阪急8300系電車

阪急8300系電車
8300系1次車
基本情報
運用者 阪急電鉄
製造所 アルナ工機
製造年 1989年 - 1995年
製造数 84両
運用開始 1989年5月
投入先 阪急電鉄:京都本線千里線
Osaka Metro堺筋線
主要諸元
編成 2両・6両・8両編成
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1500V
架空電車線方式
最高運転速度 阪急線内 115 km/h
堺筋線内 70 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 阪急線内 2.6 km/h/s(65 km/hまで)
堺筋線内 2.8 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
車両定員 【先頭車】
135(座席48・立席87)
【中間車】
145(座席54・立席91)
全長 18,900 mm
全幅 2,850 mm
全高 4,095 mm
車体 アルミニウム合金
台車 S形ミンデンドイツ式ダイレクトマウント空気ばね台車(8300F - 8303F, 8310F - 8312F, 8330F, 8331F)
M車:FS-369A・T車:FS-069A
モノリンク式ボルスタレス台車(8304F, 8313F - 8315F, 8332F, 8333F)
M車:SS-139A・T車:SS-039A 
主電動機 全閉内扇式かご形三相誘導電動機
TDK-6125-A
TDK-6128-A[1](8302F・8303F・8330F+8310F・8315F)
主電動機出力 170kW
190kW(8302F・8303F・8330F+8310F・8315F)
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式(登場当初)
WNドライブ(改造車)
歯車比 5.25
制御方式 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御(8302F・8303F・8330F+8310F・8315F以外)
IGBT素子VVVFインバータ制御(8302F・8303F・8330F+8310F・8315F)
制御装置 RG619-A-M(8300F, 8301F)
RG637-A-M
(8304F, 8311F - 8314F, 8331F - 8333F)
RG6026-B-M[1](8302F, 8315F, 8310F, 8303F, 8330F)
RG6026-B/C-M[2](8330号車)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-1)
直通予備空気ブレーキ
保安装置 AF軌道回路方式ATS(パターン式)
WS-ATC
デッドマン装置
備考 全長・全幅・全高および編成重量の数値は1次車のもの
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阪急8300系電車(はんきゅう8300けいでんしゃ)は、阪急電鉄(阪急)の通勤形電車である。

本項では、解説の便宜上梅田方先頭車+F(Formation=編成の略)を編成名として記述(例:8302以下8両編成=8302F、8333以下2両編成=8333F)する。

概要

本系列は、8000系京都線仕様、地下鉄堺筋線直通対応車として製造され、1989年平成元年)年7月9日から運用が開始された[3]

8300系は総数84両が阪急電鉄からケイマン諸島リース会社であるS&H Railway Co.,Ltd.に、2002年(平成14年)3月29日付けで売却され、そこからのリースによって使用するようになっていた[4]。その後、2007年の契約満了後に阪急電鉄に買い戻されている[5]

車両概説

車体

車体は神宝線8000系と概ね共通するが、中津駅神戸本線宝塚本線の離線間隔の問題が発生したことから規格統一が先送りとなり、車体幅は7300系と比較して50mm拡大され、3300系5300系と同じになった[6]

前面は8000系と同様の額縁スタイルで登場し、1991年(平成3年)増備の8311Fからは前面の飾り帯が廃止され、後に既存の編成からも撤去された。この前面形状は他形式と比較して風圧が大きいとの指摘があり、8300系運用開始後の大山崎駅のJRとのアンダークロス付近では、沿線からの苦情もあったという[7]。同じ額縁スタイルの地下鉄60系を借用して比較したが、60系では問題はないとの結果であった[7]

これを受けて、1993年(平成5年)増備の8303Fからは8000系8033F以降と同様に前面のデザインが変更され、「く」の字に傾斜した形状に変更されるとともに[8]、車両番号表示の位置が向かって左の窓下に変更され、種別・行先表示が大型化された。

1995年(平成7年)増備の8304Fからは前面窓が下方向に拡大され、前面の車両番号表示も電照式になった[8]

内装

車内の濃色の木目調化粧板、車椅子スペースの設置、側窓のパワーウインドウ化などは8000系と同一である。8000系の一部編成に導入されているクロスシートは設置されていない。

