1946年10月27日憲法

1946年10月27日憲法フランス語: Constitution du 27 octobre 1946)は、フランス第四共和政の憲法である。

解説[編集]

1946年9月29日に憲法制定国民議会で採択され、10月13日の人民投票で承認された。1946年10月27日にフランス共和国臨時政府大統領ジョルジュ・ビドーが公布し、翌日官報に掲載された。共和国評議会が初めて開かれた12月24日に発効した。

この憲法は、フランス共和国と保護領国連委任統治領等の植民地とによって構成されるフランス連合を創設したが、英仏共同統治領ニューヘブリディーズ諸島(現バヌアツ)は連合の枠外とされた。ドイツオーストリアのフランス軍占領地域は、この憲法の適用範囲外とされた。

この憲法は、執行府と立法府との間の抑制と均衡によって「合理化された(rationalisé)」議院内閣制を樹立した。

この憲法は、その前文(現在も有効)を除き、1958年10月4日憲法第五共和政憲法)によって廃止された。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(一)譯」『同志社法學』第7巻第5号、同志社法學會、1956年1月15日、97-102頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009199ISSN 0387-7612NAID 110000401262 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法 (2) 譯」『同志社法學』第7巻第6号、同志社法學會、1956年3月15日、90-96頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009209ISSN 0387-7612NAID 110000401272 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(三)訳」『同志社法學』第8巻第1号、同志社法學會、1956年5月30日、97-108頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009216ISSN 0387-7612NAID 110000401279 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(四)訳」『同志社法學』第8巻第2号、同志社法學會、1956年7月10日、147-151頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009220ISSN 0387-7612NAID 110000401283 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(五)訳」『同志社法學』第8巻第3号、同志社法學會、1956年9月10日、200-211頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009226ISSN 0387-7612NAID 110000401289 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(六)訳」『同志社法學』第8巻第5号、同志社法學會、1957年1月30日、139-144頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009237ISSN 0387-7612NAID 110000401300 
  • 山本浩三「自由フランスから第四共和国までの基本法(七・完)訳」『同志社法學』第9巻第2号、同志社法學會、1957年9月20日、98-113頁、doi:10.14988/pa.2017.0000009251ISSN 0387-7612NAID 110000401314 

関連項目[編集]