行田市

ぎょうだし ウィキデータを編集
行田市
のぼうの城」として知られる忍城
行田市旗 行田市章
行田市旗 行田市章
1949年4月23日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
市町村コード 11206-2
法人番号 2000020112062 ウィキデータを編集
面積 67.49km2
総人口 76,560[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 1,134人/km2
隣接自治体 加須市熊谷市鴻巣市羽生市
群馬県邑楽郡千代田町明和町
市の木 イチョウ
市の花 キク古代蓮
その他 市の日:5月3日
市の歌:『行田市歌』(NCS-263) 歌:ボニー・ジャックス
行田市役所
市長 行田邦子
所在地 361-8601
埼玉県行田市本丸2番5号
北緯36度08分20秒 東経139度27分20秒 / 北緯36.13889度 東経139.45564度 / 36.13889; 139.45564座標: 北緯36度08分20秒 東経139度27分20秒 / 北緯36.13889度 東経139.45564度 / 36.13889; 139.45564
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

行田市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト

行田市(ぎょうだし)は、埼玉県の北部に位置する

人口は約8万人。旧・武蔵国埼玉郡

日本屈指の足袋産地(行田足袋)として知られ、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が日本遺産に認定されている。全国有数の大型古墳群である埼玉古墳群は国の特別史跡に指定されている。1949年(昭和24年)市制施行。

地理[編集]

1990年平成2年)撮影の行田市中心部周辺の空中写真。1990年撮影の9枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

北は利根川を境に群馬県と接する。ほぼ全域が利根川と荒川沖積平野であり、土地の高低差がほとんどない平らな地形である。標高は海抜19.7メートル(行田市役所)、市全体では海抜20メートル前後である。最高点は海抜36メートル(さきたま古墳公園内)である。

利根川左岸(群馬県側)にも市域があるが、利根川の河川敷であるため居住者はいない。

荒川には接していないが、清水町(JR行田駅西口付近)は荒川の堤防(熊谷市域)が近接している。

熊谷市との市境付近(国道17号熊谷バイパス国道125号行田バイパスの交点付近)に、全国でも珍しい複数の飛び地が存在する[注釈 1]

歴史[編集]

さきたま古墳公園に設置されている埼玉県名発祥之碑

近世以前[編集]

行田市大字埼玉(さきたま)は、古くは『万葉集』に「さきたまの津」という記述があり、『風土記』にも「武蔵国埼玉郡(さきたまごおり)」とあるように、「埼玉県」地名の発祥地である。

古墳時代には稲荷山古墳などが造成され、これらからは金文字の入った金錯銘鉄剣など貴重な文化財が出土している。

室町時代には忍城(おしじょう)が築かれ、成田氏を中心とする武士団の本拠地として周辺に勢力を拡大していた。

戦国時代には後北条氏と結んだため、豊臣秀吉小田原征伐の際には石田三成に攻撃を受けることとなる(忍城の戦い)。

江戸時代には忍藩領となり、阿部氏、後に松平氏城下町。石高は十万石。江戸時代中期より、下級武士の内職として足袋の生産が始まり、明治時代を迎えて機械化されたことで一大産地(行田足袋)となった。最盛期の1938年には約8500万足の足袋を生産し、全国シェアの約8割を占めた。

第二次世界大戦後の日本では洋装化が進み、ナイロン靴下が普及したため、行田の足袋産業は衰退した。2020年(令和2年)現在でも足袋の生産は行われており、足袋から転じた繊維産業が地場産業として一定の地位を占めている。また、かつて足袋を保管していた足袋蔵を博物館や飲食店に転用して、観光資源として活用している[1]

近代以後[編集]

市域の成立まで[編集]

