杉本俊多

杉本俊多(すぎもと としまさ、1950年1月26日[1]- )は、日本の建築史学者、広島大学名誉教授。

略歴[編集]

兵庫県生まれ。1972年東京大学工学部建築学科卒業。75-77年にカールスルーエ大学ベルリン工科大学に研究留学。79年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、「ドイツ新古典主義建築の造形理念に関する研究」で工学博士。79年広島大学工学部助手、助教授、97年教授となり、工学研究科教授をへて、2015年定年退任、名誉教授。1999年、日本建築学会賞受賞。西洋・近代建築史専攻[2]

著書[編集]

  • バウハウス その建築造形理念』鹿島出版会 SD選書 1979
  • 『建築の現代思想 ポスト・モダン以後のパラダイム』鹿島出版会 1986
  • 『建築夢の系譜 ドイツ精神の一九世紀』鹿島出版会 1991
  • 『ベルリン 都市は進化する』1993 講談社現代新書
  • 『ドイツ新古典主義建築』中央公論美術出版 1996
  • 『二〇世紀の建築思想 キューブからカオスへ』鹿島出版会 1998

翻訳[編集]

  • F.バウムガルト『西洋建築様式史』鹿島出版会 SD選書 1983
  • ヘルマン・G.プント『建築家シンケルとベルリン 十九世紀の都市環境の造形』中央公論美術出版 1985
  • ブルーノ・タウト『都市の冠』[3]中央公論美術出版 2011

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』2002
  2. ^ 『都市の冠』訳者紹介
  3. ^ 他にパウル・シェーアバルト(2編)、エーリッヒ・バロン、アドルフ・ベーネの関連論考を収録