植物生体液

植物生体液（しょくぶつせいたいえき、英語:Sap）とは、植物の体液である。樹木の場合は、樹液と呼ばれる。

道管に流れる導管液（道管液）、篩管に流れる篩管液などがある^[1]。搾り取ったり、自然に植物から出た液体を汁液という^[2]。

利用[編集]

• ゴム、ラテックスなどは、ラバータッピング（英語版）という手法で採取される。
• 天然樹脂（漆） ‐ 接着剤など
• 白樺の樹液（英語版） ‐ 飲料や民間薬とされる。
• メープルシロップ、アガベシロップ、パームシロップ（英語版）と発酵させた酒（メープル・リキュール（英語版）、テキーラ、ヤシ酒）
• ヘチマ水^[3]
• ジャングルのツタ植物の多くは、切ることで出る樹液を飲料として利用できる^[4]。

動物の利用[編集]

食料とする動物には、キツツキ科シルスイキツツキ属の鳥や昆虫のアブラムシなどの樹液食動物（英語版）がいる。昆虫の樹液食動物は、体外に甘露を分泌する場合がある。

出典[編集]

関連項目[編集]

• 粘液、粘毛（植物の体表で粘液を出す毛）
• 樹洞 - 樹液が溜まって、発酵する場合がある。