1889年3月31日以前〜現在までの市域の変遷
1889年3月31日以前 1889年4月1日 1901年10月15日 1937年4月1日 1949年5月3日 1954年3月31日 1954年7月1日 1955年7月20日 1955年9月30日 1955年9月30日 1955年10月1日 1956年4月1日 1957年3月31日 2006年1月1日以降
南河原村
犬塚村
馬見塚村
中江袋村
南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 南河原村 行田市
池上村
下川上村
上池守村
下池守村
中里村
小敷田村
皿尾村
星宮村 星宮村 星宮村 星宮村 星宮村 星宮村 行田市 行田市
(太井村の
一部が編入)
行田市
(旧 星宮村の一部が
熊谷市に編入)
行田市 行田市
(旧 下忍村の一部が
旧 吹上町から編入)
行田市
北河原村
酒巻村
北河原村 北河原村 北河原村 北河原村 行田市 行田市
須加村
下中条村
須加村 須加村 須加村 須加村
荒木村
小見村
白川戸村(一部)
荒木村 荒木村 荒木村 荒木村
斎条村
和田村
谷郷
白川戸村(一部)
星河村 星河村 忍町 忍市→行田市
(即時改称)
成田町 忍町 忍町
行田町
佐間村
長野村 長野村 長野村
持田村
前谷新田
持田村 持田村
埼玉村
渡柳村
利田村
野村
埼玉村 埼玉村 埼玉村 埼玉村 埼玉村
太井村
棚田村
門井村
北新宿村
太井村 太井村 太井村 太井村 太井村 太井村 太井村
堤根村
樋上村
下忍村
鎌塚村
袋村
下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村 下忍村
(全域が旧 吹上町に編入)
小針村
若小玉村
下須戸村
太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村 太田村
藤間村 藤間村
真名板村 真名板村
関根村 関根村

気候[編集]

隣市であり、当市と気候がほぼ同じである熊谷市の気候を参照のこと。

人口[編集]

行田市と全国の年齢別人口分布(2005年) 行田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 行田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

行田市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


2000年頃から人口減少が続いている。

昼間・夜間人口[編集]

各回の国勢調査結果より算出

調査年度 昼間人口 夜間人口 当市比率 埼玉県比率
1990年(平成2年) 78,770 87,009 0.91 0.85
1995年(平成7年) 79,167 90,427 0.88 0.85
2000年(平成12年) 79,454 90,530 0.88 0.86
2005年(平成17年) 77,946 88,815 0.88 0.88
2010年(平成22年) 75,919 85,801 0.88 0.89
2015年(平成27年) 73,756 82,113 0.90 0.89
2020年(令和2年) 72,909 78,617 0.93 0.89

年齢別人口(高齢化率)[編集]

各回の国勢調査結果より算出

調査年度 年少人口
(0〜14歳)
生産年齢人口
(15歳〜64歳)
老年人口
(65歳以上)
人数 比率 人数 比率 人数 比率
1980年(昭和55年) 19,119 24.8 51,036 66.3 6,804 8.8
1985年(昭和60年) 19,496 23.4 55,451 66.7 8,232 9.9
1990年(平成2年) 17,143 19.7 59,935 68.9 9,931 11.4
1995年(平成7年) 15,416 17.0 62,823 69.5 12,188 13.5
2000年(平成12年) 13,518 14.9 62,627 69.2 14,352 15.9
2005年(平成17年) 12,040 13.6 60,235 67.8 16,505 18.6
2010年(平成22年) 10,777 12.6 55,733 65.0 19,208 22.4
2015年(平成27年) 9,475 11.6 49,541 60.5 22,874 27.9
2020年(令和2年) 8,240 10.6 44,778 57.4 25,010 32.1

従業・通学等の状況[編集]

各回の国勢調査結果より算出

調査年度 無業者[注釈 3]または不明等 従業者
(自宅内)
従業・通学者
(自宅外の当市内)
従業・通学者
(県内の他市町村へ)
従業・通学者
(他都道府県へ)
人数 比率 人数 比率 人数 比率 人数 比率 人数 比率
1990年(平成2年) 25,579 29.4 9,943 11.4 29,289 33.7 16,631 19.1 5,498 6.3
1995年(平成7年) 28,090 31.1 8,057 8.9 28,415 31.4 19,446 21.5 6,326 7.0
2000年(平成12年) 29,781 32.9 7,792 8.6 25,942 28.7 20,312 22.4 6,048 6.7
2005年(平成17年) 30,509 34.4 6,229 7.0 24,300 27.4 20,937 23.6 5,957 6.7
2010年(平成22年) 30,767 35.9 4,743 5.5 22,376 26.1 19,517 22.7 5,444 6.3
2015年(平成27年) 29,996 38.0 4,275 5.4 20,761 26.3 18,770 23.8 5,074 6.4
2020年(令和2年) 37,671 47.9 3,765 4.8 13,755 17.5 19,727 25.1 3,699 4.7

