東照宮駅

東照宮駅
駅舎(2011年4月)
とうしょうぐう
Tōshōgū
仙台 (3.2 km)
(1.6 km) 北仙台
地図
所在地 仙台市青葉区宮町五丁目18
北緯38度16分38.32秒 東経140度53分11.76秒 / 北緯38.2773111度 東経140.8866000度 / 38.2773111; 140.8866000座標: 北緯38度16分38.32秒 東経140度53分11.76秒 / 北緯38.2773111度 東経140.8866000度 / 38.2773111; 140.8866000
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙山線
キロ程 3.2 km(仙台起点)
電報略号 クウ
駅構造 地上駅盛土上)
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
3,374人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1988年昭和63年)11月18日[1]
備考
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東側入口(2023年7月)

東照宮駅(とうしょうぐうえき)は、宮城県仙台市青葉区宮町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線である[1]

当駅を含む北仙台駅 - 仙台駅間は仙台市地下鉄との代替輸送(振替輸送)対象路線に指定されており、当駅は台原駅が代替輸送指定駅とされている。当駅を含む仙山線の一部ないし全区間が運転見合わせとなった場合は、仙台市地下鉄南北線(台原駅 - 仙台駅)への振替乗車が認められることがある。この場合、必ずしも代替輸送指定駅の台原駅を利用する必要は無く、北仙台駅や北四番丁駅で乗降することも認められている[2]

歴史[編集]

1927年(昭和2年)頃の仙台市及び近郊地図。仙台鉄道(仙臺軌道)東照宮前駅が示されている。建設中の仙山東線も実線で描かれている。

当駅は1988年(昭和63年)に請願駅として開設した[3]

大正時代 - 戦後にかけて、北仙台[注釈 1]から中新田駅(西古川駅)へ延びる仙台鉄道がこの付近を通っており、この鉄道の駅として東照宮前駅(とうしょうぐうまええき)が存在した[1]。この東照宮前駅は現在の仙山線の東照宮駅から南西方向に位置した。

年表[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。線路は盛土上にあるため、階段かエレベーターを上ってホームに向かうことになる。東西に走る単線の線路北側にホームがある。

仙台地区センターが管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅自動券売機自動改札機・エレベーター設置。

改札口はホーム西端にあり、階段を降りると、宮町通りと仙台鉄道跡の道路を結ぶ線路に添う小道(自動車通行不可)があり、この小道は駅開業時に新設された。当初は宮町通りと直結していたが、2005年頃、配線機器導入に伴う工事の結果、宮町通り側からは東照宮二丁目公園を経て駅に向かうルートに変更された。切符売り場と改札はホームと同じ高さの2階にあり、建物の1階部分は柱だけで、前記の小道がくぐり抜ける。

JR特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。

利用状況[編集]

JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員3,374人である[利用客数 1]

1999年度(平成11年度)以降の推移は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1999年(平成11年) 2,397
2000年(平成12年) 2,349 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 2,350 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 2,243 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 2,337 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 2,374 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 2,380 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 2,423 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 2,605 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 2,644 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 2,616 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 2,533 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 2,438 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 2,735 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 2,977 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,044 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,111 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 3,202 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 3,312 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 3,446 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 3,509 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 2,736 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 3,012 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 3,374 [利用客数 1]
1日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺[編集]

駅の近くに駅名の由来ともなっている仙台東照宮がある。東照宮は日光東照宮久能山東照宮、その他各地の分社等、全国至る所にあるが、駅名で東照宮を名乗っているのはこの駅だけである。

駅周辺は仙台市街の延長の住宅地である。駅のすぐ北側に東照宮二丁目公園が隣接する。駅出入口は1ヶ所であり、ここから東照宮二丁目公園を通って西に行くと宮町通りに突当たる。この通りの向かい側に仙岳院がある。宮町通り北側には仙台東照宮石鳥居が見え、反対に南側の踏切を渡ると梅田川に架かる東照宮前橋がある。

バス路線[編集]

「宮町五丁目・東照宮駅入口」停留所から、仙台市営バスの路線バスが発着する。

のりば 運行事業者 系統・行先
1 仙台市営バス S130S135S140S240S250S259仙台駅
2
  • 115:広瀬通一番町
  • S110S120:仙台駅
3
4
  • 110115X120:東仙台営業所
  • 120:鶴ケ谷七丁目
  • A120:旭ケ丘駅

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
仙山線
快速・普通
仙台駅 - 東照宮駅 - 北仙台駅

かつて存在した路線[編集]

仙台鉄道
仙台鉄道線
北仙台駅 - 東照宮前駅 - 八乙女駅

脚注[編集]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 仙台鉄道は通町駅を起点としていたが、仙台市電北仙台線との干渉を避けて起点を北仙台駅に移した。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、25頁。 
  2. ^ 30分以上地下鉄が止まったら? 仙台市交通局 2019-09-24 閲覧
  3. ^ 『仙台市史』通史編9(現代2)251-252頁。
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '97年版』ジェー・アール・アール、1997年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-118-X 
  5. ^ 2003年10月26日(日)仙台エリアSuica(スイカ)デビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2003年8月21日。 オリジナルの2020年5月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200526144246/https://www.jreast.co.jp/press/2003_1/20030806.pdf2020年5月26日閲覧 
  6. ^ エレベーターの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2011年2月24日。 オリジナルの2013年6月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130620012136/http://www.jr-sendai.com/doc/20110224-1.pdf2023年11月11日閲覧 

利用状況[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月26日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月10日閲覧。

参考文献[編集]

  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編9(現代2) 仙台市、2013年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]