7月3日から7月14日に赤坂BLITZにて上演(1997年に原宿の特設ステージで再演)された、西城秀樹主演のロックミュージカル『ROCK TO THE FUTURE』(Panasonic D・LIVE)で使用された曲を集めたアルバムである。

収録曲[編集]

全作曲:白石紗登季 編曲:白石紗登季・鈴木雅也

  1. Rock & Lock - OVERTURE -
    作詞:白石紗登季
    歌唱:白石紗登季PARADISE LOST
  2. round'n'round
    作詞:白石紗登季
    歌唱:HIDEKI SAIJO
  3. Q
    作詞:白石紗登季
    歌唱:PARADISE LOST
  4. Kiss! Sugar Days
    作詞:真間稜
    歌唱:芳本美代子
  5. ALL ABOUT EVE
    作詞:杏子
    歌唱:Millennium Eve
  6. 反逆のメッセージ
    作詞:ダイアモンド☆ユカイ
    歌唱:ダイアモンド☆ユカイ
  7. Parallel Mind
    作詞:真間稜
    歌唱:黒田勇樹オナペッツ
  8. SOUL SONG
    作詞:相田毅
    歌唱:HIDEKI SAIJO、橋本さとし
  9. I'll Never Back to...
    作詞:白石紗登季
    歌唱:橋本さとし
  10. Endless World
    作詞:真生珠
    歌唱:美香(PARADISE LOST)、岩崎宏美、HIDEKI SAIJO
  11. WAR OF LOVE - The Last Thame of Rock To The Future -
    作詞:白石紗登季
    歌唱:Rock To The Future

キャスト[編集]

ストーリー[編集]

西暦2096年、完全な平和と無欠の秩序が完成した未来、人々は "TUNE" と呼ばれるコンピューター音楽によって、すべての感情をコントロールされていた。

西暦2016年、かつて日本のポップス界に君臨したスーパースター、ヒデキ。還暦を迎えたヒデキは今では引退し、2人の子供たちとともに悠々自適の生活を送っていた……。

再演版[3]
西暦2096年、世界はコンピューター音楽「TUNE」によって人間の感情がコントロールされていた。
だが一方で、たったひとつの歌「Endless World」を武器にTUNEに抵抗する者たちが反乱を起こす。
暗殺用クローンの「製造番号20281」ことキッズは、反乱軍を組織した人物を過去にさかのぼって暗殺するため、タイムマシンで2016年に向かった。
西暦2016年。 とある街に20世紀のスーパースター・ ヒデキが住んでいた。
キッズは、未来で反乱軍を組織することになるヒデキの娘ローラに照準を定める。
だが、メイドのアニタと家庭用ロボット・ホイの喧嘩に巻き込まれ、 気を失ってしまう。
自分を暗殺に来たと知らないローラはキッズを看病し、親身に接する。
ローラは優しかった母や母の育てたバラ園について語り、母の歌ってくれたバラード(Endless World)を口ずさむ。それは未来でTUNEの支配に対抗する、反乱軍のメロディだった。
妻を亡くして以来、酒浸りのヒデキは、キッズから「未来に歌はない」と聞き、なお深酒に溺れる。
だが、自らオーナーを務める非合法クラブEDENで、ロックミュージシャンのGayūの言葉に諭され、家庭を、未来をやりなおす決心をする。
ローラの歌によって、キッズにかかっていたTUNEの効果が薄れる。
だが、任務を進行出来ないキッズを追って、未来から処刑のエキスパート・ターミネーターズが派遣される。
ローラを逃がしターミネーターズと対決したキッズは、再びTUNEの魔力に捕らえられ、ローラとの記憶も次第に薄れていく。
飲んだくれの父ヒデキに反発していた息子のテツヤは、口ーラの危機に駆けつけ、家族と再会する。
だがそのとき、ターミネーターズが彼らを襲う。銃撃からテツヤをかばったヒデキは撃たれ、命を落とす。
ついにローラの怒りが爆発する。ミレニアム・イヴのメンバーと共に、ターミネーターズに決戦を挑む。
しかし、ローラの前に現れたのはTUNEに操られたキッズだった。
ローラは殺されそうになりながらも、あのバラードを口ずさむ。倒れ込むキッズ。やがて、彼は全身の力を振り絞り、拳を振り上げて、あるリズムを刻み出すのだった……。

完全盤[編集]