行政[編集]

歴代首長[編集]

代(旧忍町) 氏名 就任年月日 退任年月日
村上多熊 1889年5月8日 1890年12月28日
2 古市直之進 1891年3月24日 1899年4月11日
3 村上多熊 1899年5月4日 1903年5月3日
4 吉田謹蔵 1903年8月26日 1911年9月11日
5 森脩 1911年11月8日 1913年4月7日
6 古市直之進 1913年10月11日 1921年10月18日
7 水谷麻之助 1921年11月9日 1928年1月24日
8 高城駿 1928年1月25日 1945年12月15日
9 原田俊郎 1946年3月8日 1946年12月24日
10 奥貫賢一 1947年4月5日 1949年5月2日
代(市) 氏名 就任年月日 退任年月日
奥貫賢一 1949年5月3日 1951年4月5日
2 馬場秀夫 1951年4月24日 1955年4月30日
3 奥貫賢一 1955年5月1日 1959年4月30日
4 - 11 中川直木 1959年5月1日 1991年4月30日
12- 14 山口治郎 1991年5月1日 2003年4月30日
15 横田昭夫 2003年5月1日 2007年4月30日
16- 18 工藤正司 2007年5月1日 2019年4月30日
19 石井直彦 2019年5月1日 2023年4月30日
20 行田邦子 2023年5月1日 (現職)

財政[編集]

2021年度(令和3年度)予算
  • 一般会計 254億3,000万円
    • 市税収入見込額 97億9,289万円(38.5%)
    • 国庫支出金 40億2,722万円(15.8%)
    • 市債 21億6,230万円(8.5%)
  • 特別会計 159億5,301万円
2020年度(令和2年度)決算
  • 一般会計
    • 歳入決算額 362億3,900万円(うち市税収105億円)
    • 歳出決算額 345億9,713万円
健全化判断比率(2020年度)
令和2年決算比率

(行田市)

埼玉県

市町村平均

早期健全化基準
実質赤字比率 (赤字なし) (赤字なし) 12.63%
連結実質赤字比率 (赤字なし) (赤字なし) 17.63%
実質公債費比率 3.7% 5.0% 25.0%
将来負担比率 9.2% 16.0% 350.0%
資金不足比率(2020年度)
公営企業会計 令和2年度決算比率

(行田市)

埼玉県

市町村比率

経営健全化基準
水道事業会計 (赤字なし) (赤字なし) 20.0%
公共下水道事業会計 (赤字なし) (赤字なし) 20.0%
田んぼアート事業(2012年度)

特色のある取り組み[編集]

2008年から市内の「古代蓮の里」近隣の水田に色彩の異なる複数のを植え付け、文字や図柄等を表現している(田んぼアート)。2015年にはギネス世界記録に認定されている。

議会[編集]

行田市議会[編集]

埼玉県議会[編集]

  • 選挙区:東1区行田市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:68,191人[6]
  • 投票率:40.57%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
柿沼貴志 43 無所属 15,253票
鈴木聖二 64 自由民主党 12,035票

衆議院[編集]

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
森田俊和 47 立憲民主党 102,627票
比当 野中厚 44 自由民主党 98,493票

経済[編集]

商業[編集]

年間商品販売額:1,551億5,500万円(2015年度[7]

