阿毘縁村

あびれそん
阿毘縁村
廃止日 1955年6月30日
廃止理由 新設合併
大宮村阿毘縁村高宮村
現在の自治体 日野郡日南町
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
日野郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 1,176
国勢調査、1950年)
隣接自治体 大宮村、伯南町
島根県仁多郡鳥上村能義郡広瀬町
阿毘縁村役場
所在地 鳥取県日野郡阿毘縁村
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阿毘縁村(あびれそん[1])は、鳥取県日野郡にあった。現在の日野郡日南町の一部にあたる。

地理[編集]

  • 河川:印賀川[2]、阿毘縁川[3]、砥波川[3]
  • 山岳:猿隠山[3]、解脱寺山[2]

歴史[編集]

  • 1889年(明治22年)10月1日、町村制の施行により、日野郡下阿毘縁村、阿毘縁村が合併して村制施行し、阿毘縁村が発足[1][3]。旧村名を継承した下阿毘縁、阿毘縁の2大字を編成[3]
  • 1955年(昭和30年)6月30日、日野郡大宮村と合併し高宮村を新設して廃止された[1][3]。合併後、高宮村大字下阿毘縁・阿毘縁となる[3]

地名の由来[編集]

次の諸説あり[2]

  1. 出雲国風土記』に記載の「伯耆国日野郡堺阿志〔田+比〕縁山」の「志」を略したもの。
  2. 鈩(たたら)作業に関係した「足しびれ」「足冷え」などが語源。

産業[編集]

  • 農業、林業[3]
  • 産物:米、木炭[3]
  • 大字下阿毘縁は古代から有数な砂鉄採取地であったが、洋鉄の普及に伴い明治中期以降から衰退し、1917年(大正6年)頃から次第に閉山していった[2]

出身人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『市町村名変遷辞典』30頁。
  2. ^ a b c d 「下阿毘縁〈日南町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』394-395頁。
  3. ^ a b c d e f g h i 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』79頁。
  4. ^ 『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』68頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月19日閲覧。

参考文献[編集]

  • 衆議院事務局編『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』衆議院事務局、1936年。
  • 角川日本地名大辞典 31 鳥取県』。
  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目[編集]