1997年1月22日に完全盤CDが発売された。

西城秀樹の「パラサイト・ラヴ」が収録。

収録曲[編集]

全作曲:白石紗登季 編曲:白石紗登季・鈴木雅也

  1. Rock & Lock - OVERTURE -
    作詞:白石紗登季
    歌唱:白石紗登季PARADISE LOST
  2. 婀娜〜ADA〜
    作詞:杏子
    歌唱:Millennium Eve
  3. Kiss! Sugar Days
    作詞:真間稜
    歌唱:芳本美代子
  4. パラサイト・ラヴ
    作詞:サンプラザ中野
    歌唱:西城秀樹
  5. Endless World(orchestra version)
    作詞:真生珠
    歌唱:美香(PARADISE LOST)、岩崎宏美、HIDEKI SAIJO
  6. lament
  7. round'n'round
    作詞:白石紗登季
    歌唱:HIDEKI SAIJO
  8. Rain Music
  9. ターミネーターズのテーマ
  10. キッズの告白
  11. Q
    作詞:白石紗登季
    歌唱:PARADISE LOST
  12. WILD RIDE
    作詞・作曲:白石紗登季
    歌唱:橋本さとし
  13. WAR OF LOVE - The Last Thame of Rock To The Future -
    作詞:白石紗登季
    歌唱:Rock To The Future

公演データ[編集]

初演[編集]

  • 会場:赤坂BLITZ
  • 日程:1996年7月3日-7月14日
  • 主催:TOKYO FM
  • 特別協賛:松下電器
  • 後援:BMGビクター
  • 企画制作:アミューズ、TOKYO FM
  • 企画制作協力:リコモーション
  • 協力:フェイスA&R、ヴィレッヂ、赤坂BLITZ

出演者[編集]

  • キッズ:橋本さとし(劇団☆新感線)
  • ローラ:美香(PARADISE LOST)
  • [4](声の出演):岩崎宏美
  • アニタ:芳本美代子
  • テツヤ:黒田勇樹
  • ターミネーターズ ダイヤ:宝ダイヤ(オナペッツ)
  • ターミネーターズ ルビー:宝ルビー(オナペッツ)
  • ジョーダイアモンド:ダイアモンド☆ユカイ(7/6、7/マチネ休演)
  • ジョーダイアモンド:延原達治(THE PRIVATES)(7/6、7/マチネのみ出演)
  • Gayu(ミレニアムイブ):杏子
  • ミレニアムイブ カンナ:中山加奈子(ex.PRINCESS PRINCESS)
  • ミレニアムイブ サトミ:仙波さとみ(SHOW-YA)
  • ミレニアムイブ ヒカル:MITSUKO(ex.GO-BANG'S)
  • ミレニアムイブ ミキ:中村美紀(SHOW-YA)
  • ギターを抱いた殺し屋:真矢武士
  • 少女/ホイ・コーロー:Mink
  • ターミネーターズ ダリル:私市トロイ
  • ターミネーターズ ハンナ:山崎ちか
  • EDENのDJ/作曲家:氏神一番(KABUKI‐ROCKS)
  • インディ:インディ高橋(劇団☆新感線)
  • フランキー:フランキー仲村(劇団☆新感線)
  • クラバー:林希、目黒真理子、松本圭未(MAJYO)、安地里恵(MAJYO)
  • ダンサー:YOUYA(BEATNIK STUDIO)、TETSUHARU(BEATNIK STUDIO)、高木伸一郎(BEATNIK STUDIO)、油井とも子(BEATNIK STUDIO)、野口浩子、塚本有紀子
  • アナウンサー:坂上みき
  • ナレーション:小野田英一
  • 著作権管理委員会 マツ/男性キャスター:福麻むつ美
  • 著作権管理委員会 ヨネ/女性キャスター:キムラ緑子(劇団M.O.P.)
  • ヒデキ:西城秀樹

曲目[編集]

