柳沢慎吾

やなぎさわ しんご
柳沢 慎吾
本名 柳沢 慎吾
生年月日 (1962-03-06) 1962年3月6日(62歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県小田原市
身長 165 cm
血液型 AB型
職業 タレント俳優
ジャンル テレビドラマバラエティ番組ものまね
活動期間 1979年 -
配偶者 既婚(1992年 - )
事務所 ハート・レイ
公式サイト プロフィール
主な作品
テレビドラマ
翔んだカップル
翔んだライバル
ねらわれた学園
ふぞろいの林檎たち』シリーズ
少女に何が起ったか
はね駒
名奉行 遠山の金さん
味いちもんめ』シリーズ
終りに見た街
てっぱん
美男ですね
ウルトラマンオーブ
吹き替え
ウルトラマンG
マダガスカル』シリーズ
ピクセル
猿の惑星: 聖戦記
バラエティ番組
痛快なりゆき番組 風雲!たけし城
上海紅鯨団が行く
クイズところ変れば!?
ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!
ウンナンのホントコ!
火曜サプライズ
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柳沢 慎吾(やなぎさわ しんご、1962年3月6日 - )は、日本タレント俳優神奈川県小田原市出身[1]

地元の小田原市立/白鴎中学校卒業を経て、私立/立花学園松田高等学校卒業[1]。中学時代、バレーボール部に所属していた。

血液型はAB型。愛称は慎吾ちゃんハート・レイ所属。

略歴・人物[編集]

柳澤商店(小田原市東町)

幼少時からテレビ好きで、テレビで見たものを真似ては友達を喜ばせていた。家族構成は両親と姉1人。実家は自営業で、青果業の柳澤商店を経営していた[1]

素人時代からお笑いコンビ『てっちゃんしんちゃん』を組んで、『TVジョッキー』などに出演。同番組のコーナー「ザ・チャレンジ」で4代目チャンピオンとなる[注釈 1][2]

高校時代(1978年)、『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」で第20代チャンピオンとなり、芸能界デビュー[1][3]

TVジョッキーのプロデューサーから、同じ日本テレビの番組『お笑いスター誕生!!』に、『てっちゃんしんちゃん』での出場を打診されるも、本人は青春ドラマの生徒役などドラマ出演志望だったことから、これを断っている[4]。その後間も無くして、てっちゃんしんちゃんは解散する[2]

翌年(1979年)、「柳沢順吾」名義で『3年B組金八先生』のヤンキー生徒役として、テレビドラマデビュー[3][5]。『ふぞろいの林檎たち』『翔んだカップル』などで、俳優としての地位を確立[5]

その後は俳優として活動する傍ら、バラエティ番組では「うるさい」「落ち着きのない」キャラクターを披露し、特に1989年とんねるずの特番『仁義なき花の芸能界全部乗っ取らせていただきますスペシャル』で放送された「芸能人ねるとんコーナー(ねるとんね紅)」において、「ごめんなさい」を受けた際(過去同番組で2戦2敗・相手は内海和子吉田美江)に言い放った「あばよ!」の決めゼリフが大ブレイクした[5][注釈 2]。3回目はとびきりの美女とのデートが実現したが、実はニューハーフで「お前が女だったら、俺もお前に惚れてたよ…、あばよっ!」と別れを告げた(と同時に大爆発が起き、夜の闇に消えていった)。

26歳(1986年)で、エランドール賞新人賞受賞[要出典]

32歳(1992年)で当時美容師の一般人女性と結婚[3]

デビュー以降急速に人気を獲得していったが、急に多忙になったために精神的に追い込まれた時期があった[1][3]。自分から仕事を減らした結果「自分は周囲のスタッフに恵まれている」と感謝できるようになり[3]、「今思うと、あのめちゃめちゃ忙しかった経験が、その後の自分を支えてくれている気がします」と回想している[3]