  • 県内第20位(県内40市のうち)。
事業所数は664で、このうち卸売業は167事業所、小売業は497事業所となっている。年間商品販売額のうち、卸売業が879億2300万円、小売業が672億3,200万円。以下に特筆すべき小売店舗について記述する。
大型店舗
市内には百貨店駅ビルは存在しない。ロードサイド店舗においては、国道17号熊谷バイパス沿いにカインズモール2006年10月にオープンしている。
かつては市内中心部にニチイ、持田地区に忠実屋フランツ(1989年10月オープン。後にダイエー)が存在したが2000年頃までに全て閉店し、建物も解体されている。市内中心部にはパシオス1989年12月オープン)もあったが2018年8月に閉店し、建物も2019年3月までに解体された[注釈 4]
家電量販店
埼玉県道128号熊谷羽生線桜町交差点付近にヤマダ電機テックランド行田店、カインズモール内にベイシア電器行田店がある。
かつては、市内長野地区に第一家電、城西地区にヤマダ電機(2020年現在の店舗とは異なり、小規模な店舗)があったが、いずれも閉店している。
映画館
かつては4館の映画館が存在したが、いずれも昭和初期〜1970年代には閉館しており、2022年現在では市内には映画館は存在しない。
スーパーマーケット、ホームセンター
市内には10店舗余りのスーパーマーケットが存在する。3店舗体制のベルクをはじめマミーマートヤオコーベイシア業務スーパーなどが市内中心部や持田地区で営業している。その他の農村地区にはスーパーマーケットは存在しない。ホームセンターはケーヨーデイツーカインズホームが営業している。
かつて市内に存在したスーパーマーケットとしては、エコス、ニチイ、とりせん[注釈 5]ダイエーライフビッグ・エー西友などが、ホームセンターはセキチュー島忠コメリなどが営業していた。
ホテル
市内初のビジネスホテルが水城公園の近隣にあるほか、個人経営のビジネスホテル・旅館が市内にわずかに点在する。全国チェーンのホテルは存在しない。国道17号熊谷バイパスの持田地区付近にレジャーホテルが多数存在している地域がある。
金融機関
銀行は市が指定金融機関に指定する埼玉りそな銀行のほか、武蔵野銀行足利銀行群馬銀行東和銀行ゆうちょ銀行の支店がある。その他の金融機関は、埼玉縣信用金庫熊谷商工信用組合JAバンクの支店・出張所がある。
都市銀行メガバンク)の支店・出張所・ATMは存在しない。

工業[編集]

行田足袋

製造品出荷額:1,973億6,062万円(2015年度)

  • 県内第15位(県内40市のうち)。

製造業に属する事業所数は214ある。主な工業団地としては、行田工業団地行田みなみ産業団地がある。古くからの地場産業である足袋や衣料品を製造する企業・商店が市内中心部に点在している。

行田で製造される足袋は行田足袋として知られ、ベッチンを使用した高級足袋の生産が盛んに行われていた。1950年(昭和25年)には統制緩和の波に乗り、1000万足のベッチン足袋を製造している[8]

当市内に本社を置く主な企業
かつて足袋工場だったイサミコーポレーションスクール工場[9]
当市内に工場・営業所を置く主な会社

農業[編集]

農業産出額:120億4000万円[10]

  • 県内第8位(県内40市のうち)。
  • 荒川や利根川などの大規模な河川や、市域を流れる多数の用水路によって形成された肥沃な沖積平野が市域の大部分を占める。市内中心部から半径約2km離れた周辺部[注釈 6]は田畑が広がる農村地域となっている。
  • 県内の農作物の作付面積では水稲が第3位、大豆が第2位、小麦六条大麦が第3位、二条大麦(主にビール醸造に使用)が第1位となっている。その他にも一般的な野菜(キュウリネギジャガイモナス等)、果樹(ナシブドウスイカ等)を幅広く生産している。

姉妹都市・提携都市[編集]

三重県桑名市とは1973年(昭和48年)に姉妹都市提携をしていたが、1998年(平成10年)11月9日福島県白河市を含めて、改めて姉妹都市提携。江戸時代三方領知替えにちなむ。

  • 三重県の旗 桑名市(三重県)
1973年(昭和48年)に姉妹都市提携。
  • 福島県の旗 白河市(福島県)

公共施設[編集]

市の施設[編集]