1992年(平成4年)増備の8312Fでは、阪急の車両で初めて地下鉄堺筋線用の自動放送装置が取り付けられた。その後、同じく堺筋線直通列車に使用される3300系・5300系・7300系も含めて、他編成にも設置されたが、8300F・8301Fは構造上取付不可能なため、堺筋線内では車掌の肉声放送を行う。自動放送装置は当初磁気テープ式であったが、地下鉄の車両より早く音声合成式に交換している。

最終増備車の8315Fは同時期製造の8200系に準じた仕様で、扉上部にLED式の車内案内表示器を設置し、FM大阪のニュース(見えるラジオ)が表示されていた。日除けもアルミ製の鎧戸から巻き上げ式カーテンに変更された[9]。また、側面方向幕の位置が既投入車より若干高く設置されている。

主要機器

運転台

制御方式はVVVFインバータ制御で、東洋電機製造製のGTOサイリスタ素子インバーター装置を搭載した。製造時期によってインバータ装置の形状や磁励音が異なる。惰行制御装置も装備しており、設定から±3km/hの速度差になると加減速を行うが、後期車は±1km/hの時点で行うよう改良された[10]

ブレーキは電気指令式ブレーキのHRDA-1である[9]。冷房装置は12,500kcal/h×3に増強された[9]

台車は初期車ではS型ミンデン台車を採用し、FS369A(電動台車)、FS069(付随台車)を装着する。8331F(2両編成)の8331・8451の台車は、5200系から流用したものを使用する。後期車はモノリンク式ボルスタレス台車が採用され、8332FでSS139(電動台車)とSS039(付随台車)を導入、8304FよりSS139A(電動台車)とSS039A(付随台車)が本格採用された[8][注 1]。また、8332号車のみ阪急で唯一ヨーダンパが搭載されたが、後に撤去されている。

パンタグラフは当初は下枠交差式を採用し、最終増備車の8315Fではシングルアーム式となった[11]

先頭部の連結器は、増解結を行う8300形・8450形は全自動密着連結器を採用している。増解結を行わない8400形は、当初は自動連結器を採用していたが、1993年(平成5年)増備の8302F以降は電気連結器のない密着連結器に変更され、以前の編成についても1994年(平成6年)までに交換がなされた[12]。この変更は、以降の新造車にも受け継がれた[注 2]

形式

2017年9月に形式呼称が変更された[13]。本節では左が旧形式、右が新形式を記す。なお、新形式呼称でのハイフン以下の枝分けは、2021年以降は廃止された[14]

  • 8300形/Mc8300形(8300 - 8304・8310 - 8315・8330 - 8333)15両
    • 大阪梅田方の制御電動車。主電動機、主制御器およびパンタグラフを搭載する。投入途中に制御機器、前面、さらにはパンタグラフが変更されたため、本形式は様々なバリエーションがある。新形式呼称では、ミンデン台車装備車はMc8300形、ボルスタレス台車装備車はMc8300-1形、ボルスタレス台車装備・制御装置更新車はMc8300-2形(2018年に可とう歯車継手変更改造を受けてMc8300-4形に再変更)、ミンデン台車装備・制御装置更新車はMc8300-3形、ボルスタレス台車装備・制御装置未更新・可とう歯車継手変更改造車はMc8300-5形に枝分かれしている。
  • 8400形/Mc8400形(8400 - 8404・8410 - 8415)11両
    • 京都河原町方の制御電動車。主電動機および主制御器を搭載する。新形式呼称での枝分けの仕方(ハイフンを付ける基準)は、Mc8300形と同様。
  • 8450形/Tc8450形 (8450 - 8453) 4両
    • 2両編成の河原町方制御車。補助電源装置 (SIV) および空気圧縮機を搭載する。新形式呼称では、8450がTc8450形、8451はTc8450-1形、8452・8453はTc8450-2形となる。
  • 8900形/M8900形 (8900 - 8904) 5両
    • 大阪梅田方の中間電動車。主電動機および主制御器を搭載する。新形式呼称では、ミンデン台車装備車はM8900形、ボルスタレス台車装備・制御装置更新車はM8900-1形(2018年に可とう歯車継手変更を受けてM8900-3形に再変更)、ミンデン台車装備・制御装置更新車はM8900-2形となる。なお、新形式呼称制定の時点で、ボルスタレス台車装備・制御装置未更新の車両は消滅している。
  • 8850形/T8850形(8850 - 8854・8860 - 8865・8870 - 8874・8880- 8885)22両
    • 大阪梅田方の中間付属車。SIVおよび空気圧縮機を搭載する。新形式呼称では、ミンデン台車装備車はT8850形、ボルスタレス台車装備車はT8850-1形となる。
  • 8950形/T8950形(8950 - 8954・8960 - 8965・8980 - 8984)16両
    • 中間付随車。走行に必要な機器は搭載しない。新形式呼称での枝分けの仕方は、T8850形と同様。
  • 8800形/M8800形(8800 - 8804・8810 - 8815)11両
    • 京都河原町方の中間電動車。主電動機、主制御器およびパンタグラフを搭載する。新形式呼称での枝分けの仕方は、Mc8300形・Mc8400形と同様。

