2017年バルセロナテロ攻撃事件

2017年バルセロナテロ攻撃事件
2017年バルセロナテロ攻撃事件の位置(バルセロナ内)
2017年バルセロナテロ攻撃事件
場所 スペインの旗 スペイン
バルセロナ
座標 北緯41度22分52秒 東経2度10分24秒 / 北緯41.381187度 東経2.173251度 / 41.381187; 2.173251座標: 北緯41度22分52秒 東経2度10分24秒 / 北緯41.381187度 東経2.173251度 / 41.381187; 2.173251
日付 2017年8月17日 (2017-08-17)
16時50分頃CEST
攻撃手段 自動車による無差別襲撃
死亡者 13名
負傷者 100名
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2017年バルセロナテロ攻撃事件(2017ねんバルセロナテロこうげきじけん)は、2017年8月17日16時50分(CEST)ごろにスペインバルセロナで発生したテロ攻撃事件である。

概要[編集]

2017年8月17日16時50分(CEST)ごろ、バルセロナのメインストリートとして知られるランブラス通りにて、突然乗用車が乱入し、ストリートを歩いていた観光客らを次々となぎ倒しながら500mを暴走した[1]

この暴走により、バルセロナ市民若しくは観光客ら13人が死亡し、100人が負傷したものとされる[2]。これを受けて捜査を開始したバルセロナ現地警察当局は、「不特定多数を狙った無差別テロ行為」と断定し、乗用車を運転して逃走した人物の行方を捜索すると共に、本件に関与した疑いがある人物を拘束して取り調べている[2]。また、同日にカンブリスでも歩道を車が突進する事件があり、1人が死亡、6人が負傷。その後警察隊と銃撃戦になり、実行犯5人が射殺。この事件を受けてISILが犯行声明を出している[3]

その他の嫌疑[編集]

スペインの複数のメディアによると、バルセロナの象徴ともいえるアントニ・ガウディによる世界遺産サグラダ・ファミリア教会(世界遺産としてはアントニ・ガウディの作品群として一括登録されたものの一つ)を爆破する計画もあったとし、今回のテロは大量殺人以外にも文化浄化ヴァンダリズム)も画策していた可能性が示唆されている[4]

事件の反応[編集]

本事件を受けて、スペイン首相のマリアーノ・ラホイ・ブレイは急遽首都マドリードから現場があるバルセロナに駆けつけ、「イスラムの過激思想に基づいたテロだ」と語った[5]

また、日本の安倍晋三内閣総理大臣首相官邸を通じて「心からの連帯を表明する」とラホイにメッセージを送信した[6]

出典[編集]