5 cm KwK 39

Sd. Kfz. 234/2 「プーマ」に搭載されていた5 cm KwK 39/1。

5 cm KwK 39 L/60 (ドイツ語: 5cm Kampfwagenkanone 39 L/60) とは、第二次世界大戦ナチス・ドイツが使用した50mm砲である。主に、1941年から1942年までIII号戦車の主砲に用いられた[1]

歴史[編集]

KwK 39 は牽引砲の5 cm PaK 38から派生した。この砲は、イギリスの巡航戦車やアメリカのM3軽戦車を相手に北アフリカ戦線で活躍した[2]。しかしながらソビエトのT-34KV-1に対しては力不足であった。

KwK39はプーマ等の偵察車両にも自衛用火器として搭載された。

弾薬[編集]

  • PzGr (徹甲弾)
  • PzGr. 39 (APCBC, 仮帽付被帽徹甲弾)
  • PzGr. 40 (APCR, 剛性核徹甲弾)
  • PzGr. 40/1 (APCR, 剛性核徹甲弾)
  • 5 cm Sprgr.Patr.38 (HE, 榴弾)

搭載車両[編集]

航空機用[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Rottman, Gordon L. (2008). M3 Medium Tank Vs Panzer III: Kasserine Pass 1943. Osprey Publishing. p. 20. ISBN 978-1-84603-261-5 
  2. ^ Rottman, Gordon L. p.4-5

外部リンク[編集]