製造

8300系の車両番号は、8両編成・7両編成で製造された編成は8300番台、6両編成で製造された編成は8310番台、2両編成で製造された編成は8330番台となっている。

← 梅田
河原町 →
竣工
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8300 8900 8850 8950 8980 8870 8800 8400 1989年5月30日[6]
8301 8901 8851 8951 8981 8871 8801 8401 1989年9月30日[6]
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8330 8450 8310 8860 8960 8880 8810 8410 1991年3月27日[6]
← 梅田
河原町 →
竣工
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8302 ---- 8852 8952 8982 8872 8802 8402 1993年3月19日[6]
---- 8902 ---- ---- ---- ---- ---- ---- 1993年9月29日[6]
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
---- ---- 8311 8861 8961 8881 8811 8411 1991年12月12日[6]
---- ---- 8312 8862 8962 8882 8812 8412 1992年2月26日[8]
8331 8451 ---- ---- ---- ---- ---- ---- 1993年1月29日[8]
← 梅田
河原町 →
竣工
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8303 8903 8853 8953 ---- 8873 8803 8403 1993年9月29日
---- ---- ---- ---- 8983 ---- ---- ---- 1994年6月16日[6]
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8332 8452 8313 8863 8963 8883 8813 8413 1994年1月24日[8]
8333 ---- ---- 8864 8964 8884 8814 8414 1994年7月29日[8]
---- 8453 8314 ---- ---- ---- ---- ---- 1994年9月27日[8]
← 梅田
河原町 →
竣工
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8304 8904 8854 8954 8984 8874 8804 8404 1995年1月20日[6]
Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
---- ---- 8315 8865 8965 8885 8815 8415 1995年10月15日[8]

改造

前面形状の変更

8300Fの大阪方の8300と8301Fの京都方の8401は、改造により腰部が埋められ[9]空気抵抗に対する実験的要素で前面下部の灯火類周りを一段高くした形状となっていたが、後述のリニューアル時に落成当時と同じレベルに戻された。神戸線所属車で行われた額縁改造は本系列では単独工事としては実施されず、リニューアル工事時の同時施工となった。

機器更新

2014年10月から運用を離脱していた8315Fは、VVVFインバータ装置と主電動機のASSY交換が行われ、2015年5月18日に本線試運転が行われた[15]1300系や7300系VVVF更新車とは異なり1C4M×1群制御であるが、同一のユニットを採用する事で機器の共通性を確保している[16]。以降他編成でも機器更新が実施されている。 8330号車はVVVF装置の主回路半導体にSi-IGBTにSiC-ショットキーバリアダイオードを付加したハイブリッドSiCモジュールを適用している[2]

前照灯の交換

2015年より前照灯がLEDに交換され、現在は全編成の交換が完了した。

リニューアル

8000系での施工が進みつつあったリニューアル工事は8300系においても実施されることとなり、第1陣として8300Fが施工を受け、2023年4月より運用に復帰した。基本的な施工内容は8000系リニューアル車と同様で、京都線においても車番移設・額縁削りの前面形態が登場した。8300の特徴となっていた標識灯周りをかさ上げした箇所は、落成時と同じレベルに戻された[17]。8300Fは、運用復帰後ほどなくして、後述の「Memorial 8300」の装飾が施された。 その後、8301Fにも同様の工事が施工されたが、増結運用が廃止されたことから、大阪側の8301の電気連結器が撤去されている[18]。なお、これら2編成は堺筋線用の自動放送装置が未設置だったが、こちらはリニューアル改造後も設置されず、引き続き堺筋線内では車掌の肉声で放送が行われている。 2024年2月には6両編成で初めて、8311Fに同様の工事が施工された(同時期に7300系7325Fにも同様の工事が施工されたが、こちらは7455の運転台が撤去され、7955に改番されている)[19]