持ちネタは、自分が体験したり見た事柄を、ひとりで身振り手振りと声色、時には自分の所持品やその場に見える物を巧みに利用し(それらを鳴らし効果音としながら)再現するコントのような独り芝居を行う。中でも十八番の『警察24時』や甲子園ネタや山城新伍石立鉄男などのものまねもする(後述)。また、水を飲もうと口に近づけたコップを歯にぶつけたり、リップクリームを唇だけでなく眉毛に塗ったりするなどの「小ネタ」も多い。

トーク番組では、高田純次ルー大柴江頭2:50などと同様に最初はテンションが高く暴れているが、出番前の楽屋からずっとハイテンションなために最後には疲れてテンションが低く人の話を聞かないことがある。[要出典]なお、関根麻里はタイプの似ているこの2人(柳沢と高田)を「理想の男性」に挙げている。麻里の父親である関根勤は「俺の育て方は間違っていなかった」と述懐している。本人曰く「テレビ番組出演時とプライベートとではテンションが全く変わらない」とのこと[6]

観客がいる番組出演の場合、若手だった1980年代に出演した番組ではまだおこなっていなかったものの、1990年代に入ってからは持ち前の明るさをそれまで以上に全面に押し出し、最前列でスタジオ観覧する客席にいる見ず知らずの観客数人にいきなり握手を逆要求して最後に握手した相手には「楽しんで、来てくれてありがとう」と敬意を込めつつ、軽くどつくというパフォーマンスを行ってこれもネタの一つになっていた。しかし2020年以降のスタジオ出演番組では観客がいる場合でも新型コロナウイルス世界的流行問題による万が一の無症状からの接触感染を防ぐため、おこなっていない。[要出典]

若手の頃、テレビ番組で「自身の家系の男性が全員ハゲ頭であるため、自身の将来の髪について心配している」と語っていたが、1990年代以降見た目と髪型はほとんど変わっていない。[要出典]

熱烈な野球ファンである。自宅で高校野球中継を見るために50インチのプラズマテレビを購入した他[7]選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会開催時には仕事をほとんど入れない上、球児と同じ気持ちになろうと締め切った部屋に冷房を入れず汗をかきながら観戦に熱中するほどのファンである。プロ野球は、横浜DeNAベイスターズ埼玉西武ライオンズのファンである[要出典]

また、『警視庁24時』を放送する日は、リアルタイムで見たいがため、気晴らしで行く温泉旅行をキャンセルするほどである[8]

愛車はトヨタ・2000GTメルセデス・ベンツ・S600ロリンザー仕様(W220系)だが[要出典]、ベンツの方は『志村&所の戦うお正月』の「ペーパードライバー対決」で運転手の西村知美により、あちこち散々ぶつけられている。

2010年05月01日(48歳)、出身地である小田原市の初代「小田原ふるさと大使」に任命された[9]

2023年12月03日(61歳)、横浜スタジアムで開催された『YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH』で、始球式を行った。「東海大相模 vs. 横浜」の決勝戦を再現し、松坂大輔本人に投球をさせて、優勝するパフォーマンスを行った。 メインイベントでは、横浜高校出身の松坂大輔氏、東海大学付属相模高校出身の森野将彦氏、横浜商業高校出身の山口鉄也氏など神奈川県内の高校野球出身のレジェンドたちが集結したチーム「Y45 LEGEND HEROES」の監督を勤め、見事ベイスターズOBが終結した「BAY DREAM STARS」(監督:三浦大輔)に(7-2で)勝利した。

交友関係[編集]

親友の京本政樹と2人揃うと「芸人つぶし」と言われ、『ウンナンの気分は上々。』での「ナンチャン・シンチャン・京様の旅」をはじめとして本職の芸人を食うトークをみせる。京本とは『HOTEL』で共演して以来「兄弟」と呼び合う仲で、お互い毎年最初に会う芸能人と決めており、ほかの芸能人から誘いがあっても断っている。その他、『火曜サプライズ』では河本準一とともに「京さま・慎ちゃん 都バスで飛ばすぜぃ! with 河本」で共演した。[要出典]

ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』で『ふぞろいの林檎たち』のパロディを行った際、南原清隆が柳沢役を演じ、その後柳沢本人も登場した。以後、ウッチャンナンチャンとは親しい間柄になった。また『気分は上々。』の「シンチャン・ナンチャンのセブ島の旅」では勝俣州和と共演し、宿泊したホテルで夜は柳沢が南原の睡眠を妨害し、朝は勝俣が南原らを強引に起こし、南原を困らせた。[要出典]

主なネタ・ものまね・決めゼリフ[編集]

事象ネタ[編集]

ひとり甲子園[3]
高校野球の選手、応援、観客、実況、解説(池西増夫)、阪神園芸の整備士など。
横浜高校に思い入れがあるようで、渡辺元智監督がサインを出す仕草(「腰から下は打つな! 的を絞っとけ!」)や選手を激励する姿までを再現する。最後には右手をひらひらさせ、校旗掲揚をしながら横浜高校の校歌を歌うのがよくあるパターンである。その他、長い牽制球、内角球をよけピッチャーを睨む選手、途中でNHK総合テレビから教育テレビに中継チャンネルが切り替わりNHKニュースに放送が切り替わる様子、ボークをした投手のリプレイ、終戦の日黙祷応援団チアガール、亡くなった野球部長の遺影を持つ人、孫を応援する祖母まで演じたりもする(この一連のネタは本家NHKの番組でも披露したことがある)。また、サイレン音も再現しているが、近年になって発声を「ウー」から「アァー」に変えている[10]
1986年には『徹子の部屋』でこの甲子園のものまねを10分間も披露したことがある[11]。また、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系列)で1998年の延長17回の死闘である準々決勝『横浜高校対PL学園』の再現も披露した際は、その試合でピッチャーだったPL学園上重聡(現・日本テレビアナウンサー)がサプライズゲストで出演。当時の状況とほとんど同一であると賞賛した。また独自のシチュエーションをつくり、演じる場合もある。
2008年7月には、架空の『柳沢商業』の甲子園熱闘を一人20役で“再現”するCDアルバム『柳沢慎吾のクライマックス甲子園!!』をリリースした。開会式に始まり、オリジナルのヒッティングマーチや校歌、決勝戦そして閉会式までひとりでしゃべりまくる。これは川藤幸三のしゃべりを集めたCD『KAWATO VOICE』と並ぶ野球関連の珍CDと紹介された[12]
2015年8月9日の横浜スタジアムの始球式に登場した際には、球を投げるまでひとり甲子園を延々と演じ続け投げた後も横浜高校の校歌を歌い、試合開始時間が8分遅れ「日本一長い始球式」と言われた[13]。2019年6月9日の始球式では選手、球場スタッフ、観客も協力し約20分に渡る『横浜高-花咲徳栄高』[14]を再現する始球式を行った[15]。このようにすべてを再現するとかなり長くなる(『ぐっさんカフェ』に出演した際「何分かかると思ってんだ」と発言した)ため、テレビで披露する際はプレイボールシーン後に9回まで一気に飛ばすことが多い。
2018年に夏の高校野球が100回の歴史的節目を迎え、スポニチで「柳沢慎吾のひとり甲子園〜アルプス席の熱闘」を連載。YouTubeスポニチチャンネルに再現動画もアップされた[16]
