週刊ダイヤモンド

週刊ダイヤモンド
ジャンル 経済週刊誌
刊行頻度 週刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 ダイヤモンド社
編集長 山口圭介
刊行期間 1913年5月10日 - 現在
ウェブサイト dw.diamond.ne.jp
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週刊ダイヤモンド』(しゅうかんダイヤモンド)はダイヤモンド社が発行する週刊の経済専門雑誌石山賢吉によって1913年大正2年)5月10日創刊。毎週月曜日発売。

歴史[編集]

  • 1913年(大正2年)5月10日 月刊誌として創刊。創刊号の定価は1部10銭。創刊時の雑誌名は『ダイヤモンド』(『経済雑誌ダイヤモンド』)。誌名は池田藤四郎[1]によって「小さくとも相当の権威を持たせたい」という意気込みから命名された[2]
  • 1945年昭和20年)11月1日 5か月の休刊を経て再刊[3]
  • 1946年昭和21年)9月 旬刊に移行
  • 1955年(昭和30年)3月 週刊に移行
  • 1968年(昭和43年)
    • 1月15日号 - サブタイトルの「経済雑誌」が「ビジネス活動に役立つ経済誌」に変更される[4]
    • 2月26日号 - 誌名を『週刊ダイヤモンド』に改称[4]
    • 7月1日号 - 「ビジネス活動に役立つ経済誌」のサブタイトルが削除される[4]
  • 2019年(令和元年) ダイヤモンド・オンラインの有料版サブスクリプション「ダイヤモンド・プレミアム」がスタート。有料会員特典として、『週刊ダイヤモンド』電子雑誌版の最新号およびバックナンバーが閲覧できるサービスを開始する[5]

連載・コラム[編集]

批判を受けた記事・不祥事[編集]

  • 2005年(平成17年)9月17日特大号にて日本音楽著作権協会(JASRAC)を批判する内容の「企業レポート 日本音楽著作権協会(ジャスラック)」という記事を掲載したが、JASRACから虚偽または歪曲された事実として名誉毀損訴訟を起こされる[6]。結果、東京地方裁判所は、「(問題の記事の)その内容について真実であることの証明がなく、意見又は論評としてもその前提事実の重要な部分について真実であることの証明がなく、むしろ明らかに真実ではないと認められる事実を摘示したり、それに基づく意見や論評をしているものであり、取材やそれに基づく判断にかなりの偏りが感じられ、被告らがそれを真実であるとか又は意見・論評が正しいと信じる相当の理由も見当たらないものである」として、被告側に550万円の損害賠償を命じ、ダイヤモンドは敗訴した[7]
  • 2010年(平成22年)11月13日号の特集記事「宗教とカネ」にて、宗教法人念仏宗無量寿寺」が強引な勧誘を実施しており、入会金などを巡り揉め事となるケースも多いなどとした記事を掲載したが、同法人から「一方的な中傷記事である」などとして訴訟を起こされる。2012年(平成24年)7月12日京都地裁は、記事の一部について「真実とするに足る相当な理由が認められない」などとして、ダイヤモンド社に対し220万円の支払いを命じた[8]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 1872年1929年フレデリック・テイラー科学的管理法を日本に初めて紹介した(人物の一人)ことで知られる。/千葉県関係人名索引/東総地域人名索引/池田 藤四郎【イケダ,トウシロウ】(CHB1678161)、菜の花ライブラリー(千葉県立図書館)。(2016/5/20閲覧)
  2. ^ 中村宗悦「『週刊ダイヤモンド』で読む日本経済100年」第1回「『ダイヤモンド』創刊」『週刊ダイヤモンド』2013年5月18日号、101頁。
  3. ^ 中村宗悦「『週刊ダイヤモンド』で読む日本経済100年」第16回「『ダイヤモンド』再刊」『週刊ダイヤモンド』2013年9月7日号、100頁。
  4. ^ a b c 中村宗悦「『週刊ダイヤモンド』で読む日本経済100年」第25回「創業者・石山賢吉死去」『週刊ダイヤモンド』2013年11月9日号、88頁。
  5. ^ 週刊ダイヤモンドfacebook 2019年6月30日「「ダイヤモンド・プレミアム」スタート!
  6. ^ JASRACのプレスリリース「株式会社ダイヤモンド社に対する訴訟の提起について」 (2005年11月11日)
  7. ^ JASRACのプレスリリース「株式会社ダイヤモンド社に対する訴訟について」 (2008年2月13日)
  8. ^ 週刊ダイヤモンド:掲載記事名誉毀損で敗訴…京都地裁 毎日新聞 2012年7月12日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]