運用

登場当時は8両固定編成のみで、運用も京都線の急行のみに限定されていた。2023年現在では8両編成は京都線内の特急通勤特急準特急急行準急普通千里線Osaka Metro堺筋線の普通・堺筋準急に使用されている。2001年から2007年までは8301Fと8311Fが組み替えられ、一時的に7両編成で運用されていた[注 3]。また、2001年から8304Fが、2007年から8311Fが、7300系2両編成を連結した8両編成で運用されている。

行楽期には6両編成が大阪梅田駅 - 嵐山駅で臨時運転される快速特急「さがの」[20]嵐山線で運用される。

土休日運行の快速特急「京とれいん 雅洛」で使用される7006Fが検査等の際に使用されることもある[21][22]

ラッピング列車

京都ラッピングの8313F「古都」
(2015年1月31日 梅田駅)
8300F 30th記念復刻塗装
(2020年1月18日 南千里駅)
Memorial 8300
Memorial 8300
  • 洛西口駅開業記念ラッピング列車
    8311F(当時7両編成)は2003年に、7321Fと共に、洛西口駅開業を記念したラッピング列車として運行された。車体には洛西口駅のイメージキャラクターである洛姫(らっきー)ちゃんが描かれていた。
  • 「エコトレイン 未来のゆめ・まち」号
    8331Fと8312Fは、2008年12月1日から2009年7月31日までの間、先頭車の車体側面までラッピングが施され、車内広告も環境をテーマにしたものが掲載されている「エコトレイン 未来のゆめ・まち号」として運行された。
  • 「古都」号
    8332Fと8313Fは2015年1月17日から2017年11月まで京都方面の名所旧跡を散りばめたラッピングが行われていた。2015年2月22日までは「京とれいん」に運用される6300系6354Fが検査入場で運用から外れたため、その代走として梅田駅 - 河原町駅間の快速特急の運用に入っていた[23]。2015年3月には一般公募で「古都」という愛称が付けられた[24]。当初は2016年3月までの運行予定だったが、その後、神戸線、宝塚線にもラッピング列車が登場し、両線のラッピング列車に運行期間を合わせる形で2017年11月まで期間が延長された。「古都」としての運用期間中は、車内照明も電球色のものに交換されていた。
  • 「Classic 8300」
    2019年1月19日から4月16日まで、神戸線の8000Fをステッカーにて、前面窓下飾り帯・Hマーク・旧社章を貼り付け、デビュー当時のスタイルに復元し、両先頭車にヘッドマークを掲げた記念列車として運行していたが、好評のため、記念列車の第2弾が運行されることとなり、京都線にも登場することが決まった。2019年5月24日から8300Fに装飾が行われていた。なお、梅田方先頭の8300は前面改造がなされていたが、そのままの状態で飾り帯が装飾されていた。ヘッドマークは神戸線・宝塚線とは異なるデザインとなった。ヘッドマーク掲出は9月30日まで行われ、それ以降は純粋なデビュー当時のスタイルで運行していた。当初は11月1日までの予定だったが好評のため、2022年前半頃まで延長された[25][26][27][28]。装飾期間延長の発表時に、「classic(クラシック)8300」の愛称が付けられた。2020年9月24日から11月4日まで記念ヘッドマークが掲出されていたが、8300系ではラッシュ時に増結・解放運用があることから、大阪梅田方先頭の8300にヘッドマークは取り付けられず、京都河原町方先頭の8400のみヘッドマークが掲出された。車内では、重要部検査入場まで妻面にアルミプレートが掲出されていた[29]
  • 「Memorial 8300」
    2023年4月12日より、Classic8300として運用されたのちにリニューアル工事が施工された8300Fに新たな装飾が施され、前面にHマーク、側面にHマークとエンブレム(社紋は現行のデザインのまま)、両先頭車にヘッドマークを掲げ、車内にアクリル製記念プレートを貼り付けた「Memorial 8300」が運行されている。ヘッドマークと側面エンブレムは、次回検査入場時まで掲出される予定だが、Hマークは検査出場後も継続すると発表された[30]