2023年12月3日、横浜スタジアム45周年を記念して行われた『YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH』の始球式においては出場選手と観客を巻き込み甲子園ではなく、高校野球神奈川大会決勝『横浜高校対東海大相模』を披露、DeNAベイスターズ選手によるアルプススタンド応援団のインタビューや優勝者インタビューなどを盛り込み、29分もの長さとなった。尚、式として実際にボールを投げたのは松坂大輔であった。[17]
ひとり警視庁24時[3]
「アーアーアー」とサイレンを模した高音を発しながら、指を上に向けた手をクルクルと赤色灯のイメージで回して登場。警察官の緊迫したやり取りのものまねをする。
ドラマで共演した木根尚登TM NETWORK)からのアドバイスがきっかけで始めた[18]。1989年9月25日のラジオ番組『オールナイトニッポン』では大川豊デーモン閣下が学生時代に行っていた宴会芸として同様のネタを披露している。
過去にはタバコ[注釈 3]のラッピングのビニール部分を使い警察無線の割れた音質[注釈 4]を再現していたが、明石家さんまの番組にてアポロチョコレートの箱で行ったところ、音響が良く、箱も比較的潰れにくく、さらにはオートバイの音も再現できたため、近年はこちらを使うことが多い[19]。また、に置きでスライドさせ、空撮シーンを再現することもある。その後、柳沢がレギュラー出演をした『ウルトラマンオーブ』で実際に使われている通信機を使用するシーンがある。
ひとりふぞろいの林檎たち
西寺実役で出演の柳沢が、稽古と同じ芝居が出来ていないと鴨下信一監督から数度に渡ってダメ出しをされる一連の動作。最終的に、時間の都合上[注釈 5]「しょうがない、OK!」と、半ば強制的に終了させられたことがショックだったとのこと。脚本家の山田太一や、ドラマで共演した中井貴一時任三郎のモノマネも行う。
ひとり火曜サスペンス
ドラマ内、および予告編の一人芝居。エンディングテーマ『聖母たちのララバイ』を歌いながら、崖などでの解決シーンを演じる。
ひとり太陽にほえろ!
犯人を逮捕する山さん(露口茂)および取調室のシーンの一人芝居。
ひとり日本沈没(※1974年のテレビドラマ)
五木ひろしが歌った主題歌『明日の愛』を口ずさみつつ、日本(金閣寺など)が沈んで行く様子を形態模写する。『テレビ探偵団』で披露。
ひとり箱根駅伝
箱根駅伝終了後に放送されるドキュメンタリーの再現。
歴代の車のエンジン音、ドアが閉まるときの音、故障して煙が出たとき。
ひとりNHKニュース7
柳沢が『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演した際、『ひとり甲子園』に引き続き披露した新ネタ。『NHKニュース7』のメインキャスターである武田真一が好きで真似てみようと思ったとのこと。ネタを披露している最中に武田が急遽スタジオに登場。大喜びする柳沢以上に真似された武田も喜んでおり、『NHKニュース7』のオープニングテーマとともに柳沢を『NHKニュース7』の口調そのままに紹介するなど、いつもの『NHKニュース7』では見せないはしゃぎようだった。
ひとりスーパーニュース
生放送中のスタジオで安藤優子キャスターが、名古屋東警察署前にいる笠井信輔アナウンサーからの中継を、音声不良のため一旦スタジオに引き取り隣の席の木村太郎にコメントを求めるまでの一連の様子を描写。
東海道新幹線車内アナウンス
映画撮影NGシーン「殿様」
セリフが「殿様」の一言だけなのにNGを連発してしまう俳優の、抱腹絶倒な撮影の顛末。あまり披露しないが、『メレンゲの気持ち』[注釈 6] にて、久本雅美の要望を受けて披露した。

