松森彩夏

 松森 彩夏 
Ayaka MATSUMORI
基本情報
名前 松森 彩夏
生年月日 (1994-05-19) 1994年5月19日(29歳)
身長 170 cm (5 ft 7 in)
体重 55 kg (121 lb)
国籍 日本の旗 日本
出生地 日本国
出身地 東京都世田谷区
経歴
大学 -(最終学歴:日本大学高等学校卒)
プロ転向 2013年
現在のツアー JLPGAツアー2014年から)
プロ勝利数 1
成績
優勝回数 富士通レディース:1回
初優勝 富士通レディース(2016年
ベストスコア 64(富士通レディース:par72)
賞金ランク最高位 日本女子:15位(2016年)
2022年9月23日現在
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松森 彩夏(まつもり あやか、1994年5月19日 - )は、東京都出身の、日本の女子プロゴルファー。所属はスターツ。妹の松森杏佳プロゴルファー

人物・来歴[編集]

祖父・堤亘正(のぶまさ)の勧めで4歳からゴルフを始める[1]

日本大学高等学校卒業。ティーチングプロの青山裕美に師事したことから、江連忠の孫弟子にあたる。

2011年6月、初めてJLPGAツアー(リゾートトラストレディス)にアマチュアで出場したが予選落ち(スコア+13、106位)[2]した。

2013年、プロテストに15位タイで合格(85期生[3])。

2014年、ステップアップツアーでは6位タイが2回。レギュラーツアーでは出場9試合中5試合で予選通過、この年の年間獲得賞金ランキング第111位。ファイナルQTで11位に入り翌年の出場権を得た。

2015年フジサンケイレディスクラシックマンシングウェアレディース東海クラシックの2戦で2位タイに入るなど、5戦でトップ10入り。獲得賞金を大幅に上げ、年間獲得賞金ランキング第40位、初のシード権を得た。

2016年、10月の富士通レディースにてプロ4年目にして念願のツアー初優勝を果たした。賞金ランキング15位で2年連続シード権獲得。

2017年1月12日、前年のツアー初優勝等が評価され、ささきしょうこ堀琴音とともに、GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー[4]を受賞した。

2017年シーズン途中から持病の左手親指痛が悪化したことなどが原因で、翌シーズンのシード権を逃した。また、10月にフロリダで開催される2018年シーズンの米女子ツアー出場権をかけた2次予選会(セカンドQT)の出場を見送った。その後成績は低迷した。

2019年辻村明志を師とし、team24の一員として始動した。

2022年、第40回フジサンケイレディスクラシックにおいて2017年シーズン以来[注釈 1]、5年振りにJLPGAツアーのトップ10入りを果たした(10位)。

2023年12月16日、自身のInstagramにてプロサッカー選手吉野恭平横浜FC)と婚姻したことを明らかにした[5][6]

戦績[編集]

LPGAツアー[編集]

  • 2015年全米女子オープン[7]
    • 初日:1バーディー6ボギー スコア75
    • 二日目:7ボギー2ダブルボギー スコア81
    • 通算16オーバー(予選落ち)
  • 2016年全米女子オープン[8]
    • 初日:2バーディー8ボギー スコア78
    • 二日目:2バーディー3ボギー スコア73
    • 通算7オーバー(予選落ち)

JLPGAツアー[編集]

トップ10入り成績
開催日 トーナメント名 順位 優勝者 会場
最終 1R 2R 3R 4R
2015年 4月24日~26日 フジサンケイレディスクラシック 2T 1 3T 2T 日本の旗藤田光里 川奈ホテルゴルフコース富士コース(静岡県)
5月29日~31日 リゾートトラストレディス 7T 33T 36T 7T チャイニーズタイペイの旗テレサ・ルー メイプルポイントゴルフクラブ(山梨県)
6月19日~21日 ニチレイレディス 7T 10T 3T 7T 大韓民国の旗申 ジエ 袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース(千葉県)
9月18日~20日 マンシングウェアレディース東海クラシック 2T 1T 6T 2T 大韓民国の旗キム ハヌル 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)
9月25日~27日 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 9T 18T 12T 9T 日本の旗表 純子 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)
2016年 3月3日~6日 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 3T 1 1T 2T 3T チャイニーズタイペイの旗テレサ・ルー 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)
4月22日~24日 フジサンケイレディスクラシック 7T 31T 17T 7T 日本の旗大山 志保 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)
7月29日~31日 大東建託・いい部屋ネットレディス 9T 19T 14T 9T 日本の旗ささきしょうこ 鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)
10月7日~9日 スタンレーレディスゴルフトーナメント 7T 14T 7T 中止 大韓民国の旗アン ソンジュ 東名カントリークラブ(静岡県)
10月14日~16日 富士通レディース 1 30T 3 1 日本の旗松森 彩夏 東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県)
10月20日~23日 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 4T 5T 5T 4T 4T 大韓民国の旗全 美貞 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)
2017年 4月21日~23日 フジサンケイレディスクラシック 3T 4T 4T 3T 日本の旗吉田 弓美子 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)
5月26日~28日 リゾートトラスト レディス 7T 46T 9T 7T 大韓民国の旗姜 秀衍 オークモントゴルフクラブ(奈良県)
2022年 4月22日~24日 40th フジサンケイレディスクラシック 10T 2T 3T 10T 日本の旗高橋 彩華 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)
主なシーズンランキング
シーズン ①賞金ランキング ②メルセデスランキング ③平均ストローク 各ランキング1位(女王)
2014年 111位(¥1,917,000) 120位(23.00pt) 74.3478(--位) ①アン ソンジュ ②アン ソンジュ ③アン ソンジュ
2015年 40位(¥23,983,627) 41位(168.00pt) 73.3085(57位) イ ボミ ②イ ボミ ③イ ボミ
2016年 15位(¥52,084,177) 22位(274.50pt) 71.8866(15位) ①イ ボミ ②イ ボミ ③イ ボミ
2017年 66位(¥15,757,100) 64位(131.00pt) 73.2854(66位) 鈴木 愛 ②鈴木 愛 ③申 ジエ
2018年 89位(¥6,142,571) 83位(93.00pt) 73.9214(87位) ①アン ソンジュ ②申 ジエ ③鈴木 愛
2019年 105位(¥4,674,428) 112位(51.50pt) 73.5582(--位) ①鈴木 愛 ②渋野 日向子 ③申 ジエ
2020-21 98位(¥8,524,519) 94位(142.60pt) 73.7452(84位) 稲見 萌寧 ②古江 彩佳 ③稲見 萌寧
2022年 104位(¥6,543,333) 98位(123.73pt) 73.5434(90位) 山下 美夢有 ②山下 美夢有 ③山下 美夢有
2023年 127位(¥1,632,750) 125位(25.95pt) 74.6176(--位) ①山下 美夢有 ②山下 美夢有 ③山下 美夢有