編成

1999年

1999年10月1日現在。

← 梅田・天下茶屋
河原町・北千里
備考
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8300 8900 8850 8950 8980 8870 8800 8400
8301 8901 8851 8951 8981 8871 8801 8401
8302 8902 8852 8952 8982 8872 8802 8402
8303 8903 8853 8953 8983 8873 8803 8403
8315 8904 8865 8965 8984 8885 8815 8415
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8330 8450 c c 8310 8860 8960 8880 8810 8410
8331 8451 c c 8312 8862 8962 8882 8812 8412
8332 8452 c c 8313 8863 8963 8883 8813 8413
8333 8453 c c 8314 8864 8964 8884 8814 8414
← 梅田・天下茶屋
河原町・北千里
備考
Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
 8304 8854 8954 8874 8804 8404
 8311 8861 8961 8881 8811 8411

2002年

2002年4月1日現在。

← 梅田・天下茶屋
河原町・北千里
備考
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8300 8900 8850 8950 8980 8870 8800 8400
8302 8902 8852 8952 8982 8872 8802 8402
8303 8903 8853 8953 8983 8873 8803 8403
8315 8904 8865 8965 8984 8885 8815 8415
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8330 8450 c c 8310 8860 8960 8880 8810 8410
8331 8451 c c 8312 8862 8962 8882 8812 8412
8332 8452 c c 8313 8863 8963 8883 8813 8413
8333 8453 c c 8314 8864 8964 8884 8814 8414
Mc Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
7326 7456 c c 8304 8854 8954 8874 8804 8404
← 梅田・天下茶屋
河原町・北千里
備考
Mc1 M2 T1 T2 T1 M1 Mc2
8301 8901 8851 8951 8881 8801 8401
← 梅田・天下茶屋
河原町・北千里
備考
Mc1 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8311 8861 8961 8981 8871 8811 8411

2023年

2023年7月30日現在[31]。cは中間運転台の位置を指す。

← 大阪梅田・天下茶屋
京都河原町・北千里
備考
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8300 8900 8850 8950 8980 8870 8800 8400 リニューアル車 東洋IGBT
8301 8901 8851 8951 8981 8871 8801 8401 リニューアル車 東洋IGBT
8302 8902 8852 8952 8982 8872 8802 8402 東洋IGBT
8303 8903 8853 8953 8983 8873 8803 8403 東洋IGBT
8315 8904 8865 8965 8984 8885 8815 8415 東洋IGBT
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8330 8450 c c 8310 8860 8960 8880 8810 8410 東洋IGBT
8330はハイブリッドSiCモジュール採用[2]
8331 8451 c c 8312 8862 8962 8882 8812 8412
8332 8452 c c 8313 8863 8963 8883 8813 8413
8333 8453 c c 8314 8864 8964 8884 8814 8414
Mc Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
7326 7456 c c 8304 8854 8954 8874 8804 8404
7325 7455 c c 8311 8861 8961 8881 8811 8411

2024年

2024年4月1日現在[32]。cは中間運転台の位置を、oは運転台撤去跡の位置を指す。

← 大阪梅田・天下茶屋
京都河原町・北千里
備考
Mc1 M2 T1 T2 T2 T1 M1 Mc2
8300 8900 8850 8950 8980 8870 8800 8400 リニューアル車 東洋IGBT
「Memorial8300」車両(2023年4月12日〜)
8301 8901 8851 8951 8981 8871 8801 8401 リニューアル車 東洋IGBT
8302 8902 8852 8952 8982 8872 8802 8402 東洋IGBT
8303 8903 8853 8953 8983 8873 8803 8403 東洋IGBT
8315 8904 8865 8965 8984 8885 8815 8415 東洋IGBT
Mc1 Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
8330 8450 c c 8310 8860 8960 8880 8810 8410 東洋IGBT
8330はハイブリッドSiCモジュール採用[2]
8331 8451 c c 8312 8862 8962 8882 8812 8412
8332 8452 c c 8313 8863 8963 8883 8813 8413
8333 8453 c c 8314 8864 8964 8884 8814 8414
Mc Tc Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
7326 7456 c c 8304 8854 8954 8874 8804 8404
Mc To Mc1 T1 T2 T1 M1 Mc2
7325 7955 o c 8311 8861 8961 8881 8811 8411 リニューアル車 東洋IGBT