南河原支所(旧南河原村役場)
  • 行田市役所
  • 南河原支所
  • 保健センター
  • 環境課
  • 小針クリーンセンター
  • 環境センター
  • 商工センター
  • 行田市立図書館(教育文化センター「みらい」内)
  • 教育研修センター(教育文化センター「みらい」内)
  • 中央公民館(教育文化センター「みらい」内)
  • 行田市斎場
  • 老人福祉センター大堰永寿荘
  • 老人福祉センター南河原荘
  • 障害者福祉センター
  • 児童センター
  • 行田市産業文化会館
  • 男女共同参画推進センターVIVAぎょうだ
  • 行田市郷土博物館
  • 足袋とくらしの博物館
  • 足袋蔵まちづくりミュージアム
  • 古代蓮会館
  • 地域交流センター
  • 南河原隣保館
  • コミュニティセンターみずしろ
  • コミュニティセンター南河原
  • 南河原公民館
  • 地域文化センター
  • 太田公民館
  • 下忍公民館
  • 太井公民館
  • 星宮公民館
  • 埼玉公民館
  • 北河原公民館
  • 児童交通公園
  • 須加公民館
  • 荒木公民館
  • 持田公民館
  • 星河公民館
  • 長野公民館
  • 佐間公民館
  • 忍・行田公民館
  • 史料館
  • 総合公園
    • テニスコート
    • 野球場
    • 運動場
    • 総合体育館(行田グリーンアリーナ)
  • 市民プール
総合公園内に、ウォータースライダー、造波プール、流れるプール等を備えた行田市総合公園プールが1990年にオープンしたが、老朽化等の理由で2012年に営業を終了し、解体されている。
  • はにわの館
  • 教育研修センター(下忍分室)
  • 学校給食センター(ひまわり)

県の施設[編集]

国の施設[編集]

行田市のほか、加須市、羽生市も管轄地域としている。
行田市のほか、加須市、羽生市、鴻巣市(一部)も管轄地域としている。
行田市のほか、加須市、羽生市、鴻巣市(一部)も管轄地域としている。

その他施設[編集]

消防[編集]

警察[編集]

広域行政[編集]

一部事務組合
過去に設置されていた一部事務組合
  • 妻沼南河原環境施設組合(熊谷市妻沼地区と当市南河原地区の2市でし尿処理を行っていた。平成30年3月31日に組合が解散され、南河原地区に設置されている処理施設妻沼南河原環境浄化センターは熊谷市の所有施設となり、[12]南河原地区の処理は行田市環境センターに移行した)[13]
協議会

地域[編集]

教育[編集]

大学[編集]

専修学校(専門学校)[編集]

高等学校[編集]

2005年度末まで市内にあった埼玉県立行田進修館高等学校(埼玉県立行田高等学校)、埼玉県立行田工業高等学校埼玉県立行田女子高等学校を統合して設立された。

中学校[編集]

  • 行田市立忍中学校
  • 行田市立行田中学校[1]
  • 行田市立長野中学校[2]
  • 行田市立見沼中学校[3]
  • 行田市立太田中学校[4]
  • 行田市立埼玉中学校[5]
  • 行田市立西中学校[6]
  • 行田市立南河原中学校[7]

小学校[編集]

  • 行田市立忍小学校
  • 行田市立南小学校[8]
  • 行田市立東小学校[9]
  • 行田市立西小学校[10]
  • 行田市立北小学校[11]
  • 行田市立太田小学校[12]
  • 行田市立見沼小学校[13]
  • 行田市立下忍小学校[14]
  • 行田市立埼玉小学校[15]
  • 行田市立泉小学校[16]
  • 行田市立桜ヶ丘小学校[17]
  • 行田市立南河原小学校[18]

特別支援学校[編集]

  • 埼玉県立行田特別支援学校[19]

電話番号[編集]

市外局番は市内全域「048」[15]。市内局番が「500〜599」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(熊谷MA)。市域内の収容局は行田別館局、行田埼玉局、行田北河原局、埼玉吹上2局(一部地域)。

郵政[編集]

