本田太一

本田 太一
Taichi HONDA
フィギュアスケート選手
生誕 (1998-08-02) 1998年8月2日(25歳)
京都府京都市伏見区
親族
本田真凜(長妹)
本田望結(次妹)
本田紗来(三妹)
選手情報
代表国 日本の旗 日本
コーチ ラファエル・アルトゥニアン
所属クラブ 関西大学中学・高校アイススケート部
(←京都醍醐FSC)
ISUパーソナルベストスコア
総合154.652012 JGPレークプラシッド
SP52.412012 JGPレークプラシッド
FS102.242012 JGPレークプラシッド

本田 太一(ほんだ たいち、英語: Taichi Honda1998年8月2日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。京都府京都市伏見区出身。

人物[編集]

5人兄弟の2番目で、姉と3人の妹がいる。姉(長女)は一般人だが、長妹(次女)の真凜、次妹(三女)の望結、三妹(四女)の紗来は、揃ってフィギュアスケートの選手である。

なお真凜・望結・紗来の妹三人は、タレントモデルYouTuberとしても活動中で、さらに望結と紗来の二人は、かつて子役女優業もこなしていた[1]

技術[編集]

アクセルを含めた6種類すべての3回転ジャンプを跳ぶことができる。本田を指導する田村岳斗コーチは「太一のジャンプは頂点に上がるまでにスピードがあって見応えがある」と評している[2]

経歴[編集]

5歳の時に、家族と一緒に京都醍醐のスケートリンクに遊びに行ったことがきっかけで、妹の真凜(次女)と共にスケートを習い始め、後に生まれた望結(三女)と紗来(四女)も太一と真凛の影響を受けてスケートの世界に入った[3]。しかし、太一より3歳上の長女(当時8歳)は年齢的にスケートを始めるには遅いと言われたため、長女だけはスケートの世界に入ることができなかったという。

最初はアイスホッケーから始めていたが、濱田美栄コーチに師事することになった際に、後から始めたフィギュアスケートに専念することを決めた。

2012-13シーズン、日本スケート連盟の強化指定を受ける。2012年アジアフィギュア杯のジュニアクラスで2位入賞。ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦しJGPレークプラシッドで7位、続くJGPボスポラスで10位となる。全日本ジュニア選手権で6位となる。初出場となった全日本選手権で14位となり、新人賞を受賞する。2013年トリグラフ杯のジュニアクラスで2位に入る。

2013-14シーズン、JGPミンスクで10位となる。全日本ジュニア選手権では4位に入り、2年連続の出場となった全日本選手権では15位となる。2014年プランタン杯のジュニアクラスでは3位に入る。

2014-15シーズン、2014年アジアフィギュア杯で3位に入る。JGPチェコスケートでは12位に終わる。

2015-16シーズン、JGPオーストリア杯で17位となり、全日本ジュニア選手権では10位となる。

2019-2020シーズン、第92回日本学生氷上競技選手権大会の男子7,8級クラスで3位となった[4]

大学4年生だった2020-2021シーズンを最後に、現役を引退[5][6]関西大学経済学部を卒業後、日本M&Aセンターに就職[7][8]調剤薬局業界を専門としたM&Aコンサルタントをしている[7]

主な戦績[編集]

大会/年 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 2018-19 2019-20 2020-21
全日本選手権 14 15 12 15 25 22 19
全日本Jr.選手権 6 4 10
JGPオーストリア杯 17
JGPチェコスケート 12
JGPミンスク 10
JGPボスポラス 10
JGPレークプラシッド 7
アジアフィギュア杯 2 J 3 J
プランタン杯 3 J
トリグラフトロフィー 2 J
  • J - ジュニアクラス

詳細[編集]

