生源寺

生源寺
所在地 滋賀県大津市坂本6丁目1-17
山号 比叡山
宗派 天台宗
本尊 十一面観音
創建年 延暦年間(782年 - 806年
開山 伝教大師最澄
正式名 比叡山生源寺
札所等 近江西国三十三箇所第6番
びわ湖百八霊場第8番
真盛上人二十五霊場第5番
法人番号 5160005000743 ウィキデータを編集
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生源寺(しょうげんじ)は、滋賀県大津市坂本にある天台宗寺院山号比叡山本尊十一面観音。伝教大師最澄が生まれた場所に建てられている。

歴史[編集]

創建年代は延暦年間(782年 - 806年)である。日本天台宗の開祖である最澄によって、父・三津首百枝の居館跡であり、自らの生誕地でもある当地に建立された。本尊は慈覚大師円仁作の十一面観音で、延暦寺西塔の総里坊格の寺院であった。

織田信長によって元亀2年(1571年)に行われた比叡山焼き討ちで全焼する。現在の本堂は文禄4年(1595年)に詮舜によって再建され、宝永7年(1710年)に改築されたものである。江戸時代には一山の寺務を統括する重要な寺院であった。

生源寺の西隣にはかつて鎮守社であった大将軍神社がある。

境内[編集]

  • 本堂
  • 別當大師堂 - 最澄の高弟である別當大師光定を祀る。元々あった堂は延暦寺横川に恵心堂として移築された。
  • 庫裏
  • 傳教大師御産湯井 - 最澄の産湯に使われたとされる産湯の井戸。
  • 最澄少年像
  • 鐘楼
  • 鎮守社
  • 山門
  • 破鐘 - 元亀2年(1571年)の比叡山焼き討ちの際に強く鳴らしたためにヒビが入った鐘。現在は坂本石積みの郷公園に移設されている。

文化財[編集]

大津市指定有形文化財[編集]

  • 絹本著色日吉山王垂迹神曼茶羅図 1幅(坂本山王講、生源寺伴)

前後の札所[編集]

近江西国三十三箇所
5 園城寺 - 6 生源寺 - 7 長谷寺
びわ湖百八霊場
7 盛安寺 - 8 生源寺 - 9 滋賀院門跡
真盛上人二十五霊場
4 日吉馬場六角堂 - 5 生源寺 - 6 誓願寺

参考文献[編集]

  • 生源寺パンフレット

関連項目[編集]

外部リンク[編集]