松江菓子博

松江菓子博
通称・略称 松江菓子博'89
正式名称 第21回全国菓子大博覧会
開催時期 1989年4月23日-5月14日
会場 島根県松江市西川津町・北公園特設会場
主催 本文記載
共催 本文記載
後援 本文記載

松江菓子博(まつえかしはく)は、1989年平成元年)に島根県松江市で開催された第21回全国菓子大博覧会。松江市制100周年記念事業として企画、開催された。

概要[編集]

入場料[編集]

大人 高校生 小中学生
個人 1200円 1000円 800円
団体 1000円 800円 500円

パビリオン[編集]

全国菓子めぐり館

  • 全国47都道府県の菓子工業組合や、17の全国組織団体、2つの菓子学校、台湾の3団体のお菓子5万点を展示。展示してあるお菓子は、その場で申し込めば、宅配業者が全国各地へ直送する。
  • 生花展は、松江市内の池坊小原流松月堂古流草月流による生花が約30点出品されている。
  • 人形展は、木目込人形やひな人形、五月人形、尾山人形、能人形、押絵など約100点を展示。他に、「小学生壁画展」も。

工業菓子館

  • 松江市総合体育館の館内をパビリオンとして展示した。
  • 全国のお菓子職人が、砂糖寒梅粉などを調合して作った材料で、様々な日本の四季折々の風景を、本物そっくりに再現した工芸菓子や、ビスケットクッキーなど洋菓子の材料を使った工芸菓子などの作品103点を展示する。

世界のお菓子館

  • 同じく松江市総合体育館の館内で、洋菓子の本場であるフランス、ベルギー、スペイン、スイス、オーストリア、西ドイツ(当時は東西併合前だった)の6カ国から菓子職人が来日し、お菓子作りのデモンストレーションを披露する。
  • フランス」……フランス最優秀職人のフォンテーヌ・ルネ、ジェラール・ベルーエが来日(4月23日から26日)
  • ベルギー」……マルク・ドゥバイコール、ジェフ・アンドレ・ダムが来日(4月27日から29日)
  • スペイン」……フランシスコ・トレブラニカ・ガルシヤ、ホセ・バセルス・パジャレスが来日(4月30日から5月2日)
  • スイス」……マックス・ミュレール、エルヴィン・ラエスが来日(5月3日から6日)
  • オーストリア」……菓子職人マイスターのトーマス・パイントナー、ルベルト・クラウスが来日(5月7日から10日)
  • 西ドイツ」……菓子職人マイスターのクルト・シンドラー、ユンゲル・ラックナーが来日(5月11日から23日)

関連産業館

  • 1号館と2号館は松江市総合体育館の側に作られた大型テント、3号館は体育館の別棟をパビリオンとした。
  • お菓子の原材料や製菓機械の関連企業69社が出展し、お菓子を機械で製作する工程などを実演展示した。

ふるさと館

  • 出店:松江名産センター、島根県特産協会、島根県経済農業協同組合連合会
  • 大型テントの中に、島根県の特産品を展示販売する。実演販売やイベントコーナー、宅配コーナーも。

サウンドサーカスNTT館

  • 出展:NTT松江支店
  • 第1ゾーン「サウンドサーカス」では、スライド映像やレーザー光線、スモークやエフェクマシーンを組み合わせた体験映像。宇宙の始まりから生命の誕生、自然と人の暮らし、未来への希望をイメージした音と映像のショーを上映。
  • 第2ゾーンでは、音をテーマにしたプレイゾーン「音の広場」と、NTTの通信システムを使ったテレコントロール・テレビ会議システムなどの参加型コミュニケーションゾーン「ふれあい広場」がある。

TSK・富士通シアター

松下電器・スパーキーのハイビジョンシアター

  • 出展:松下電器(株)
  • 150インチのスクリーンに、ロボットのスパーキーが少年と一緒に宇宙の冒険を繰り広げる「チャーリーとスパーキーの冒険」を上映する。監督はSFX映画の巨匠、ジョージ・ルーカス
  • 「AVCプレイゾーン」では、松下電器のAVC機器などを紹介展示し、衛星放送パソコンゲームなどが体験できる。

中国電力館

  • 出展:中国電力(株)
  • 拍手や音に反応する「光の神殿」、光ファイバーの造形「ファイバーオブジェ」、拍手に反応する「スモークレーザー」、他に「音の放電球」「エレクトドラム」「カレイドスコープ」などを展示。

ドリーム館

その他施設[編集]

お茶席

  • 会場内を流れる京橋川に面した、200人収容のお茶席

時代通り

  • 江戸時代の城下町・松江を再現した、平屋、中二階建てのお店が並び、出雲そば・お茶・カマボコの実演販売、各種民芸品、山陰や松江の名産品、土産物の販売を行っている。
  • 時代劇の扮装写真館や矢場などのゲームコーナー、大道芸や忍者ショーなどもある。

エトランゼ通り

プレイランド

  • 遊具……「スーパーチェア」「ドラゴンコースター」「ミステリーハウス」「アポロ2000」「スカイメリー」「アストロライナー」「カーニバルプラザ」「サファリペット」「フアフアゴリラ」「ゲームコーナー」「バッテリーカー」 全て有料

出雲の国の神話

  • 島根県のアマチュア画家集団「アート・ジモク会」による、ベニヤ板20枚をキャンバスにした大壁画。中央広場の藤棚の下に飾られる。
  • 「オロチ退治」「国引き」「因幡の白兎」「加賀の潜戸伝説」「白石伝説」「国譲り」の6つの出雲の神話を描いている。

レストラン

イベントステージ[編集]

《4月》

《5月》

参考資料[編集]

  • 松江菓子博'89公式ガイドブック(第21回全国菓子大博覧会実行委員会)
  • 松江菓子博'89パンフレット各種

関連項目[編集]