霞ヶ丘駅 (愛知県)

霞ヶ丘駅
ホーム跡
かすみがおか
大森 (0.8 km)
(1.0 km) 印場
所在地 愛知県東春日井郡旭村印場
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 瀬戸線
キロ程 12.0km(堀川起点)
栄町から11.5 km
開業年月日 1927年(昭和2年)7月1日
廃止年月日 1969年(昭和44年)4月5日*
備考 *1944年(昭和19年)頃より休止
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霞ヶ丘駅(かすみがおかえき)は、かつて愛知県東春日井郡旭村印場[1](現・尾張旭市)にあった名古屋鉄道瀬戸線廃駅)。

霞ヶ丘とは瀬戸電気鉄道(瀬戸線の前身会社)が開発した霞ヶ丘文化住宅地に由来し、後に地名化して尾張旭市霞ヶ丘町となっている[2][3]

歴史[編集]

当駅開業以前には、同位置に志談味通駅が存在した。志談味通とは、旧志段味村、現在の守山区志段味地区に通じる道という意味である。志談味通駅は大正初期には既に存在していたが、当駅との関係は不明である。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、駅舎は上り線側にあった。現在でも、線路脇には当時のホームの跡が残っている。駅舎も1980年代までは残っていた。

駅周辺[編集]

  • 霞ヶ丘文化住宅地 - 瀬戸電鉄が開発した住宅地。沿線案内には駅から半丁(約55 m)とある[5]

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
瀬戸線
大森駅 - 霞ヶ丘駅 - 印場駅

脚注[編集]

  1. ^ a b 鉄道省 編 『鉄道停車場一覧 昭和12年10月1日現在』p.308 川口印刷所出版部 1934年 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 水野時二『尾張旭の地名』尾張旭市教育委員会、1989年、27頁。 
  3. ^ 堀田典裕 著「私鉄郊外点描 郊外産業鉄道の沿線開発」、郡司武(編) 編『週刊私鉄全駅・全車両基地 名古屋鉄道1』 No.22、朝日新聞出版、2014年、34頁。 
  4. ^ a b c d e 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、46頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  5. ^ 瀬戸市史編纂委員会(編)『瀬戸市史 資料編5 近現代1』付図「瀬戸電鉄沿線御案内」、瀬戸市、2006年。

参考文献[編集]

宮脇俊三編著『鉄道廃線跡を歩くIV』(JTB、1997年)

関連項目[編集]