菊池正美

きくち まさみ
菊池 正美
プロフィール
本名 菊池 正美[1]
愛称 きっくん[2]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本長野県茅野市塚原[3]
生年月日 (1960-04-24) 1960年4月24日(64歳)
血液型 O型[4]
職業 声優
事務所 ケンユウオフィス[5]
公式サイト 菊池正美:Kikuchi Masami 株式会社ケンユウオフィス
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重 167 cm / 46 kg
声優活動
活動期間 1983年 -
ジャンル アニメゲーム吹き替えテレビ番組
デビュー作 戦士A(『聖戦士ダンバイン』)[3][6]
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

菊池 正美(きくち まさみ、1960年4月24日[1][7][8] - )は、日本男性声優長野県茅野市塚原出身[3]ケンユウオフィス所属[5]

来歴[編集]

長野県岡谷南高等学校卒業後、長野から上京して日本電子工学院(現:日本工学院専門学校[5]演劇科に進学[3]

同工学院卒業後、アルバイトで自活しながら劇団俳小タレント育成教室を経て、劇団アートボックスを創設し[5]、活動していた[3]

元々は俳優志望だったが、フリーでは生活が苦しいためにどうしようかと悩んでいた所、トルバドール音楽事務所のチラシを持っていた友達に会った[6]。この時、菊池は歌手と声優をやっていたTARAKOの名前を発見し、「ああ、危ない事務所じゃないんだ(笑)」と思ったとも話している[6]。補欠で合格し、研修で講師を務めていたアニメディレクターの紹介で、オーディションを受け、1983年聖戦士ダンバイン』の戦士A役で声優デビュー[3][6]

1985年忍者戦士飛影』のマイク・コイル、1986年機動戦士ガンダムΖΖ』のイーノ・アッバーブやOVA『機甲界ガリアン 鉄の紋章』のジョルディ、1987年機甲戦記ドラグナー』のケーン・ワカバで連続して主要な役柄を務めた以来、多くの分野で主役からサブキャラクターを演じるようになる。菊池自身も「元々は映画とかドラマ志望でしたが、アニメをやっていくうちに、声優の面白さもわかってきた」と語っている[6]

2010年3月までトルバドール音楽事務所に所属していた。その後、フリーで活動。2011年4月よりケンユウオフィス所属。

人物・エピソード[編集]

声種テノール[5]

青年役、王子様系の役を演じる[9]。主人公につき徒う少年役も得意としており、その気の弱さから女の子にふられてしまう役柄もある[10]。ケンユウオフィスに所属してからは吹き替えへの出演も増えており、中年や壮年の役を演じる機会が増えているという[9]

趣味は蕎麦打ち、風景写真撮影。特技は作詞作曲ギターの弾き語り[5]

天地無用!』シリーズの柾木天地役とOVA『ああっ女神さまっ』の森里螢一役で美少女に取り囲まれる男の子役を演じ、一躍「ハーレム声優」の称号を得ていた[10]

長年演じている『ちびまる子ちゃん』の花輪くんは自分のなかで強烈な印象があったと語っており、当初はところどころ「キザ」な感じが出ればいいなと思って演じていたが、ディレクターからは「全部キザでやってくれ」と言われ、英語の言葉を織り交ぜたり、「オーノー」といった台詞を「オーマイゴッド」とオーバーに表現するなど、アドリブを頻繁に入れて、エスカレートさせていったという[6]。オーディションでは元々菊池は丸尾くん役、飛田展男が花輪くん役で決まっていた[11]が、原作者のさくらももこから「丸尾くんと花輪くんは逆の方が良いのでは」と言われ花輪くん役に決まったという[9][2]

サレ役を担当した『テイルズ オブ リバース』のPSP版特典DVDのキャストコメントにて、サイン会のときに誤ってサラと書いたことがあり、そのサインを渡したファンに対し詫びた。また、サレのようなサディストの役は普段はあまり演じないため、声優としての引き出しが増えたと語っており、本人も満足している。

『機動戦士ガンダムΖΖ』にて大人しい役柄のイーノ・アッバーブを演じたあと、後番組の『機甲戦記ドラグナー』の主人公ケーン・ワカバを演じることになった際、元気のいい彼のキャラクターを掴めず真面目になりすぎて、ディレクターにいろいろ注意を受けたという。そういった経緯もあり、彼への思い入れは強く、「今後も新しいもの(ゲーム作品)が出来たらまた演じたい」と語ったこともある[12]

出演[編集]

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
  • デジモンアドベンチャー02(城戸丈、城戸シュウ、地岡、モジャモン、シェルモン、ビッグマメモン、ギロモン、デーモン、泉政実)
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2020年
2021年
2022年
2023年

劇場アニメ[編集]