郵便番号は「361-0000〜0084」で、市内にある行田郵便局が集配を担当する。

  • 行田郵便局(03015)
  • 荒木郵便局(03104)
  • 行田北河原郵便局(03122)
  • 行田桜町郵便局(03189)
  • 行田埼玉郵便局(03194)
  • 行田佐間郵便局(03223)
  • 行田本丸郵便局(03272)
  • 行田須加郵便局(03306)
  • 行田谷郷郵便局(03307)
  • 行田若小玉郵便局(03403)
  • 行田駅前郵便局(03416)
  • 行田真名板郵便局(03417)
  • 行田棚田町郵便局(03576)
  • 南河原簡易郵便局(03805)

自動車ナンバープレート[編集]

市域の管轄である埼玉運輸支局熊谷自動車登録事務所で「熊谷」ナンバーの交付を受ける。

通信[編集]

  • 行田ケーブルテレビ
1992年4月業務開始。利用可能地域は市街地に限られている。
2019年4月に開局したコミュニティFM。その名の通り、隣の熊谷市を拠点に放送を行っているが、開局準備段階でエリアが見直され、開局当初より当市と合わせ2市のコミュニティFMと位置付けられている。2019年11月11日には同局と当市間で「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を締結。

住宅団地[編集]

  • 佐間団地
  • 行田斎条住宅
  • 行田下忍住宅
  • 行田佐間住宅
  • 行田持田住宅
  • 行田門井住宅
  • 行田第二地産団地

交通[編集]

鉄道[編集]

市の南西部をJR高崎線が通っており、行田駅がある。都心方面への直接アクセスは主に高崎線が担っている。市内中心部を通るのは秩父鉄道だが、秩父鉄道から都心には直結しておらず、熊谷駅(高崎線・上越新幹線、熊谷市)か羽生駅東武伊勢崎線、羽生市)で乗り換える必要がある。ほか、後述のバスでのアクセスとなる。行田駅(JR東日本)と行田市駅(秩父鉄道)は駅名が似ているが、約5キロメートル離れており徒歩圏内ではない。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JU 高崎線上野東京ラインJS 湘南新宿ライン
その他、上越新幹線および北陸新幹線大宮駅 - 熊谷駅間で当市南部を通過している。
秩父鉄道
秩父本線
2017年4月1日に開業したソシオ流通センター駅の所在地は熊谷市であるが、行田市との市境に接している。行田市と熊谷市での共同請願駅である。

バス[編集]

かつては東武鉄道東武バスが営業しており、現在は子会社の朝日自動車国際十王交通が継承している。行田車庫を有する東武バス行田出張所も存在していたが、当該路線が2000年9月に朝日自動車に移管された。営業所は設けられず加須営業所に編入されている(行田出張所敷地は、当初は加須営業所の中継地点として使用継続されていたが、後に行田折り返し場として移転した)。

2社の運行範囲外は、当市のコミュニティバスによってカバーされている。

  • 朝日自動車加須営業所
    • 行田中心部
      • FK11 吹上駅 - 佐間 - 行田折返し場
      • FK12 吹上駅 - 佐間 - 総合教育センター(長野一丁目)[注釈 7]
      • FK13 吹上駅 - 佐間 - 工業団地
      • FK21 吹上駅 - 前谷 - 行田折返し場
      • FK23 吹上駅 - 前谷 - 行田市駅
    • 真名板地区
      • KN21 鴻巣駅 - 免許センター - 落合橋
      • KN22 鴻巣駅 - 免許センター - 落合橋 - 真名板十字路

タクシー[編集]

タクシーの営業区域は県北交通圏で、熊谷市深谷市本庄市加須市羽生市などと同じである。

道路[編集]

高速道路有料道路
市域内には存在しない。比較的近いところでは、市役所起点で30分程の距離に東北自動車道羽生IC(羽生市)・加須IC(加須市)、首都圏中央連絡自動車道桶川加納IC桶川市)、関越自動車道東松山IC東松山市)がある。
道の駅
  • 2022年現在、市内に道の駅は設置されていない。
    • 国道125号行田バイパス沿いに「道の駅ぎょうだ」(仮称)の建設計画がある[19]
    • また、同じく行田バイパス沿いに熊谷市による「道の駅くまがや」(仮称)建設計画があり[20]、予定地(熊谷市池上、国道125号行田バイパスと国道17号熊谷バイパスの交点角)には当市小敷田の飛地が含まれるため、当市も一部協力することとなっている。

