饒村曜

饒村 曜(にょうむら よう、1951年 - )は、日本気象予報士文筆家

台風の進路予報で使われる予報円の開発者として知られている。

略歴[編集]

新潟県生まれ。1973年、新潟大学理学部物理学科卒業。気象庁に入り、予報課予報官、企画課調査官を経て、1995年の阪神・淡路大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、気象庁統計室補佐官、企画課技術開発調整官、海洋気象情報室長、福井和歌山静岡地方気象台長などを経て東京航空地方気象台長で退官。

気象予報士減災コンサルタント[1]電気通信大学青山学院大学静岡大学において非常勤講師を勤め、2018年からは、ウェザーマップ社の予報センターで実務作業にも携わっている[2]

著書[編集]

  • 『台風物語 記録の側面から』日本気象協会編 クライム気象図書出版部 1986
  • 『続・台風物語 記録の側面から』日本気象協会 1993
  • 『防災担当者の見た阪神・淡路大震災』日本気象協会 1996
  • 『イラストでわかる天気のしくみ 気象現象の基礎知識と観測から天気予報の実際まで』新星出版社 1998
  • 『気象のしくみ』日本実業出版社 入門ビジュアルサイエンス 2000
  • 『図解地震のことがわかる本 大地震は突然やってくるのか?』新星出版社 2000
  • 『お天気用語事典』新星出版社 2002
  • 『気象災害の予測と対策』オーム社 2002
  • 『台風と闘った観測船』成山堂書店 気象ブックス 2002
  • 『気象予報士過去問徹底攻略 この一冊で決める!!』新星出版社 2005
  • 『気象予報士完全合格教本 ここが出る!!』新星出版社 2005
  • 『海洋気象台と神戸コレクション 歴史を生き抜いた海洋観測資料』成山堂書店 気象ブックス 2010
  • 『静岡の地震と気象のうんちく』静岡新聞社 静新新書 2010
  • 『お天気ニュースの読み方・使い方』新田尚監修 オーム社 2012
  • 『大人の算数・数学再学習 小中高12年』オーム社 2012
  • 『大気現象と災害』近代消防社 2012
  • 東日本大震災 日本を襲う地震と津波の真相』近代消防社 近代消防ブックレット 2012
  • 『最新図解PM2.5と大気汚染がわかる本』オーム社 2013
  • 『天気と気象100 一生付き合う自然現象を本格解説』オーム社 2014
  • 『最新図解特別警報と自然災害がわかる本』オーム社 2015

共編著[編集]

  • 『雨と風の事典』編 クライム 2004
  • 『いちばん!の図鑑』今泉忠明,岡島秀治,真鍋真,湯浅浩史共監修 学研教育出版 ニューワイド学研の図鑑i 2010
  • 『なぜ?の図鑑』阿部和厚,猪郷久義,今泉忠明,大場達之,岡島秀治,小宮輝之,真鍋真,吉川真共監修 学研教育出版 ニューワイド学研の図鑑i 2012
  • 『謎の図鑑』阿部和厚,猪郷久義,今泉忠明,大場達之,岡島秀治,小宮輝之,竹内龍人,松原聰,真鍋真,吉川真共監修 学研教育出版 ニューワイド学研の図鑑i 2013

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『最新図解特別警報と自然災害がわかる本』著者紹介
  2. ^ 「饒村曜(にょうむらよう)気象予報士(元気象庁)」、speakers.jp、2022年1月22日閲覧

外部リンク[編集]