2005年の横浜ベイスターズ

2005年の横浜ベイスターズ
成績
セントラル・リーグ3位
69勝70敗7分 勝率.496[1]
本拠地
都市 神奈川県横浜市
球場 横浜スタジアム<
球団組織
オーナー 若林貴世志
経営母体 TBS
監督 牛島和彦
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2005年の横浜ベイスターズ(2005ねんのよこはまベイスターズ)では、2005年横浜ベイスターズの動向をまとめる。

この年の横浜ベイスターズは、牛島和彦監督の1年目のシーズンである。

概要[編集]

1982年に守護神として中日の優勝に貢献し、引退後にTBSの解説者を務めていた牛島和彦の監督招聘に成功したチームは出足こそ悪かったが、5月の交流戦以降、徐々に調子を上げていき、6月以降は阪神・中日に差をつけられながらもヤクルトとのAクラス争いを展開。最終的に2001年以来となるシーズン勝ち越しこそ逃したものの3位に滑り込み、4年ぶりにAクラスでシーズンを終えたが、横浜としてのAクラス入りはこの年が最後で、これ以降、2016年に11年ぶりにAクラス入りするまで低迷期に入る。牛島監督の指導のおかげか投手陣はチーム防御率3.68でリーグ2位と、チーム防御率は前年から若干改善された。打撃陣ではタイロン・ウッズの中日移籍で本塁打が前年の194本から139本に減少したものの、多村仁志が31本塁打でしっかりと穴を埋め、プロ3年目の村田修一も24本塁打と健闘した。開幕オーダーこそ違うが、シーズン通して石井、小池、金城、佐伯、多村、種田、村田、相川の打順でオーダーが組まれ、球団としては1978年の横浜大洋ホエールズ以来27年ぶりに8人の野手のレギュラー全員が規定打席に到達した[2]。カード別成績では前年勝ち越した阪神(この年リーグ優勝)に6勝13敗3分、中日(リーグ2位)にも8勝13敗1分と負け越したが、リーグ5位の巨人に対しては16勝6敗と大幅に勝ち越した。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 石井琢朗
2 種田仁
3 金城龍彦
4 佐伯貴弘
5 鈴木尚典
6 小池正晃
7 村田修一
8 相川亮二
9 三浦大輔
2005年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 中日 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 --
2位 広島 2.5 ヤクルト 0.5 中日 4.5 中日 3.0 中日 0.5 中日 10.0
3位 阪神 3.0 中日 1.5 ヤクルト 5.5 横浜 10.5 ヤクルト 9.0 横浜 17.0
4位 ヤクルト 3.5 横浜 4.0 横浜 7.0 ヤクルト 11.0 横浜 13.0 ヤクルト 17.5
5位 横浜 5.0 広島 4.5 巨人 9.5 巨人 15.0 巨人 18.0 巨人 25.5
6位 巨人 7.0 巨人 7.0 広島 13.0 広島 18.0 広島 20.0 広島 29.5


2005年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪神タイガース 87 54 5 .617 優勝
2位 中日ドラゴンズ 79 66 1 .545 10.0
3位 横浜ベイスターズ 69 70 7 .496 17.0
4位 ヤクルトスワローズ 71 73 2 .493 17.5
5位 読売ジャイアンツ 62 80 4 .437 25.5
6位 広島東洋カープ 58 84 4 .408 29.5

交流戦[編集]

日本生命セ・パ交流戦2005 最終成績
順位 球団 勝率
優勝 千葉ロッテマリーンズ 24 11 1 .686 ---
2位 福岡ソフトバンクホークス 23 12 1 .657 1.0
3位 阪神タイガース 21 13 2 .618 2.5
4位 読売ジャイアンツ 18 14 4 .563 4.5
5位 ヤクルトスワローズ 20 16 0 .556 4.5
6位 横浜ベイスターズ 19 17 0 .528 5.5
7位 オリックス・バファローズ 17 16 3 .515 6.0
8位 西武ライオンズ 18 18 0 .500 6.5
9位 中日ドラゴンズ 15 21 0 .417 9.5
10位 北海道日本ハムファイターズ 12 22 2 .353 11.5
11位 広島東洋カープ 11 24 1 .314 13.0
12位 東北楽天ゴールデンイーグルス 11 25 0 .306 13.5

オールスターゲーム2005[編集]

  • ファン投票
選出なし
  • 監督推薦
クルーン
種田仁
金城龍彦

選手・スタッフ[編集]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー[編集]

最優秀防御率(2.52、初受賞)
最多奪三振(177奪三振、初受賞)
最多奪三振(177奪三振、初受賞)

ベストナイン[編集]

受賞者なし
金城龍彦(外野手、初受賞)

ドラフト[編集]

大学生・社会人ドラフト
順位 選手名 守備 所属 結果
希望入団枠 高宮和也 投手 ホンダ鈴鹿 入団
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 内藤雄太 外野手 八戸大学 入団
4巡目 三橋直樹 投手 日産自動車 入団
高校生ドラフト
順位 選手名 守備 所属 結果
1巡目 山口俊 投手 柳ヶ浦高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 黒羽根利規 捕手 日本大学藤沢高 入団

出典[編集]

  1. ^ 年度別成績 2005年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2016年9月12日閲覧。
  2. ^ 【データ】阪神が規定打席8人到達 50年以来!昨年から倍増”. 日刊スポーツ (2021年12月23日). 2022年3月4日閲覧。