観光[編集]

観光地[編集]

古代蓮の里
さきたま火祭り(御神火下り)

2017年度(平成29年度)には「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が、埼玉県初の日本遺産に認定された。

  • 忍城
    1988年2月27日に開館。市内中心部の行田市郷土博物館内に併設(ただし、実在した忍城は平屋であり見た目は全く異なる)されており、忍城趾整備計画の中核施設。往時の建物は1873年、明治維新の際に新政府によって解体されており、敷地跡は住宅、行田市立忍中学校、行田市本丸球場、変電所などに転用されていた。
    • 行田市郷土博物館
    御三階櫓のほか、行田市の歴史を「古墳時代を中心とする古代史」「忍城と城下町」「足袋と行田」の3コーナーで解説する常設展示がある。
  • 足袋蔵日本遺産「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」)
    1864年1872年に大火が発生し、それをきっかけに蔵造りの耐火性が認められ、土蔵を中心に店舗や倉庫などの蔵造りの建物が多く建てられた。2022年現在でも市内には商業蔵と足袋蔵が残っている。また、「行田の足袋製造用具及び関係資料」が国の重要有形民俗文化財に指定されている[注釈 8]
  • 古代蓮の里
    近隣のごみ焼却場建設時に種が発見された古代蓮をはじめとする多種のを生育しており、展望台のある古代蓮会館が併設されている。毎年7月〜8月にかけて開花し、NHKをはじめ、新聞社などマスコミ各社にも取り上げられる。ふるさと創生事業の一つ。
  • 埼玉古墳群埼玉県立さきたま史跡の博物館さきたま古墳公園
    1968年に「金錯銘鉄剣」(国宝)が出土した稲荷山古墳や、日本最大級の円墳とされる丸墓山古墳が有名であり、当時、有力者の拠点であったと推定されている。2020年には国の特別史跡に指定。世界遺産登録を目指す活動を積極的に行っている。これに関連して行田市のふるさと納税の返礼品は地元の専門業者が作成した土偶埴輪のレプリカが選定されている[21]
  • 日本航空館
    富士重工業製のジェット機練習機)・T-1「初鷹」実機などを保存・展示。
  • 水城公園
    忍城の堀跡の南端部を整備して1964年4月に開園した公園。
  • 石田堤
    市南部の鴻巣市との境界付近に存在する戦国時代安土桃山時代)、忍城の水攻めを目的に築かれた総延長28kmにも及ぶ堤。一部が現存し、「石田堤歴史の広場」として整備されている他、鴻巣市側にも「石田堤史跡公園」がある。

寺社[編集]

祭事[編集]

ご当地グルメ[編集]

行田フライ

ご当地キャラクター[編集]

  • こぜにちゃん(ゼリーフライのキャラクター)
  • フラべぇ(フライのキャラクター)
  • うきしろちゃん(NPO法人魅力創造倶楽部)
  • ニニギン&コノハちゃん(世界遺産サポーターの会)
  • 行田豆吉(行田在来青大豆商品開発・販売促進協議会)
  • グリーナ(行田グリーンアリーナ)
  • ウィルビー(行田市産業・文化・スポーツいきいき財団)
  • ゼリ子ちゃん&ゼリ男くん(行田ゼリーフライ研究会)
  • ケンケン&幸ちゃん(保健センター)
  • 行田ろくでなしキャラズ隊(非公認)

行田市を主な舞台・モデルとした作品[編集]

陸王田んぼアート

著名な出身者[編集]

政治・経済[編集]

学術[編集]

芸能[編集]

文化[編集]

スポーツ[編集]

その他[編集]