1986年
1988年
1989年
1990年
1992年
1994年
1996年
1997年
  • 天地無用! 真夏のイヴ(柾木天地
1999年
  • 天地無用! in LOVE2(柾木天地
2000年
2001年
2002年
2004年
2005年
2006年
2009年
2013年
2014年
2015年
2018年

OVA[編集]

1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1999年
2001年
2008年
2009年
2011年
2015年
2019年

ゲーム[編集]

1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
2023年
2024年
  • 金色のガッシュベル!! 永遠の絆の仲間たち(キャンチョメ[51]

吹き替え[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

特撮[編集]

ラジオ[編集]

ドラマCD[編集]

BLCD[編集]

  •  永遠の緑~のちのおもひに~ 飛沢杏の世界(柴崎準也)
  • お願い!ダーリン(今田浩志郎
  • 君のためなら死ねる菊池雅美
  • 恋するジュエリーデザイナー シリーズ(森悠太郎)** 彼とダイヤモンド 恋するジュエリーデザイナー2
  • 彼氏シリーズ 彼氏いりませんか?(佐伯)
    • 彼氏のひみつ
  • 幸運男子 -ラッキーくん-(ターくん)
  • 皇林学園シリーズ1 いけない生徒会室(風間秀一郎)
  • 子供たちは夜の住人
  • Cから始まる恋もいい(竹之進)
  • 少年フェロモン(大迫)
  • 職業、王子(国王/司会者)
  • 世紀末★ダーリン(板橋猛)
    • 新・世紀末ダーリン
  • 同棲愛(杉浦椿)
  • MIND SCREEN-HEAVEN-(高瀬俊一)
  • LOVE MODE6(坂下和泉

コミックCD[編集]

CM[編集]

テレビ番組 [編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第1-8話、第29-30話、第37話では菊正美と誤表記。

シリーズ一覧

  1. ^ 『NEO』(2002年)、『SEED』(2004年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
  2. ^ 『ヒーローズ』(2014年)、『アルティメットミッション2』(2014年)、『アルティメットミッションX』(2017年)、『スーパードラゴンボールヒーローズ』(2017年)、『ワールドミッション』(2019年)

出典[編集]

