長崎短期大学

長崎短期大学
長崎短期大学
大学設置 1966年
創立 1945年
学校種別 私立
設置者 学校法人九州文化学園
本部所在地 長崎県佐世保市椎木町600
学部 地域共生学科
保育学科
研究科 保育専攻
ウェブサイト https://www.njc.ac.jp/
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長崎短期大学(ながさきたんきだいがく、英語: Nagasaki Junior College)は、長崎県佐世保市椎木町600に本部を置く日本私立大学1945年創立、1966年大学設置。大学の略称は長短(ちょうたん)。

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 長崎短期大学における建学の精神
    • 人間教育
    • 「知」:高い知性と豊かな教養を持つこと。
    • 「情」:日本人の誇るべき徳性と品格の香り高さを身につけること。
    • 「意」:たくましい意志と健康な体を養うこと。

教育および研究[編集]

  • 長崎短期大学における教育
    • 地域共生学科
      • 食物栄養コース:他の栄養士養成校の約2倍の調理実習、「スポーツ栄養学」の開講、教員全員が栄養士管理栄養士の有資格者などの特徴ある教育を行っている。
      • 製菓コース:和菓子実習・洋菓子実習・製パン実習に加え、付加価値として日本料理、西洋料理、中国料理など幅広いメニューの中から調理技術を学ぶ調理実習、「フルーツカット」「色彩学」「ラッピング」「POP」「プレゼンテーション」などの講座を開講している。
      • 介護福祉コース:少人数ゼミナール形式の授業や、介護福祉士国家試験対策として2年次後期に集中的な試験対策講座や各種模擬試験を実施している。
      • 国際コミュニケーションコース:日本人クラスでは、英語に加え、韓国語か中国語を習熟度別かつ少人数のクラスで編成して授業を行っている。留学生クラスでは、日本語に加え日本人と協働による地域活動等の実践学習を行い日本語運用能力を高める教育を行っている。また4セメスターを導入しており、ギャップイヤー期間を活用した長期学外学修プログラムを1年次の8月〜11月に設定。単位化した海外留学、国内インターンシップ、サービスラーニングを行っている。
    • 保育学科:「幼稚園教諭二種免許状」と「保育士資格」の取得を目指す保育の専門家を養成する学科で、系列の認定こども園九州文化学園幼稚園での教育実習のほか、「音楽の動きとつどい」と題したイベントも行なわれている。
    • 専攻科保育専攻:保育者養成校(短期大学の保育学科など)で2年間学んだ人、または保育・幼児教育の現場で働いている人で、さらに専門性を高めたいと考えている人を対象とした短期大学専攻科。「幼稚園教諭一種免許状」及び、要件を満たせば「学位/学士(教育学)」を取得することができる。

国際交流[編集]

留学システム
留学期間 留学先 対象学科
2週間 イギリス・アメリカ 全学科の希望者
3ヶ月間 オーストラリア・カナダ・イギリス 英語科の希望者
6ヶ月間~1年間 イギリス・アメリカ・オーストラリア・韓国・グローバルカレッジネットワーク加盟大学 卒業後、全学科の希望者

学風および特色[編集]

  • 長崎短期大学は2006年に短期大学基準協会による機関別認証評価において適格認定を受けている。
  • 教養科目である「茶道文化」が全学必修となっている。
  • 平戸松浦藩武家茶鎮信流」を学ぶことになっている。
  • 地域在住の外国人・施設との交流や海外留学、留学生の受入などの国際交流も積極的に行っている。

沿革[編集]

  • 1945年12月15日 財団法人九州文化学園が創立される。
  • 1947年2月28日 九州女子専門学校[注釈 1]として設立認可[注釈 2]
  • 1951年2月 九州文化学園を財団法人から学校法人へ組織変更
  • 1966年 九州文化学園短期大学(きゅうしゅうぶんかがくえんたんきだいがく)として設置される。食物科を置く(学生数:70[1])。初代学長に安部芳雄が就任。
  • 1972年4月 幼児教育学科を設置(学生数:28[2])。
  • 1978年2月 安部直樹が2代目学長に就任。
  • 1985年 長崎短期大学へ名称変更。キャンパスを旧来の矢岳町から椎木町へ移転。
  • 1989年 英語科を設置(学生数:19[3])。専攻科福祉専攻を設置。
  • 1995年 専攻科に英語専攻を置く。
  • 1996年 専攻科に食物栄養専攻を置く。
  • 2000年 幼児教育学科を保育学科に改称。
  • 2002年 食物科の栄養士養成課程を長崎国際大学へ譲渡。それに替って、調理、製菓の各コースを置く。
  • 2006年 安部恵美子が3代学長に就任。
  • 2008年 専攻科に保育専攻が設置される。
  • 2010年 保育学科を以下の専攻に分離。
    • 保育専攻
    • 介護福祉専攻
  • 2013年 英語科を国際コミュニケーション学科に改称。
  • 2016年 食物科調理コースを栄養コースに組織変更。
  • 2020年 食物科(製菓コース、栄養コース)、保育学科(保育専攻、介護福祉専攻)、国際コミュニケーション学科の3学科体制を再編し、地域共生学科(食物栄養コース、製菓コース、介護福祉コース、国際コミュニケーションコース)、保育学科の2学科体制に組織変更。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 長崎県佐世保市椎木町600

