飛鳥裕子

あすか ゆうこ
飛鳥 裕子
本名 黒崎 裕子
別名義 奥村 裕子(旧芸名・旧姓)
生年月日 (1957-07-26) 1957年7月26日
没年月日 (2011-12-15) 2011年12月15日(54歳没)
出生地 日本の旗 日本京都府京都市
国籍 日本
職業女優
ジャンル映画・元テレビドラマ
配偶者 黒崎輝
主な作品
映画
夢野久作の少女地獄
テレビドラマ
超電子バイオマン
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飛鳥 裕子(あすか ゆうこ、1957年7月26日[1][2] - 2011年12月15日?[3])は、日本の元女優。本名は、黒崎裕子(くろさき ゆうこ)。旧姓名は、奥村裕子( おくむら ゆうこ)[1][2]。夫は元俳優黒崎輝

京都府京都市出身[1][2][4]園田学園高等学校卒業[1][4]

人物[編集]

子供の頃から京都の児童劇団に所属して活動し、1960年の映画『切られ与三郎』で子役としてデビュー[4][1]

高校時代は学業に専念するが高校卒業後に上京[2]モデルを経て、1977年の東映映画北陸代理戦争』に端役で出演。同年の日活ロマンポルノ夢野久作の少女地獄』で主役の女学生役に抜擢され、本作より飛鳥裕子の芸名となる[1][2]

以後、日活ロマンポルノ『さすらいの恋人 眩暈』(1978年)、『高校エマニエル 濡れた土曜日』(1978年)、『新入社員(秘)OL大奥物語』(1980年)などに準主役クラスで出演[1]。この間、ライオン奥様劇場『新・子育てごっこ』(1981年)に居酒屋の仲居・北村とみ子役でレギュラー出演するなどテレビドラマ悪役を中心に活動する[2]

1984年スーパー戦隊シリーズ超電子バイオマン』に敵側である新帝国ギアの女幹部・ファラ役でレギュラー出演。黒崎輝とは、本作での共演がきっかけ(黒崎とはバイオマン以前にも数作共演していた)で交際が始まり、結婚を期に芸能界を引退(黒崎もほぼ同時期に俳優を引退)。

芸能界を引退後は沖縄県本部町にて、スクーバダイビングショップ「マザーアース沖縄」を夫婦で経営し、ショップのウェブサイト上では申込客とダイビングを楽しむ様子等も掲載され評判を得ていたが、2011年12月に飛鳥が死去したことが四十九日にあたる2012年2月1日JAC時代から黒崎と親交のあった柴原孝典のブログ[5]にて明らかになった。飛鳥の没後も「マザーアース沖縄」は運営が続行されている。

出演[編集]

映画[編集]

  • 大奥浮世風呂(1977年、東映
  • 北陸代理戦争(1977年、東映)
  • 夢野久作の少女地獄(1977年、日活) - 殿宮アイ子
  • 幻想夫人絵図(1977年、日活) - 朱実
  • 高校エマニエル 濡れた土曜日(1978年、日活) - 小林祐子
  • 生贄の女たち(1978年、東映) - 有沢彩子
  • さすらいの恋人 眩暈(めまい)(1978年、日活) - 中宮千加
  • 透明人間 犯せ!(1978年、日活) - ビデ夫人
  • 肉の標的・奪う!(1979年、日活) - 池田沙智
  • エロス学園 発情時代(1979年、日活) - 矢野夫人
  • 看護婦日記 いたずらな指(1979年、にっかつ) - 枝川佐知子
  • 高校エロトピア 赤い制服(1979年、にっかつ) - 大野由紀子
  • 潮吹き海女(1979年、にっかつ) - 柿島ルミ
  • 宇能鴻一郎の濡れて開く(1979年、にっかつ) - OL
  • レイプショット 百恵の唇(1979年、にっかつ) - 早川牧子
  • 昼下りの女 挑発!!(1979年、にっかつ) - 勝子
  • 堕靡泥の星 美少女狩り(1979年、にっかつ) - 神納とき江
  • 宇能鴻一郎の濡れて悶える(1980年、にっかつ) - 人妻
  • 新入社員(秘)OL大奥物語(1980年、にっかつ) - 綾子
  • 単身赴任 新妻の秘密(1980年、にっかつ) - 秋田夫人
  • 昭和エロチカ 薔薇の貴婦人(1980年、にっかつ) - 若槻涼子
  • 団鬼六・少女縛り絵図(1980年、にっかつ) - 峰岸愛子
  • 魔界転生(1981年、東映) - 甲質 くの一
  • 刑事物語(1982年、東宝)
  • 劇場版 超電子バイオマン(1984年、東映) - ファラ
  • 女豹(1985年、にっかつ) - 卓也の母

テレビドラマ[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『日本映画人名事典 女優編<上巻>』キネマ旬報社、1995年、75-76頁。 
  2. ^ a b c d e f 福島民報』1981年7月9日付朝刊9面「出番 飛鳥裕子」。
  3. ^ 詳しい没年月日は不明だが、四十九日から逆算した日付を記載。
  4. ^ a b c 『週刊テレビ番組』1983年1月14日号、東京ポスト、36頁。 
  5. ^ 柴原孝典 (2012年2月1日). “沖縄…”. 危険請負人. オフィスワイルド. 2012年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月13日閲覧。

外部リンク[編集]