ゆかりのある人物[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当地はかつて星宮村があったところで、戦後に熊谷市と行田市への編入を巡り、村を二分するような編入騒動があったことで現在のような飛び地が生まれた。
  2. ^ 1931年(昭和6年)に廃止。
  3. ^ 従業または通学をしていない者
  4. ^ 開業当時はスーパー(とりせん)や書店などをテナントに入れた複合大型店舗であったが、閉店時は衣料品のみの販売を行っており、売場面積を縮小していた。
  5. ^ パシオスのオープン前は埼玉県道128号熊谷羽生線の北側で営業し、パシオスがオープンした後はテナントとして1階で営業していた。
  6. ^ 国道125号行田バイパスから北部、埼玉県道128号熊谷羽生線の行田工業団地から東部、国道17号熊谷バイパスより南部の各地域。
  7. ^ 総合教育センターが休業で乗り入れできない場合、長野一丁目行きに臨時変更となる。12月29日で平日の場合は確実に設定される。
  8. ^ 令和2年3月16日文部科学省告示第27号により指定。なお、当該指定以前に行われていた登録有形民俗文化財としての登録は、同日付け文部科学省告示第31号により抹消された。

出典[編集]

  1. ^ 【地域力】行田市(埼玉県)足袋蔵再生 街の誇りに『読売新聞』朝刊2019年2月21日(29面)。
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p73
  3. ^ 忍町を忍市とする告示(昭和24年3月29日埼玉県告示第129号)”. 行田市例規集. 2021年8月15日閲覧。
  4. ^ 忍町を忍市とされた場合における新市の名称変更に関する条例(昭和24年3月3日公布)”. 行田市例規集. 2021年8月15日閲覧。
  5. ^ 忍市を行田市とする名称変更を許可した告示(昭和24年3月29日埼玉県告示第130号)”. 行田市例規集. 2021年8月15日閲覧。
  6. ^ 平成31年4月7日執行 埼玉県議会議員一般選挙 投票調べ” (PDF). 埼玉県庁 (2019年4月7日). 2019年4月14日閲覧。
  7. ^ 埼玉県市町村勢概要 平成27年
  8. ^ 「別珍たび出回る」『日本経済新聞』1950年12月1日3面
  9. ^ 日本遺産 足袋蔵めぐり - 行田市観光協会. 2018年2月3日閲覧。
  10. ^ 2015年農林業センサス - 埼玉県庁
  11. ^ 行田市ホームページ「「行田羽生資源環境組合」の設立について」 https://www.city.gyoda.lg.jp/soshiki/kankyokeizaibu/kankyo/gyomu/gomi/shori/7288.html 2022年4月19日閲覧
  12. ^ 熊谷市ホームページ「妻沼南河原環境浄化センター」2019年1月19日閲覧
  13. ^ 『市報ぎょうだ』平成30年2月号18頁「妻沼南河原環境施設組合が解散します」2019年1月19日閲覧
  14. ^ 行田市地域公共交通機関プロジェクトチーム 開催協議結果(行田市ホームページ)
  15. ^ 1999年7月20日より。それ以前は「0485」であった
  16. ^ 秩父鉄道観光バスとのアライアンス運行の開始について | ジェイアールバス関東
  17. ^ 埼玉県報 定期 第3009号 (平成30年6月8日発行) 埼玉県行田県土整備事務所長告示第17号 県道熊谷羽生線の区域の変更埼玉県報 定期 第3019号 (平成30年7月13日発行) 埼玉県行田県土整備事務所長告示第8号 一般国道125号の区域の変更
  18. ^ 市報ぎょうだ令和2年3月号 4〜5ページ(一般県道・熊谷羽生線(旧国道125号)の愛称を「浮き城通り」に決定)
  19. ^ 行田市/行田市産業交流拠点(道の駅)整備事業について
  20. ^ (仮称)道の駅「くまがや」整備計画を策定しました。:熊谷市ホームページ
  21. ^ 埴輪マニア注目! 埼玉県行田市のふるさと納税であの「遮光器土偶」が入手可能 - ねとらぼ
  22. ^ 【鳥居みゆきさん、行田市観光大使に委嘱】

外部リンク[編集]