人物模写[編集]

やなぎざわじんごぉ~!
若山富三郎を前に「しくじった」時の再現。『名奉行 遠山の金さん』で若山と共演[注釈 7]した際、いい加減な挨拶をした柳沢に若山が激怒し、「やなぎざわじんごぉ~!後で俺の部屋へ来い!」と呼びつけた。さらに撮影中、刀の持ち方など時代劇作法にうるさい若山の口出しで撮影が進まないことにイラついた松尾正武監督から「セリフの『ジジイ』の前に『クソ』つけて!」と強要された柳沢がその通りに「(若山)旦那!そいつは違うんだよ、そいつは違うんだよ旦那ぁ!」「(柳沢)うるせえこのクソジジイ、お前引っこんでろ!」と言ったところ、「やなぎざわじんごぉ~!お前今セリフ2つくらい増えたろ」と若山がすぐに気づき、録音機材で自ら聴き直して激怒。詰め寄られて怯えきった柳沢が「松尾監督から言えって言われたんです」と必死に弁明すると「松尾こっち来いオラァ!」と再び激怒した。[注釈 8]
山城新伍
「チョメチョメ」[注釈 9]「じゃかあしぃわ、このチョメ野郎!」「このダーホ!」[注釈 10]など。かなりデフォルメしており、「チョメ野郎!」に至っては山城は一言も言っていない。生前の山城は「他の奴にやられるのはダメだけど、慎吾ちゃんならいい」と、柳沢による「チョメチョメ」を公認していた[20]
堺正章
チューボーですよ!』の「星、三つですっ!」など。小堺一機の影響が強いネタ。
舘ひろし
トンカツ屋で舘ひろしに遭遇した体験談。模写というよりエピソードトーク。
石立鉄男
エースコック・わかめラーメンのCM撮影風景の模写。「ワーカメ好き好きー(ピチピチー)! お前はどこのワカメ、じゃ?(と言いながら首を過度に傾ける)」のセリフを用いる。これもデフォルメの度が過ぎた模写である。そのほか、本番前後の、スタッフに対する石立の大物ぶりもネタにしていた。本人に「真似してみろ」と言われて「ワーカメ」ネタを披露し「そんなくだらねえことするんじゃねえよ」と言われ、冷や汗をかいていた。2016年4月から放送中のわかめラーメンのCMに柳沢が出演し、石立時代のバージョンをそのままリメイクした内容のものとなっている。
矢沢永吉
柳沢が敬愛するミュージシャン。大仰な口調や、口をすぼめるアクションで笑いをとるネタで、ものまね自体はあまり似ていない。
菅原文太の「よう、主人はおるか」
新人時代にNHK大河ドラマ獅子の時代』で共演した時の体験談。「おいでなさいまし」一言のみでの出演予定だったが、緊張の余りNGを連発し、最終的には監督判断で早川プロのエキストラ俳優に交替させられ一人寂しく家路につく。本厚木相模大野における踏切警報音のドップラー効果を聞くことができる。柳沢が十数年後に菅原と再会した際に、菅原は当時のことを覚えており、「『おいでなさいまし』は言えるようになったかい?』と、からかわれたとされる。
平馬先輩
榊原郁恵親衛隊だった中学の先輩・平馬とその兄のものまね。卒業後、小田原での偶然の邂逅の際の出来事。2007年3月11日『行列のできる法律相談所』にて披露[出典無効]
中居正広の兄
味いちもんめの撮影で中居正広とその兄、共演者との食事中のエピソードの再現。
柳沢慎吾の姉
夜中3時に帰宅した姉が厳格な父親にばれないためにハシゴをかけて2階から入ろうとするも、ハシゴが傾いて前の家の瓦を破ってしまうもの。

フレーズ・ダジャレ[編集]

「あばよ!」
芸能人ねるとんでの一言が大ブレイクし、以後、柳沢の代名詞となった。実際のプロポーズの言葉は、「オイ、いい加減、あばよと言わすなよ…!」だったとされる。結婚発表後のスポーツ新聞芸能面の見出しは「独身にあばよ!」だった。また、自身が悪役として出演した『超・仮面ライダー電王&ディケイド』や逆に特殊部隊の隊員役の『ウルトラマンオーブ』の第18話「ハードボイルドリバー」でも、死に際や敵にトドメをさした際、に「あばよ…」と発言している[注釈 11]。また、『八重の桜』では、「あばよ!」ではないがそれに近い「さらばじゃ!」で同胞に別れを告げ、戦の責任者として自刃したという設定になっている。
『ウルトラマンオーブ』内でも第10話に出演した際に共演者二人と共に劇中で披露したのを皮切りにメイン回だった18話では敵宇宙人を爆発に巻き込んだ直後に、最終話では旅立っていった主人公に対し「あばよ!」と発言している。
「いい夢見ろよ」[5]
「あばよ!」とともに用いる。「いい夢見させてもらったよ!」というバージョンもあり、JRA競馬場内でのはずれ馬券飛散防止のポスターにも採用されたこともある。
「おい、かまいたち」(「おい、お前たち」のダジャレ)
「お前中三のとき、俺高三っ!」
年下のタレントに対して使うツッコミ。決して3歳下のタレント限定ではない。
メガネをかけるとき、耳の縁部分を目にあてて「アイタッ!」と言う。
ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー』の中で行われていたイライラ棒に挑戦するときには、安全のために着用するゴーグルの耳の縁部分を目にあて、周囲の笑いを誘うのが恒例となっていた。また、このイライラ棒企画では「先生」と呼ばれている。
「かもめが翔んだ日」(渡辺真知子)はウッチャンナンチャンの二人(特に南原)にとってはもはや柳沢を連想させる歌ともなっている。