  1. ^ a b c 「男性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、92頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b 【飛田展男】中の人語る!ちびまる子の丸尾君を演じるのが難しすぎた理由とは!?【Nobuo Tobita】”. YouTube. みず&とーい (2022年3月21日). 2023年9月6日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 「新しなのの人 首都圏から 43 人気アニメで活躍する声優 菊池 正美さん」『信濃毎日新聞』信濃毎日新聞株式会社、2005年9月24日、夕刊、1面。
  4. ^ a b 菊池 正美”. タレントデータバンク. 2020年1月31日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 菊池正美:Kikuchi Masami 株式会社ケンユウオフィス”. 2020年1月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 倉田幸雄(編)「今さら友だちのWA!!(菊池正美→?)」『アニメV』1993年1月号、学習研究社、1993年1月1日、58頁、雑誌01591-01。 
  7. ^ ニュータイプ ビデオでーた共同編集「声優インデックス」『アニメソフト完全カタログ 1992』角川書店〈カドカワムック〉、1992年6月15日、501頁。
  8. ^ “菊池 正美”. Excite News. エキサイト株式会社. https://www.excite.co.jp/news/dictionary/person/PEaddaceaf4c5e7760d62fe20a10b8dbab8251108d/ 2023年10月31日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f 【菊池正美】えぇ!?金持ちキャラ「花輪クン」はこうして作られたらしい!【Masami Kikuchi】”. YouTube. みず&とーい (2021年11月13日). 2023年9月6日閲覧。
  10. ^ a b 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、44頁。ISBN 4-19-720012-9 
  11. ^ お願い!ランキングGOLD 【2時間スペシャル】(2012年1月12日)の番組概要ページ - TVトピック検索(2013年12月13日時点のアーカイブ
  12. ^ 『Another Century's Episode 2』出演声優スペシャルインタビュー
  13. ^ 忍者戦士飛影”. スタジオぴえろ 公式サイト. ぴえろ. 2022年3月28日閲覧。
  14. ^ STAFF&CAST”. 機動戦士ガンダムZZ 公式サイト. サンライズ. 2022年3月28日閲覧。
  15. ^ 『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』学習研究社、1987年3月1日、119頁。雑誌 07991-3。 
  16. ^ CHARACTERS”. 「機甲戦記ドラグナー」公式サイト. サンライズ. 2022年10月10日閲覧。
  17. ^ グリム名作劇場”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2023年6月5日閲覧。
  18. ^ スタッフ情報”. チンプイ★シンエイ動画オフィシャルサイト. シンエイ動画. 2024年1月14日閲覧。
  19. ^ ちびまる子ちゃん(第1期)”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2016年6月10日閲覧。
  20. ^ 勇者エクスカイザー”. 勇者Web. サンライズ. 2021年9月12日閲覧。
  21. ^ あしたへフリーキック”. 株式会社 葦プロダクション 公式サイト. 葦プロダクション. 2023年2月5日閲覧。
  22. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. 蒼き伝説シュート!. 東映アニメーション. 2022年10月10日閲覧。
  23. ^ ムカムカパラダイス”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2016年6月18日閲覧。
  24. ^ キャラクター”. 勇者Web. 勇者特急マイトガイン. サンライズ. 2022年10月10日閲覧。
  25. ^ CHARACTER キャラクター紹介”. 『機動武闘伝Gガンダム』 公式サイト. サンライズ. 2021年9月2日閲覧。
  26. ^ 恐竜冒険記 ジュラトリッパー”. 株式会社 葦プロダクション 公式サイト. 葦プロダクション. 2022年12月3日閲覧。
  27. ^ CAST・STAFF”. 愛・天地無用!アニメ公式サイト. 2014年9月12日閲覧。
  28. ^ キャラクター”. 超魔神英雄伝ワタル. 2021年8月1日閲覧。
  29. ^ スタッフ・キャスト”. エア・ギア 東映アニメーション. 東映アニメーション. 2023年6月14日閲覧。
  30. ^ TOKYO TRIBE2”. TOKYO TRIBE2. マッドハウス. 2007年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  31. ^ スタッフキャスト”. はたらキッズ マイハム組. 東映アニメーション. 2023年3月16日閲覧。
  32. ^ マリー&ガリー”. メディア芸術データベース. 2016年11月6日閲覧。
  33. ^ キャラクター”. ドラゴンボール超. 東映アニメーション. 2022年12月5日閲覧。
  34. ^ キャラクター 宇宙サバイバル編 第11宇宙”. ドラゴンボール超 東映アニメーション. 東映アニメーション. 2023年1月9日閲覧。
  35. ^ キャラクター 宇宙サバイバル編 第3宇宙”. ドラゴンボール超 東映アニメーション. 東映アニメーション. 2023年1月8日閲覧。
  36. ^ キャラクター 宇宙サバイバル編 第6宇宙”. ドラゴンボール超 東映アニメーション. 東映アニメーション. 2023年1月9日閲覧。
  37. ^ CAST”. 正解するカド KADO: The Right Answer. 2017年1月25日閲覧。
  38. ^ “デジモンゴーストゲーム:新デジモン・リュウダモン登場 声優は菊池正美”. まんたんウェブ. (2022年8月14日). https://mantan-web.jp/article/20220813dog00m200021000c.html 2022年8月14日閲覧。 
  39. ^ nhk_animeworldの2022年9月14日のツイート2022年9月14日閲覧。
  40. ^ キャラクター”. おしりたんてい アニメ公式ホームページ. 2023年10月16日閲覧。
  41. ^ 銀河英雄伝説 わが征くは星の大海”. マッドハウス. 2016年5月22日閲覧。
  42. ^ ちびまる子ちゃん 劇場版”. 日本アニメーション. 2016年6月9日閲覧。
  43. ^ “「劇場版マジンガーZ」追加キャストに上坂すみれ、花江夏樹、石塚運昇ら”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年8月19日). https://natalie.mu/comic/news/245348 2017年9月2日閲覧。 
  44. ^ 倉田幸雄 編「このセリフで燃えつきました! 声優が語る「入魂の名セリフ」」『GOD BLESS DANCOUGAR』学習研究社、1987年5月1日、113頁。雑誌 62533-84。 
  45. ^ 源氏 第一部”. ジェー・シー・スタッフ. 2023年10月31日閲覧。
  46. ^ 『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』キャラクターPV及び新規キャストキャラクターPV 2種のPVが解禁!”. アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」公式サイト. 2019年9月10日閲覧。
  47. ^ キャラクター”. デジモンアドベンチャー. 2012年11月17日閲覧。
  48. ^ 菊池正美さん、鈴村健一さんなど、豪華声優を追加発表!”. ザクセスヘブン. 2015年7月28日閲覧。
  49. ^ 参加声優紹介”. キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~ 公式サイト. KLab. 2017年6月21日閲覧。
  50. ^ 『コトダマン』×『デジモンアドベンチャー』コラボ開催!!”. 【公式】共闘ことばRPG コトダマン. MIXI (2023年10月25日). 2023年10月25日閲覧。
  51. ^ "CAST(キャスト)". スマホ向けゲーム『金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち』(トワキズ)公式サイト. NEOWIZ. 2024年1月13日閲覧

外部リンク[編集]