2003年の西武ライオンズ

2003年の西武ライオンズ
成績
パシフィック・リーグ2位
77勝61敗2分 勝率.558[1]
本拠地
都市 埼玉県所沢市
球場 西武ドーム
球団組織
オーナー 堤義明
経営母体 コクド
監督 伊原春樹
選手会長 和田一浩
スローガン
栄光へ 全力!
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2003年の西武ライオンズでは、2003年の西武ライオンズの動向をまとめる。

この年の西武ライオンズは、伊原春樹監督の2年目のシーズンである。

概要[編集]

1992年以来10年ぶりの日本一こそ逃したものの、投手陣は松坂大輔西口文也豊田清森慎二などが控え、打撃陣でも前年ブレイクの宮地克彦和田一浩松井稼頭央が控えるなど、2連覇が期待されたが4月は開幕ダッシュに失敗して14勝14敗で終える平凡なスタート。5月・6月に25勝17敗の貯金8でダイエーに肉薄するが、7月11日からまさかの6連敗。8月は16勝8敗1分でダイエーを追いかけるも9月後半から負けが込み、最終的に77勝61敗2分と、勝ち星が半減。投手陣は前年と違って打ちこまれる試合が続き防御率は前年の3.20から4.43へ低下してリーグ4位と低迷。打撃陣は和田・松井・アレックス・カブレラの活躍で191本塁打のリーグ1位と打ちまくったが、打点・得点でダイエーに大きく差を付けられた。2連覇できなかった責任を取り、伊原監督は堤オーナーに辞表を提出。1979年の所沢移転以来着用してきたスカイブルーのユニフォームに別れを告げ翌年からオリックスの監督となり、新監督にはチーム生え抜きの伊東勤総合コーチ兼捕手が引退して即監督就任となった。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 松井稼頭央
2 小関竜也
3 宮地克彦
4 後藤武敏
5 和田一浩
6 柴田博之
7 古屋剛
8 伊東勤
9 高木浩之
投手 松坂大輔
2003年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 ダイエー -- ダイエー -- ダイエー -- ダイエー -- ダイエー -- ダイエー --
2位 近鉄 2.0 近鉄 1.0 近鉄 近鉄 5.0 西武 5.0 西武 5.5
3位 西武 2.5 西武 5.0 西武 1.5 西武 5.5 近鉄 6.5 近鉄 8.5
4位 日本ハム 3.0 日本ハム 8.0 日本ハム 9.5 日本ハム 10.5 日本ハム 14.0 ロッテ 14.0
5位 ロッテ ロッテ 8.5 ロッテ 9.5 ロッテ 15.0 ロッテ 20.5 日本ハム 19.5
6位 オリックス 4.5 オリックス 13.5 オリックス 18.5 オリックス 21.0 オリックス 32.0 オリックス 33.5
期間
成績
14勝14敗
勝率.500
12勝10敗1分
勝率.545
15勝7敗
勝率.682
79勝11敗
勝率.878
16勝8敗
勝率.667
11勝11敗1分
勝率.500
2003年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 福岡ダイエーホークス 82 55 3 .599 優勝
2位 西武ライオンズ 77 61 2 .558 5.5
3位 大阪近鉄バファローズ 74 64 2 .536 8.5
4位 千葉ロッテマリーンズ 68 69 3 .496 14.0
5位 日本ハムファイターズ 62 74 4 .456 19.5
6位 オリックス・ブルーウェーブ 48 88 4 .353 33.5

[1]

オールスターゲーム2003[編集]

  • ファン投票
松坂大輔(出場辞退)
森慎二
豊田清
カブレラ
松井稼頭央
  • 監督推薦
高木浩之
和田一浩

できごと[編集]

選手・スタッフ[編集]

[2]

表彰選手[編集]

リーグ・リーダー[編集]

最優秀防御率(2.83、初受賞)
最多奪三振(215奪三振、2年ぶり3度目)
最優秀救援投手(40SP、2年連続2度目)
最優秀中継ぎ投手(26H、2年連続2度目)

ベストナイン[編集]

松井稼頭央(遊撃手、7年連続7度目)
和田一浩(外野手、初受賞[注 1]
アレックス・カブレラ(指名打者、初受賞[注 2]
松坂大輔(投手、2年ぶり4度目)
松井稼頭央(遊撃手、2年連続4度目)

ドラフト[編集]

順位 選手名 ポジション 所属 結果
自由獲得枠 山崎敏 投手 平成国際大学 入団
1巡目 (選択権なし)
2巡目 黒瀬春樹 内野手 県立岐阜商業高 入団
3巡目 (選択権なし)
4巡目 松川誉弘 投手 大阪・港高 入団
5巡目 松坂健太 外野手 東海大学付属仰星高 入団
6巡目 岡本篤志 投手 明治大学 入団
7巡目 佐藤隆彦 捕手 法政大学 入団
8巡目 杉山春樹 投手 専修大学 入団

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2002年に指名打者部門で受賞しており、通算2度目。
  2. ^ 2002年に一塁手部門で受賞しており、通算2度目。

出典[編集]