その他

工場公開時の記念撮影用に作られた8302の前頭部モックアップ 2011.5.8 正雀工場にて

阪急正雀工場には、工場公開時の記念撮影用に8302の前頭部モックアップが展示されている。

脚注

注釈

  1. ^ これに伴い車両形式も8300形→8304形のように変更されている。
  2. ^ 神宝線の新造車では、1995年登場の8200系から適用(基本編成では、2006年登場の9000系から)。
  3. ^ 2001年3月改正から数か月間だけ、8315Fも7両編成での運用実績があった。

出典

  1. ^ a b 東洋電機技報 第134号 阪急電鉄株式会社8300系更新車両・7300系更新車両用電機品 - 東洋電機製造(インターネットアーカイブ)。
  2. ^ a b c d 東洋電機技報 第147号 阪急電鉄株式会社8300系ハイブリッドSiC適用VVVFインバータ装置 - 東洋電機製造(インターネットアーカイブ))。
  3. ^ 『鉄道車輛データファイル021「阪急8000・8300系」』53頁。ネコ・パブリッシング
  4. ^ 固定資産の譲渡に関するお知らせ (PDF) インターネットアーカイブ
  5. ^ 日本の鉄道車両がケイマン諸島で資産になっていた過去 NEWSポストセブン(2016年4月17日)
  6. ^ a b c d e f g h i 山口益生『阪急電車』216頁。
  7. ^ a b 山口益生『阪急電車』214頁。
  8. ^ a b c d e f g h i 山口益生『阪急電車』217頁。
  9. ^ a b c d 山口益生『阪急電車』218頁。
  10. ^ 鉄道ピクトリアル』通巻第663号、鉄道図書刊行会、1998年12月増刊号、 196頁。
  11. ^ 『日本の私鉄 阪急』1998年、53頁。
  12. ^ 『鉄道車輛データファイル021「阪急8000・8300系」』53 - 58、60頁。ネコ・パブリッシング。
  13. ^ 『鉄道ピクトリアル』2018年10月号の阪急8000系特集より。
  14. ^ 『大手私鉄車両ファイル2021』、『鉄道ファン』2021年8月号付録、交友社。
  15. ^ 阪急8300系8315編成がVVVF換装後の試運転を実施 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2015年5月19日
  16. ^ 東洋電機製造技報 第131号
  17. ^ 【初のリニューアルでどうなった?】阪急8300系8300F編成が新仕様で営業運転に復帰 - 『鉄道ホビダス』ネコ・パブリッシング 鉄道投稿情報局 2015年5月19日
  18. ^ 阪急8300系8301編成が試運転 railf.jp
  19. ^ 阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報vol.108
  20. ^ 阪急で臨時直通列車“さがの”運転railf.jp
  21. ^ 阪急京都線で「快速特急A」の運転開始railf.jp
  22. ^ 1月19日京都線ダイヤ改正後の京とれいん「快速特急A」「快速特急」ご案内
  23. ^ 阪急8300系に京都名所旧跡ラッピングrailf.jp
  24. ^ 阪急、京都線8300系を名所旧跡でラッピング…来年1月17日から運行開始
  25. ^ 8000系車両誕生30周年記念列車・第2弾を運行”. 阪急電鉄 (2019年4月22日). 2019年10月21日閲覧。
  26. ^ 阪急「8000系車両誕生30周年記念列車」第2弾の運転開始railf.jp
  27. ^ 阪急8300系による「誕生30周年記念列車」運転開始railf.jp
  28. ^ 阪急「8000系車両誕生30周年記念列車・第2弾」がヘッドマークなしで運転されるrailf.jp
  29. ^ 阪急,8000系・8300系「クラッシック8000・8300」に記念ヘッドマークrailf.jp
  30. ^ 阪急 8300系「Memorial8300」の運転を開始 railf.jp
  31. ^ 山口益生『阪急電車』238頁。
  32. ^ 阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報vol.108

参考文献

  • 阪急電鉄車両部発行カタログ「HANKYU 8000」1989年/1990年(改訂版) 両方とも8300系の記載もされている。
  • 山口益生『阪急電車』JTBパブリッシング、2012年。ISBN 4533086985