NHK徳島放送局

NHK徳島放送局
放送対象地域 徳島県
所在地 770-8544
北緯34度4分21.5秒 東経134度33分14秒 / 北緯34.072639度 東経134.55389度 / 34.072639; 134.55389座標: 北緯34度4分21.5秒 東経134度33分14秒 / 北緯34.072639度 東経134.55389度 / 34.072639; 134.55389
総合テレビ
開局日 1959年3月15日
コールサイン JOXK-DTV
親局 徳島 34ch (キーID 3)
Eテレ
コールサイン JOXB-DTV
親局 徳島 40ch (キーID 2)
ラジオ第1
開局日 1933年7月23日
コールサイン JOXK
親局 徳島 945kHz
FM
コールサイン JOXK-FM
親局 83.4MHz
特記事項:
ラジオ第2放送は松山放送局の電波を受ける中継局は存在(池田 1359kHz)
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斬新なデザインのNHK徳島放送会館

NHK徳島放送局(エヌエイチケイとくしまほうそうきょく)は、徳島県放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局。テレビとラジオで県域放送を行っている。

概要[編集]

開局は1933年。徳島放送局から送出する中波放送は第1放送のみで、第2放送は大半の地域で大阪放送局(828kHz)を受信する。これは、1970年代初期の第1次中波再編で大阪放送局が300kWに増力された余波で、徳島第2放送局が1973年3月20日をもって廃止されたことによるものである[1]。唯一の中継局である三好市池田中継局は、かつては大阪放送局から送出していたが、その後回線のデジタル化により現在は松山放送局から送出している[2]。イメージキャラクターは、徳島県が舞台となった連続テレビ小説『ウェルかめ』のキャラクターだった「かめっ太」。以前は「あわまるくん」で、徳島県の特産品であるすだちと、阿波踊り、そして鳴門の渦潮をイメージしたものだったが、『ウェルかめ』終了とともに交代した。

局舎は開局以来、徳島市南前川町二丁目4番地に所在していたが、JR徳島駅東側の新局舎へ移転し、2006年9月4日より本放送を開始した。

阿波踊りの時期には、職員有志が「NHK徳島連」を結成して参加している。揃いの浴衣が『徳島から生放送!真夏の夜もさだまさし』(2008年7月27日未明放送)において紹介されたが、男性アナウンサーが着用していたものが旧ロゴモデルであったことから、その歴史はとても古い。放送局移転後は、局舎内に演舞場を設けている。

徳島県にも甚大な被害を与えるとされる南海トラフ巨大地震にそなえ、万が一の際にも放送を継続させるため、放送や編集などができるサテライトスタジオが局から少し離れた場所に整備されている。[3]

沿革[編集]

  • 1933年7月23日 - 社団法人日本放送協会徳島放送局開局。ラジオ放送を開始。
  • 1950年6月 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承。
  • 1957年2月 - 池田ラジオ中継局開局。
  • 1958年6月29日 - ラジオ第2放送開始。
  • 1959年
    • 3月15日 - アナログ総合テレビ放送開始。
    • 12月 - 牟岐ラジオ中継局開局。
  • 1961年3月 - アナログ総合テレビローカル放送開始。
  • 1964年10月1日 - アナログ総合テレビカラー放送開始。
  • 1968年2月20日 - アナログ教育テレビ、初の大出力UHF親局として本放送開始。
  • 1969年
    • 3月 - FM放送本放送開始。
    • 9月 - 徳島県知事選挙において日本で初めてテレビによる政見放送を実施[4]
  • 1973年3月20日 - ラジオ第2放送廃止[1]
  • 1985年9月 - 緊急警報放送開始。
  • 1986年8月 - アナログ総合テレビテレビ音声多重放送開始。
  • 2002年3月 - 山城ラジオ中継局開局。
  • 2006年
    • 9月4日 - 新局舎から放送開始。
    • 10月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2011年7月24日 - アナログ放送終了。23時59分完全停波。
  • 2023年
    • 4月1日 - 令和改革により、部制(放送部・営業推進部等)からセンター制に見直され、コンテンツセンター、経営管理企画センターへ再編された。
    • 5月22日 - NHKプラスで地域向けのテレビ番組の見逃し配信が開始[5]

主なチャンネル・周波数[編集]

  • 太字は親局、それ以外は全て中継局。
  • コールサインは総合系統がJOXK、教育系統がJOXB

テレビ[編集]

