1979年イギリス総選挙

1979年イギリス総選挙
United Kingdom general election, 2019
イギリス
1974年 ←
1979年5月3日
→ 1983年

内閣 ジェームズ・キャラハン内閣
解散日 1979年4月7日
公示日 1979年4月7日
改選数 635
選挙制度 単純小選挙区制
有権者 有権者を参照
選挙後の党派別勢力図

庶民院 全650議席
投票率 67.52%(減少 1.3%)
  第1党 第2党 第3党
 
党首 マーガレット・サッチャー ジェームズ・キャラハン デイヴィッド・スティール
政党 保守党 労働党 自由党
党首就任 1975年2月11日 1976年4月5日 1976年7月7日
党首選挙区 Finchley Cardiff South East Roxburgh, Selkirk and Peebles
前回選挙 277 319 13
獲得議席 339 269 11
議席増減 増加62 減少50 減少2
得票数 13,697,923 11,532,218 4,313,804
得票率 43.9% 36.9% 13.8%
得票率増減 増加8.1% 減少2.3% 減少4.5%

選挙前首相

ジェームズ・キャラハン
労働党

次期首相

マーガレット・サッチャー
保守党

英国議会議事堂(ビッグ・ベン

1979年イギリス総選挙(1979ねんイギリスそうせんきょ、英語:United Kingdom general election, 1979)は、英国議会(正式名称:グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会)の議員を選出するために1979年5月に行われたイギリス総選挙である。

概要[編集]

労働組合の大規模ストライキでイギリス社会が麻痺状態となった「不満の冬」直後に行われた総選挙で、庶民院において労働党のキャラハン内閣不信任案が僅差で可決(1979年3月28日)されたため、行われた。この総選挙で労働党はマーガレット・サッチャーが率いる保守党に敗北し、サッチャーが女性としてイギリス政治史上初めて首相に就任した。以後、労働党は1997年まで18年余りにわたって野党となった。

選挙データ[編集]

  • 議会構成上院貴族院)と下院庶民院)から構成されるが、上院議員は、世襲貴族や一代貴族の中から選出されているので、総選挙で選ばれるのは下院議員のみである。
  • 下院議員の任期:任期は5年であるが、任期が満了する前に解散され選挙となることが多い(前回の選挙は1974年)。
  • 定数:635議席
  • 選挙制度:各選挙区で最多得票を得た候補者のみが当選する完全小選挙区制

選挙結果[編集]

  • 投票日:1979年5月3日
  • 投票率:76.0%
  • 総得票数:41,095,649票
  • 有効得票数:31,221,362票
党派別議席数と得票数・率
党派 得票数 候補者 当選者
保守党
Conservative Party
13,697,923 43.9 622 339
労働党
Labour Party
11,532,218 36.9 622 269
自由党
Liberal
4,313,804 13.8 577 11
アルスター統一党(UU) 254,578 0.8 11 5
アルスター民主統一党(UDUP) 70,975 0.2 5 3
ブライド・カムリ(PC) 132,544 0.4 36 2
スコットランド国民党(SNP) 504,259 1.6 71 2
社会民主労働党(SDLP) 126,325 0.4 9 1
アルスター統一連合党(UUUP) 39,856 0.1 2 1
独立アルスター統一党(Ind UU) 36,989 0.1 1 1
独立アイルランド共和党(Ind Rep) 22,398 0.1 1 1

※議席を獲得できなかった政党については除外した。

出典[編集]

関連項目[編集]