金子元久 (教育学者)

かねこ もとひさ

金子 元久
生誕 (1950-03-12) 1950年3月12日(74歳)
日本の旗 日本東京都
現況 東京大学名誉教授
国籍 日本の旗 日本
教育 Ph.D.
出身校 東京大学大学院教育学研究科博士課程前期修了、シカゴ大学大学院修了
職業 東京大学名誉教授
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金子 元久(かねこ もとひさ、1950年3月12日[1] - )は、日本教育経済学者、教育社会学[2]筑波大学大学研究センター特命教授[3]東京大学名誉教授東京都出身。

「高等教育研究の第一人者」とされ、中央教育審議会委員をはじめ[2]日本学術会議会員、日本高等教育学会会長[4]など各種の役職を多数歴任している[3]

経歴[編集]

東京都立九段高等学校東京大学教育学部を卒業し、同大学院教育学研究科修士課程を経て、シカゴ大学Ph.D.を取得[3]

アジア経済研究所所員、ニューヨーク州立大学アルバニー校客員助教授、世界銀行コンサルタントを経て、広島大学助教授。

その後、東京大学助教授、教授となって、同大学院教育学研究科長・教育学部長を務め、2010年(平成22年)3月退職、4月より客員教授に着任[5][6]名誉教授の称号を得る[3]。この間、放送大学客員教授を務めている。その後、国立大学財務・経営センター研究部長を経て[7]筑波大学大学研究センター特命教授となった[3]

おもな著書[編集]

著書[編集]

  • 山内乾史, 小方直幸との共著)卒業生からみた広島大学の教育―1993年卒業生調査から―、広島大学大学教育研究センター(高等教育研究叢書27)、1994年
  • 小林雅之との共著)教育・経済・社会、放送大学教育振興会、1996年
  • (小林雅之との共著)教育の政治経済学、放送大学教育振興会、2000年
  • 大学の教育力:何を教え、学ぶか、筑摩書房ちくま新書)、2007年
  • 大学教育の再構築 = Reconstructing College Education in Japan:学生を成長させる大学へ、玉川大学出版部(高等教育シリーズ 160)、2013年

編著[編集]

  • アジアのマンパワーと経済成長、アジア経済研究所(研究双書 no.317)、1983年
  • 阿部美哉との共編)「大学」外の高等教育:国際的動向とわが国の課題、広島大学大学教育研究センター(高等教育研究叢書 6)、1990年
  • 短期大学教育と現代女性のキャリア:卒業生追跡調査の結果から、広島大学大学教育研究センター(高等教育研究叢書 18)、1992年
  • 近未来の大学像、玉川大学出版部(シリーズ「現代の高等教育」 3)、1995年

脚注[編集]

  1. ^ 読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.309
  2. ^ a b 大学の教育力 ─何を教え、学ぶか 金子 元久 著”. 筑摩書房. 2015年7月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e 金子 元久”. 筑波大学大学研究センター. 2015年7月28日閲覧。
  4. ^ "2011年から4年間、会長を務めさせていただきました。":会長退任にあたって / ニューズレター No.35 2015年9月25日 (PDF 409KB) / 日本高等教育学会
  5. ^ 大経コース便り 大学経営・政策コース / 東京大学大学院教育学研究科 
  6. ^ 金子元久 客員教授 東京大学教育学研究科 - ウェイバックマシン(2021年9月18日アーカイブ分)
  7. ^ 教授 金子元久 独立行政法人 国立大学財務・経営センター - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)

外部リンク[編集]

  • 金子元久 - 筑波大学大学研究センター
  • 金子元久 - 筑波大学 研究者総覧 (最終更新日: 2019-10-26)
先代
舘昭
日本高等教育学会会長
2011年 - 2015年
次代
荒井克弘