第一幕

  • 「ROCK & LOCK ~Overture~」
  • 「round'n'round 2016」ヒデキ & ミレニアム イブ
  • 「Missunderstanding 」アニタ、ホイ、ローラ
  • 「愛と勇気とJESRAC」著作権管理委員会
  • 「Happy Happy Birthday」ヒデキ
  • 「皆殺しのメロディ」ギターを抱いた殺し屋
  • 「ターミネーターズのテーマ」インストゥルメンタル
  • 「Kiss! Suger Days」アニタ
  • 「ALL ABOUT EVE」ミレニアム イヴ
  • 「反逆のメッセージ」ジョー・ダイアモンド&ミレニアムイブ
  • 「CHINA ROSE」ヒデキ & ミレニアム イブ
  • 「Parallel Mind」テツヤ
  • 「Endless World 室内楽バージョン」ローラ
  • 「It's party」インストゥルメンタル
  • 「Rain Melody」インストゥルメンタル
  • 「Endless World」ローラ、ヒデキ、母
  • 「Endless World~オーケストラバージョン~」インストゥルメンタル
  • 「ターミネーターズソング」ターミネーターズ
  • 「SOUL SONG」ヒデキ
  • 「Endless World ピアノバージョン」インストゥルメンタル
  • 「round'n'round」ヒデキ、キッズ、ローラ&ミレニアムイブ

第二幕

  • 「Rain Music」インストゥルメンタル
  • 「TUNE」インストゥルメンタル
  • 「ROCK & LOCK」インストゥルメンタル
  • 「Q」ローラ & ミレニアムイブ
  • 「Endless World アカペラ」ローラ&ヒデキ
  • 「SOUL SONG アカペラ」キッズ
  • 「I'll Never Back To…」キッズ&ミレニアムイブ
  • 「WAR OF LOVE ~The Last Theme of Rock To The Future~」

スタッフ[編集]

  • 製作指揮:大里洋吉(アミューズ)
  • 原案・総合演出:いのうえひでのり(劇団☆新感線)
  • 音楽:白石紗澄李(PARADISE LOST)
  • 脚本:安田光堂
  • 振付:川崎悦子(BEATNIK STUDIO)
  • 美術:堀尾幸男(ホリオ)、五位野恵美(ホリオ)
  • 衣装:竹田団吾(劇団☆新感線)、坂根真美子(劇団☆新感線)、吉村律子(劇団☆新感線)
  • キャラクター・デザイン:寺田克也
  • 特殊小道具デザイナー:高橋岳蔵(PATCHY)
  • 照明:松林克明(スタッフステーション)
  • 音響プランナー:大坪正仁(プラネットウェーヴ)
  • サウンド・オペレーター:水木邦人(プラネットウェーヴ)
  • P.A.オペレーター:夷喜生(E・B・I)
  • インストゥルメンタル・テック:深代忍(クリーデンス)
  • 映像・マルチプロジェクション:吉川宏行(M.C.J.)、野田和宏(M.C.J.)
  • 映像ディレクター:杉本治(ニューパワージェネレイションカンパニー)
  • エレクトリカル・エフェクト:小田桐秀一(イルミカ東京)
  • メイクアップ:山田操(Studio AD)
  • 演出助手:坂本聖子
  • プロダクション・マネージャー:小林清孝(マルーラスタッフサービス)
  • 舞台監督:芳谷研(マルーラスタッフサービス)
  • 技術監督:西澤明彦(遊カンパニー)
  • 演出部:西垣育子(マルーラスタッフサービス)
  • 特殊効果:西川浩三(マルーラスタッフサービス)
  • 大道具製作:C-COM
  • 小道具製作:バックステージ
  • 衣装製作協力:Nest
  • 衣装協力:CONVERSE
  • グラフィック・デザイン:永石事務所
  • 編曲・演奏:白石紗澄李 & 鈴木雅也、井上鑑(M-16)
  • レコーディング・エンジニア:三浦瑞生
  • プロデューサー:高橋典子(リコモーション)
  • 音楽・映像プロデューサー:北牧裕幸(フェイスA&R)
  • アシスタント・プロデューサー:柴矢敏彦(アミューズ)、丸山啓吾(リコモーション)、辰巳清(アミューズ)
  • 制作デスク:木俣八重(アミューズ)
  • 制作助手:伊藤葉子
  • 音楽制作助手:山岡由美(フェイスA&R)
  • 製作:笹山正勝(TOKYO FM)、横山元一(アミューズ)

再演[編集]

  • 特別協賛:松下電器
  • 後援:BMGビクター、テイチク、ポリドール
  • 企画制作:アミューズ、TOKYO FM
  • 企画制作協力:リコモーション
  • 協力:FAITH A&R、ヴィレッヂ
東京公演
  • 会場:原宿HOUSE OF D・LIVE[5]
  • 日程:1997年1月23日-2月9日
  • 主催:TOKYO FM、フジテレビジョン
大阪公演