  • 局所規模が大規模及び重要となっている場所のみを抜粋。
  • 日本テレビ系列のJRT四国放送テレビがリモコンキーID1」を希望したため、総合テレビは「3」を使用している。兵庫県で本局を視聴される場合は「5」・「9」・「11」のいずれかに設定される。
局名 デジタル アナログ
(2011年7月24日に終了)
所在地
総合ch 教育ch 出力 総合ch 教育ch 映像出力
徳島 34 40 1kW 03 38 総合 1kW
教育 10kW
眉山
鳴門瀬戸 34 40 0.5W 52 42 1W
阿波 26(2012年7月2日以降は29) 28 1W 55 47 10W
阿南 27 29 3W 41 44 30W 明神山
鍛治屋谷 35 39 3W 鍛冶屋谷山
日和佐 34 40 30W 09 05 100W 玉厨子山
日和佐桜町 08 06 50mW 大岩山
神山 37 39 3W 09 05 1W 横倉山
牟岐 V02 V12 1W 大谷山
美馬 34 40 3W V02 V12 3W
半田 V09 V05 300mW
阿波勝浦 27 39 3W V58 V55 30W
宍喰 27 29 1W 54 52 10W 角力山
池田 34 40 3W V06 V04 2W 禿ノ峰
池田松尾 29 36 1W 55 53 10W 金比羅山
山城 29 36 3W 02 12 10W 大任峰
西祖谷山 34 40 3W 02 12 10W

*ch番号の前にVが付いた局は垂直偏波

ラジオ[編集]

第1放送[編集]

第2放送[編集]

FM放送[編集]

※周波数の前にVが付いた局は垂直偏波
ケーブルテレビ徳島では徳島を82.5MHzで再送信している。

支局[編集]

  • 阿南支局[6]阿南市富岡町東仲町268-1 ラフォーレ富岡503
  • やまびこ支局[6]三好市池田町マチ2178-24

主な徳島局制作番組[編集]

総合テレビ[編集]

太字NHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。

過去に放送された番組[編集]

その他[編集]

  • 2012年度から2021年度までの土日・祝日・年末年始は全時間帯松山放送局から四国ブロックニュース・気象情報を放送していた[注 5]。2022年4月9日からは総合テレビの土日の18:45枠に限り『とくしまニュース645』として10年ぶりに県域放送に復された(ただ、災害時や選挙関連のニュースがある場合は、夕方以外にも県域ニュースが放送される場合がある)[注 6]

ラジオ第1放送・FM放送[編集]

  • 徳島のみなさんへ
  • 夕べのひととき
  • トクするラジオ(月一回金曜日 12:30 - 12:55、2013年1月 - )
  • 踊るあほうが見たものは(2015年4月18日 9:00 - 9:50 【FMシアター】)
  • あわメロR(月一回月曜日 17:05 - 17:55)

県域ローカルニュース[編集]

※すべて平日のみ。FMでも放送。
  • 7:20 - 7:25
  • 12:15 - 12:20
  • 14:55 - 15:00(ラジオ第1放送のみ)
  • 18:50 - 19:00

交通情報(ラジオ第1放送)[編集]

月 - 金曜日

  • 7:58(祝日を除く)
  • 11:57(FMでも放送。祝日を除く)
  • 17:58(祝日・大相撲期間中を除く)
  • 19:58(四国地方向けに放送。祝日を除く)

アナウンサー・キャスター[編集]

  • 氏名の後の*は、過去に徳島局勤務経験のあるアナウンサー。
氏名 前任地 担当番組 備考
アナウンサー
吉岡大輔 ラジオセンター アナウンスグループ統括
徳島県のニュース
藤原陸遊 松江 とく6徳島(キャスター)
安田真一郎* 岡山 徳島県のニュース
下境秀幸 G-media出向
高橋篤史 高知 三好市出身
契約キャスター
日笠まり絵 帯広 とく6徳島
岡田理紗
吉成静恵
森寛子
気象予報士
藤野勝成 とく6徳島

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 県内沿岸部は主にここから受信。
  2. ^ 親局は松山放送局。
  3. ^ 18:55-19:00は松山から四国の気象情報。
  4. ^ 2011年3月末までは、四国放送が同時間帯にローカル情報番組『おはようとくしま』→『おはようとくしま プラス』を放送していたことから、それと区別するため「おはよう日本 徳島」というタイトルで放送していた。
  5. ^ 稀にではあるが、副部長を除くアナウンサーが土曜日の夜から日曜日の朝にかけて松山で四国ブロックニュースを担当する場合があった。
  6. ^ 平日と土曜日が重なる祝日・年末年始は引き続き全時間帯松山発。また、ラジオは従来通り災害時などを除き全時間帯で松山発となる。

出典[編集]

  1. ^ a b 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'73』日本放送出版協会、1973年、201頁。 
  2. ^ NHK出版 NHK年鑑'15 P.664 第2放送回線系統図 (PDF)
  3. ^ この場所はどこでしょう?”. 2020年5月20日閲覧。
  4. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所 放送史編修室 編『NHK年鑑'70日本放送出版協会、1970年9月20日、454頁。NDLJP:2525970/268https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2525970 
  5. ^ NHKプラスで地域のニュース配信を拡大”. NHK広報局 (2023年4月6日). 2023年5月6日閲覧。
  6. ^ a b NHK徳島放送局アクセスマップ

外部リンク[編集]