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

  • 長崎短期大学のカレッジマークは「白蝶」(学園全体の象徴)となっている。
    • 考案:岩永文六。
    • 意味:ギリシア神話プシケの話に由来(プシケはギリシャ語で「蝶」と「心」の意味を持つ)。から幼虫、幼虫からサナギ、サナギから美しい羽を持つへと生まれ変わり、野に羽ばたくという一生になぞらえ、艱難と不幸の洗礼を受けてはじめて喜びと幸福を享受できる人間の心の象徴として考案。
  • 校歌
    • 『学園讃歌』作詞:安部芳雄。作曲:菅沼義重。

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 地域共生学科
    • 食物栄養コース
    • 製菓コース
    • 介護福祉コース
    • 国際コミュニケーションコース
  • 保育学科

専攻科[編集]

  • 保育専攻:修業年限は昼間部2年制。
過去にあった課程[編集]
  • 食物科
  • 英語科
  • 国際コミュニケーション学科
  • 英語専攻
  • 食物栄養専攻
  • 福祉専攻
取得資格について[編集]
  • 製菓衛生師受験資格:地域共生学科製菓コース
  • 栄養士:地域共生学科食物栄養コース
  • 保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が保育学科にて取得できる。なお、専攻科保育専攻終了後、一定基準を満たして卒業すれば幼稚園教諭一種免許状が取得できる。
  • かつて、食物科において調理師資格が取得できる課程があった(2015年度入学生まで)
  • 中学校教諭二種免許状
    • 英語:現在、英語科にて取得できる。(2011年度入学生まで)
    • 家庭:かつて食物科にて設置されていた(2001年度入学生まで)
  • 介護福祉士資格が地域共生学科介護福祉コースで取得できる。
  • ほか、全学科を対象に鎮信流茶道初歩伝の資格が得られる。

研究[編集]

  • 研究成果
    • 「短大卒業生の進路・キャリア形成と短大評価」調査研究報告書
    • 「短期大学ステークホルダー調査」調査研究報告書
    • 「短期大学卒業生のキャリア形成に関するファースト・ステージ論的研究」2004年度~2006年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書
      • 2005年3月発行。研究代表者 安部恵美子, 長崎短期大学

教育[編集]

  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 「地域文化継承を核にした現代教養教育の展開」において採択されている。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

  • 長崎短期大学同窓会組織がある。

大学関係者一覧[編集]

大学関係者[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 本館
  • 不文軒(お茶室)
  • カルチャーホール
  • ラウンジ
  • 調理実習室
  • 製菓実習室
  • 介護実習室
  • 入浴実習室
  • 食品衛生実習室
  • 図書館
  • 体育館ほか

[編集]

  • 長崎短期大学には「しいのき寮」と呼ばれる学生寮がある。

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

アメリカ[編集]

カナダ[編集]

オーストラリア[編集]

イギリス[編集]

中国[編集]

韓国[編集]

タイ[編集]

パキスタン[編集]

ドイツ[編集]

オランダ[編集]

その他[編集]

系列校[編集]

関連施設[編集]

社会との関わり[編集]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

附属学校[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 後に長崎県立短期大学(長崎県立国際経済大学へ発展改組され、現在長崎県立大学)へと発展解消となる。
  2. ^ 活水女子専門学校、県立福岡女子専門学校に続き九州で3番目となっている。

出典[編集]

  1. ^ 昭和42年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)42頁より。
  2. ^ 昭和48年度版『総覧』50頁より。
  3. ^ 1990年度版『総覧』80頁より。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯33度10分46.6秒 東経129度40分25.9秒 / 北緯33.179611度 東経129.673861度 / 33.179611; 129.673861