2020-2021 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2020年12月24日 - 27日 第89回全日本フィギュアスケート選手権長野 12
67.86
22
110.01
19
177.87
2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2019年12月19日 - 22日 第88回全日本フィギュアスケート選手権東京 20
61.22
21
111.86
22
173.68
2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年12月20日 - 24日 第87回全日本フィギュアスケート選手権門真 25
55.56
- 25
[9]
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年12月20日 - 24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権調布 18
59.75
12
133.12
15
192.87
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年12月22日 - 25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 9
63.87
16
115.97
12
179.84
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年11月21日 - 23日 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権ひたちなか 7
55.98
5
114.23
10
154.67
2015年9月9日 - 12日 ISUジュニアグランプリ オーストリア杯リンツ 14
49.34
14
98.08
17
139.42
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年9月3日 - 6日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 11
48.25
13
88.57
10
136.82
2014年8月6日 - 10日 2014年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(台北 4
43.79
2
95.88
3
139.67
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月14日 - 16日 2014年プランタン杯 ジュニアクラス(ルクセンブルク市 3
49.71
3
101.97
3
151.68
2013年12月20日 - 23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 15
59.34
15
111.13
15
170.47
2013年11月22日 - 24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 13
45.81
2
104.24
4
150.05
2013年9月25日 - 28日 ISUジュニアグランプリ ミンスクミンスク 9
50.42
10
95.17
10
145.59
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月27日 - 31日 2013年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(ブレッド 2
51.11
2
102.40
2
153.51
2012年12月20日 - 23日 第81回全日本フィギュアスケート選手権札幌 15
55.58
14
110.20
14
165.78
2012年11月17日 - 18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 6
51.57
6
104.19
6
155.76
2012年9月19日 - 23日 ISUジュニアグランプリ ボスポラスイスタンブール 8
51.78
11
88.59
10
140.27
2012年8月29日 - 9月2日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 6
52.41
6
102.24
7
154.65
2012年8月7日 - 12日 2012年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(台北 2
52.96
2
92.15
2
145.11

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS
2020-2021 Ancient Lands
曲:ローナン・ハーディマン
映画『ショーシャンクの空に』より
2019-2020 I Put A Spell on You
ボーカル:ガルー
振付:ジェフリー・バトル
映画『フォレスト・ガンプ』より
振付:ジェフリー・バトル
2018-2019 アンタッチャブル
振付:ナディア・カナエワ
2017-2018 マンボメドレー
振付:キャシー・リード
ミュージカル『ラ・マンチャの男』より
振付:キャシー・リード
2016-2017 コットンアイジョー
振付:キャシー・リード
2015-2016 映画『アーティスト』より
作曲:ルドヴィック・ブールス
振付:ジェイミー・アイズレー
歌劇『セビリアの理髪師』より
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
振付:トム・ディクソン
2014-2015[10]
2013-2014 ライモンダ
作曲:アレクサンドル・グラズノフ
映画『海の上のピアニスト』より
作曲:エンニオ・モリコーネ
2012-2013 ヘルナンドス・ハイダウェイ
作曲:フランク・プゥルセル
映画『カサブランカ』より
作曲:マックス・スタイナー

脚注[編集]

  1. ^ まんたんウェブ (2011年12月21日). “家政婦のミタ : “次女”が見たミタさんの素顔 衝撃の結末は……”. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月29日閲覧。
  2. ^ 天空海闊 本田太一 (中) 2014年6月26日 大阪日日新聞
  3. ^ 天空海闊 本田太一 (上) 2014年6月25日 大阪日日新聞
  4. ^ 第92回日本学生氷上競技選手権大会 男子7,8級クラス”. 一般社団法人 日本学生氷上競技連盟. 2020年1月11日閲覧。
  5. ^ 本田太一、来季で引退 妹・真凜声援も乱れて悔し涙/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online(2019年12月23日). 2020年7月5日閲覧。
  6. ^ 真凜の兄・本田太一は関大Vに貢献「年明け最初にいい姿」来季の引退まで妹らに“お手本”見せ続ける”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ(2020年1月7日). 2020年1月11日閲覧。
  7. ^ a b 【開催報告】中小・ベンチャー企業の成長メソッド”. 日本M&Aセンター. 2022年2月14日閲覧。
  8. ^ 「超豪華すぎ!」本田真凜が公開した兄・太一の引退を祝する“オールスター寄せビデオ”にファン感動!「ほんとに泣ける」 THE DIGEST 2021年2月23日閲覧。
  9. ^ フリーに進出出来ず
  10. ^ 天空海闊 本田太一 (下) 2014年6月27日 大阪日日新聞

参考文献[編集]