一般人との絡み[編集]

「いきなり握手、どつく」
先述した通り、主にスタジオに観覧に来た観客のうち、最前列客席にいる観覧客数人に握手を求めて最後に握手した人には、よく来てくれたねと敬意をこめて軽くどつく。これは1980年代にレギュラー出演した笑っていいとも!から派生したネタであるが、当時はまだ必ずしてはおらず、1990年代に入りするようになった。ただしスタジオの客席の場所配置次第では出演者の位置から離れている場合もあり客入れがあっても行わない。2020年からは取りやめている。
「どうも×4」

出演[編集]

バラエティ[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

吹き替え[編集]

インターネットドラマ[編集]

インターネット[編集]

オリジナルビデオ[編集]

  • ブローバック 真夜中のギャングたち(1990年) - バク
  • 難波金融伝・ミナミの帝王シリーズ(1993年 - ) - 坂上竜一
    • 1「トイチの萬田銀次郎」
    • 2「計画倒産」
    • 劇場版partII「銀次郎VS整理屋」
    • 特別編「密約」

ラジオ[編集]

PV[編集]

CM[編集]

ディスコグラフィ[編集]

  • SENSATIONAL HIROKO(1981年12月21日、東芝EMI)※ひょうたん三銃士(ひょうたんトリオ〈柳沢慎吾、光石研岡竜也〉)
  • ピエロ/BE MY GIRL(1985年、東芝EMI)※日本テレビ『POP SWIMMING』のテーマソング。
  • 柳沢慎吾セレクション あばよ!!(2007年、ポニーキャニオン
  • 柳沢慎吾のクライマックス甲子園!!(2008年7月16日、ポニーキャニオン)※レコーディング風景などを収めたDVDつき。
  • 実録!? 緊急特番 柳沢警察密着24時!!(2009年12月21日、ポニーキャニオン)※レコーディング風景などを収めたDVDつき。

書籍[編集]