メディア出演[編集]

エピソード[編集]

  • 2016年11月に開催された伊藤園レディスゴルフトーナメントの初日の18番ホールにおいてグリーンに乗ったボールを拭いてもらうためにキャディに投げ渡したところ、キャディがそれに気がつかず頭にはねてグリーン脇の池に堕ちてロストボールとなった(2打罰)。結局このホールはダブルボギーとなり、初日31位タイと出遅れた(最終成績は21位タイ)[9]
  • 2017年4月に開催されたフジサンケイレディスクラシックでは、妹の松森杏佳とともに最終日に4バーディ3ボギーの71で回り、通算8アンダーの3位タイでホールアウトした。姉妹そろっての同一週、同一大会のトップ3入りはツアー史上初めてである[10]
  • 2017年5月のほけんの窓口レディース初日は、前週のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで日本デビューしスタイルとファッションで脚光を浴びたアン・シネ、前シーズン賞金女王で二年連続を狙う人気ゴルファーのイ・ボミとの3人のペアリングとなり[11]ギャラリーが殺到したが、初日は荒天となり1番ホールの途中で中断となった[12]
  • 2019年、当時アマチュアだった吉田優利は、以前からドライバーを変えたいという希望はあったものの自分に合うクラブに巡り会えずにいたが、松森彩夏が使用していたものを借りて3球試し打ちをして即決し、直後のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで5位に入りベストアマチュアとなった(優勝は渋野日向子、松森彩夏は欠場)[13]
  • 2022年シーズン序盤はJLPGAツアー7試合中6試合で予選落ちを喫したが、8戦目のフジサンケイレディスクラシックでは、1歳下の妹・松森杏佳にキャディーを任せた結果、5年振りに10位に食い込んだ[14]
  • 2022年8月に札幌国際カントリークラブで開催された北海道meijiカップ開催中に行われたイベント“「きのこの山」「たけのこの里」北海道食べ方大調査”において、申ジエや菊地絵理香らとともにきのこの山派に投票した[15]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 日本女子プロゴルフ協会「会員・選手」
  2. ^ JLPGA「2011リゾートトラストレディス リーダーボード」
  3. ^ JLPGA「松森彩夏プロフィール」
  4. ^ 日本ゴルフトーナメント振興協会「トーナメントナウ・GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞者」
  5. ^ いつも応援ありがとうございます。 松森彩夏Instagram 2023年12月16日
  6. ^ "女子プロゴルファー松森彩夏、Jリーガー横浜FCの吉野恭平と結婚「明るく楽しい家庭を」". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 16 December 2023. 2023年12月16日閲覧
  7. ^ LPGA Official site「U.S. WOMEN'S OPEN 2015」
  8. ^ LPGA Official site「U.S. WOMEN'S OPEN 2016」
  9. ^ 日本経済新聞社「日本経済新聞Web版“女子ゴルフ、猛省求められるお粗末ペナルティー”」(2016年11月23日配信)
  10. ^ ゴルフダイジェスト・オンライン「「スコアまで仲良し」 松森彩夏・杏佳がツアー史上初の姉妹トップ3」(2017年4月23日配信)
  11. ^ スポーツニッポン新聞社「スポニチアネックス -アン・シネ、ボミ、松森と同組 美女3人組に注目?-」(2017年5月11日配信)
  12. ^ スポーツニッポン新聞社「スポニチアネックス -ほけんの窓口L 雷雨で2度中断後サスペンデッド ささきしょうこが暫定首位-」(2017年5月12日配信)]
  13. ^ JLPGA「2019ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ最終成績」
  14. ^ JLPGA「40thフジサンケイレディスクラシック最終成績」
  15. ^ ゴルフダイジェスト・オンライン「きのこの山、たけのこの里 女子プロはどっち派?」(2022年8月9日配信)

外部リンク[編集]