出演[編集]

  • キッズ:橋本さとし(劇団☆新感線)
  • ローラ:千葉紗子
  • 母(声の出演):岩崎宏美
  • アニタ:芳本美代子
  • ホイ:深沢敦
  • テツヤ:黒田勇樹
  • ターミネーターズ:宝ダイヤ、宝ルビー(オナペッツ)
  • ミレニアム イヴ:Vo.杏子(ex.BARBEE BOYS)、G.中山加奈子(ex.PRINCESS PRINCESS)、Key.中村美紀(SHOW-YA)、B.仙波さとみ(SHOW-YA)、Dr.MITSUKO(ex.GO-BANG'S)
  • ギターを抱いた殺し屋:福田よしはる(真矢武士改め)
  • ターミネーターズ ダリル:私市トロイ
  • ターミネーターズ ハンナ:山崎ちか
  • 警官:インディ高橋(劇団☆新感線)
  • 警官:フランキー仲村(劇団☆新感線)
  • クラバー・ダンサー:林希、安地里恵、YOUYA、TETSUHARU、高木伸一朗、中本雅俊、本山新之助、下村トモコ、大畑あかね
  • アナウンサー:坂上みき(東京)、玉川美沙(大阪)
  • ナレーション:森尚子
  • 男性キャスター:福麻むつ美
  • 女性キャスター:キムラ緑子(劇団M.O.P.)
  • ヒデキ:西城秀樹

曲目[編集]

第一幕

  • 「ROCK & LOCK ~Overture~」
  • 「婀娜 ~ADA~ 」ミレニアム・イヴ
  • 「皆殺しのメロディ」ギターを抱いた殺し屋
  • 「ターミネーターズのテーマ」インストゥルメンタル
  • 「Kiss! Sugar Days」アニタ
  • 「ALL ABOUT EVE」ミレニアム・イヴ
  • 「反逆のメッセージ」ミレニアム・イヴ
  • 「It's party」インストゥルメンタル
  • 「Rain Melody」インストゥルメンタル
  • 「Endless World」ローラ、ヒデキ、母
  • 「Endless World オーケストラバージョン」インストゥルメンタル
  • 「パラサイト・ラヴ」ヒデキ
  • 「Parallel Mind」ホイ
  • 「ターミネーターズソング」ターミネーターズ
  • 「SOUL SONG」ヒデキ
  • 「round'n'round」ヒデキ

第二幕

  • 「Rain Music」インストゥルメンタル
  • 「TUNE」インストゥルメンタル
  • 「ROCK & LOCK」インストゥルメンタル
  • 「Q」ローラ
  • 「Endless World アカペラ」ローラ&ヒデキ
  • 「SOUL SONG アカペラ」キッズ
  • 「WILD RIDE」キッズ
  • 「WAR OF LOVE ~The Last Theme of Rock To The Future~」

関連商品[編集]

8センチCD[編集]

西城のシングル「round'n'round」「パラサイト・ラヴ」と同様に、いずれもCDジャケットの裏面に「D・LIVE Rock to The Future」のマークが入っている。

  • PARADISE LOST「Q」[6]

品番:AYDM-124

  • Millennium Eve「婀娜 -ADA-」

品番:PODH-1337。カップリング曲は「ALL ABOUT EVE」

  • 橋本さとし「WILD RIDE」[7]

品番:TEDN-287。カップリング曲は「I'll NEVER BACK TO…」

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 実際の内容はサウンドトラック
  2. ^ CDには参加しているが急病のため舞台は降板している。
  3. ^ 「音の職人図絵 D・LIVE ROCK TO THE FUTURE」『演劇ぶっく:entertainment photo magazine』1997年4月号、えんぶ、26-27頁。 
  4. ^ パンフレットの出演者紹介では「母・エリー」
  5. ^ 『朝日新聞』1997年1月10日付朝刊の「首都圏情報 /宮城」では会場名に国立代々木競技場オリンピックプラザと併記。 パンフレットに書かれた宣伝スケジュールでは「アレグリアで有名なホワイトシアター」との説明あり
  6. ^ 再演時のパンフレットでは超者ライディーンのエンディングに採用と書かれている。
  7. ^ CDジャケットに「D・LIVE「ROCK TO THE FUTURE」メインテーマ」と表記されている