  • 『スペショル』(2009年12月、学研ISBN 978-4-05-404411-1

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2004年には『ドランクドラゴン』の特番の企画において、四半世紀ぶりに相方の勤務先の陸上自衛隊で再結成された。
  2. ^ バラエティ『慎吾のいい夢見ろヨ!』(日本テレビ系列)が放送されていたほどである。
  3. ^ 主にラッキーストライクだが、近年はマールボロを使っている場面もある。
  4. ^ 無線連絡の際にマイクを口に付けてしゃべるため
  5. ^ 緑山スタジオ・シティでは原則として午前0時にスタジオの照明が落とされる。
  6. ^ 2006年7月8日放送[出典無効]
  7. ^ 第3シリーズ第2話「怪盗の顔を見た!」1990年7月26日放送
  8. ^ 実際の放送ではこのエピソードの中にあるシーンは使われていないが、別の若山と共演シーンの中で「嫌味なクソジジイじゃねえかよぉ、全くよぉ」という柳沢のセリフが使われている。
  9. ^ 「チョメチョメ」は『アイ・アイゲーム』における山城の得意フレーズではあるが、それ以外の番組ではまず発しない言葉であった。
  10. ^ 「ダーホ」(または「ダボ」)は東播から阪神間にかけて聞かれる「バカ」に該当する罵倒語。俗に“どあほ”が省略された形と思われているが、由来のある罵倒語。
  11. ^ 『スペショル』またウルトラマンオーブで使用している通信機のシーンは前述のひとり警視庁24時を元にしている。
  12. ^ 諸事情につき現在は事実上欠番扱い。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 北條五代祭りに初登場 柳沢 慎吾さん インタビュー 芝居も中身もきめ細かく 小田原市出身52歳 | 箱根・湯河原・真鶴”. タウンニュース (2014年5月2日). 2022年12月26日閲覧。
  2. ^ a b 柳沢慎吾 幻のコンビ時代語る 相方が「自衛隊行きます」で活動がご破算になった過去 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年3月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h ひと インタビュー第百二十八回”. どらく. 朝日新聞社 (2009年12月4日). 2010年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月16日閲覧。
  4. ^ 柳沢慎吾 芸能界入りのきっかけは素人参加お笑い番組 ある誘いは断わるも、声がかかったのは… - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年3月31日閲覧。
  5. ^ a b c d 柳沢 慎吾さん(小田原ふるさと大使)”. 小田原市. 2023年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月3日閲覧。
  6. ^ 関根麻里・著『上機嫌のわけ』122-124ページ
  7. ^ 週刊朝日』増刊「2008甲子園Heros」(朝日新聞出版)実録柳沢慎吾が行く「クライマックス甲子園」
  8. ^ “ベスト盤発売の柳沢慎吾 肩書きは俳優? タレント? 芸人?”. NEWSポストセブン (小学館). (2014年9月29日). https://www.news-postseven.com/archives/20140929_278796.html 2020年6月27日閲覧。 
  9. ^ 早雲役に柳沢慎吾さん 阿藤さん急死受け」『神奈川新聞』、2016年3月5日。2023年7月3日閲覧。オリジナルの2022年12月26日時点におけるアーカイブ。
  10. ^ 柳沢慎吾が「警察24時」ネタのサイレン音をアップデート「『ウー』から『アァー』に変えてます」”. スポーツ報知 (2019年3月27日). 2023年6月8日閲覧。
  11. ^ 柳沢慎吾、37年前の「徹子の部屋」で1人甲子園10分止まらず 自分の行為に自分で驚く/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年6月8日). 2023年6月8日閲覧。
  12. ^ 雑誌『週刊ベースボール』2008年8月11日号 「CULTURAL REVIEW About BASEBALL」67ページ
  13. ^ “【動画あり】何度見ても名人芸! 柳沢慎吾さんが「日本一長い始球式」でスタジアムを爆笑の渦に包み込む”. ロケットニュース24. (2015年8月10日). https://rocketnews24.com/2015/08/10/618768/ 2020年6月27日閲覧。 
  14. ^ 花咲徳栄出身なのに…DeNA・楠本、試合前に横浜高の校歌熱唱”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年6月10日). 2019年7月14日閲覧。
  15. ^ “柳沢慎吾、豪華20分「甲子園実況」/写真特集”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年6月9日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906090000325.html 2019年7月14日閲覧。 
  16. ^ 【柳沢慎吾のひとり甲子園“再現動画”】06年駒苫―早実はコンバット対決だった - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年10月13日閲覧。
  17. ^ 柳沢慎吾劇場ビックリ29分間!“日本一長い始球式記録”大幅更新!試合開始遅れの熱演にハマスタ大爆笑 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年12月3日閲覧。
  18. ^ “ひとりごと 柳沢慎吾”. ZAKZAK. (2005年12月3日). オリジナルの2005年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20051207060426/http://www.zakzak.co.jp/hitorigoto/20051203.html 2020年6月27日閲覧。 
  19. ^ 柳沢慎吾 鉄板の警察24時ネタ、小道具がタバコから変化していた さんまの番組で助言/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年6月8日). 2023年6月8日閲覧。
  20. ^ 『スペショル』116 - 122p
  21. ^ 柳沢慎吾のBAZOOKA!!!ジャック”. BSスカパー! (2015年4月20日). 2015年4月26日閲覧。
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  24. ^ “内田有紀、NHK時代劇で新境地 VFX駆使した主演作は「未知の部分が多かった」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年1月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2104482/full/ 2018年1月29日閲覧。 
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外部リンク[編集]