痛快ブック

痛快ブック
ジャンル 児童向け総合雑誌絵物語幼年漫画
読者対象 児童
刊行頻度 月刊誌
発売国 日本の旗 日本
言語 日本の旗 日本語
出版社 芳文社
刊行期間 1953年9月1日(第1巻第1号) - 1961年2月1日(第9巻第2号)
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痛快ブック』(つうかいブック)は、かつて存在した日本の児童向け総合雑誌である[1][2]。編集・発行芳文社[1][2]1953年9月創刊、1961年2月休刊[1][2]。当初のキャッチコピーは「まんがと絵物語のカンズメ」[3]

略歴・概要[編集]

1953年(昭和28年)9月に創刊された[2]。芳文社の先行する少年雑誌『野球少年』(第7巻第9号、1953年9月発行)に「まんがと絵物語のカンズメ」というキャッチフレーズで予告が掲載されている通り、漫画絵物語とが掲載されていた[2][3]。1954年(昭和29年)10月、同誌に掲載された『犯人は誰だ!!』『きそうてんがい』でつげ義春が漫画家としてデビューしている。つげはその後3年ほど常連執筆者だった。

末期(1960年1月)のキャッチコピーは、「ぜったい楽しめる日本一の少年雑誌」であった[4]

1961年(昭和36年)2月、同月に発行された第9巻第2号をもって、休刊した[1][2]

おもな執筆者[編集]

漫画家・画家[編集]

小説家[編集]

おもな別冊付録[編集]

  • スリラーまんが『七つの墓場』、つげ義春、9月号(第5巻第9号)、1957年8月1日発行[5]
  • 痛快忍術まんが『霞の三郎』、棚下てるお、11月号(第6巻第11号)、1958年9月1日発行[6]
  • 熱血まんが『事件カメラマン』、一峰大二、8月号(第7巻第8号)、1959年7月1日発行[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 痛快ブック国立国会図書館、2012年10月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 痛快ブック戦後日本少年少女雑誌データベース、2012年10月26日閲覧。
  3. ^ a b 野球少年 7(9)、国立国会図書館、2012年10月26日閲覧。
  4. ^ 痛快ブック8巻1号、表紙。
  5. ^ 七つの墓場、国立国会図書館、2012年10月26日閲覧。
  6. ^ 霞の三郎、国立国会図書館、2012年10月26日閲覧。
  7. ^ 事件カメラマン、国立国会図書館、2012年10月26日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『痛快ブック』、第8巻第1号、芳文社、1960年1月
  • 『つげ義春初期傑作短編集』第1巻、つげ義春、コミックス、2003年5月 ISBN 406364507X

関連項目[編集]

外部リンク[編集]