有峰林道

有峰湖と有峰林道
有峰ダム上を走る有峰林道

有峰林道(ありみねりんどう)は、富山県富山市岐阜県飛騨市にまたがる有料道路である。有峰林道は総称で複数の林道で構成される。また、冬季は全線で通行止となる。

概要[編集]

  • 富山県林道有峰線
    • 小見線:富山市亀谷 - 有峰猪根(2009年10月7日より、山腹崩壊のため通行止であったが、2011年6月1日より開通)
    • 湖周線:富山市有峰猪根 - 有峰猪根 注)折立線から東谷線に至る東岸線は車両通行禁止であり有峰湖を1周することは出来ない。また大部分が未舗装路である[1]
      • 富山県は、東岸線の拡幅および舗装整備計画を進め2020年度から着手の予定であったが、絶滅危惧Ⅰ類に指定されているハクバサンショウウオの生息を2019年10月に確認したため工事着手を中断し、計画変更も含め検討を重ね、2022年3月31日に当面拡幅・舗装工事を行わない方針を示した[1]
    • 大多和線:湖周線から分岐して大多和峠(岐阜県境)注)岐阜県側は長期通行止めであり大多和峠から国道41号へ通り抜けることは出来ない。
    • 小口川線:富山市水須 - 不動谷
    • 東谷線:湖周線 - 飛越トンネル(岐阜県境、高山大山林道と接続)
  • 富山県林道真川線
    • 折立線:湖周線から分岐して新折立トンネル(折立、折立バス停、駐車場、キャンプ場、ヒュッテ)
    • 真川線:新折立トンネル - 湯川谷

歴史[編集]

通行料金等[編集]

通行料金(2022年4月現在)

  • 大型車:4,900円
  • 小型車:2,000円
  • 自動二輪車等:500円

通行時間

  • 6:00 - 20:00までで、20:00から6:00までの夜間は通行止となる。

脚注[編集]

  1. ^ a b 『サンショウウオ生息 林道有峰東岸線 拡幅・舗装 当面見送り』北日本新聞 2022年4月1日5面
  2. ^ 「大山町史」第4章大山の近現代-大規模林道p495 大山町史編纂委員会編 1964年発行
  3. ^ a b 『北日本新聞』2021年10月18日付26面『46年かけ2車線化 林道有峰線小見区間 移動時間 半分に』より。
  4. ^ 『富山市史 編年史 〈下巻〉』(2015年3月20日、富山市発行)200頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]