新藤原駅

新藤原駅
駅舎全景(2020年6月)
しんふじわら
Shin-fujiwara
地図
所在地 栃木県日光市藤原399-28
北緯36度51分8.5秒 東経139度43分58.9秒 / 北緯36.852361度 東経139.733028度 / 36.852361; 139.733028座標: 北緯36度51分8.5秒 東経139度43分58.9秒 / 北緯36.852361度 東経139.733028度 / 36.852361; 139.733028
所属事業者 野岩鉄道
東武鉄道
電報略号 シフ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
(野岩鉄道)-2021年-
211人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
(東武鉄道)-2022年-
500人/日
開業年月日 1919年(大正8年)12月28日
乗入路線 2 路線
所属路線 野岩鉄道会津鬼怒川線
キロ程 0.0 km(新藤原起点)
(1.7 km) 龍王峡
所属路線 東武鬼怒川線
駅番号 TN58
キロ程 16.2 km(下今市起点)
TN 57 鬼怒川公園 (1.7 km)
備考 共同使用駅(野岩鉄道の管轄駅)
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新藤原駅(しんふじわらえき)は、栃木県日光市藤原(ふじはら)にある、野岩鉄道東武鉄道である。

概要[編集]

野岩鉄道の会津鬼怒川線と、東武鉄道の鬼怒川線が乗り入れている。前者は当駅が起点、後者は当駅が終点である。当駅は両社の共同使用駅であり、野岩鉄道の管轄駅である。東武鉄道ならびに大手私鉄では最北端の駅である[注釈 1]駅番号は東武鉄道に対してのみ付与されており、TN 58である。

SL列車およびほとんどの特急列車は2駅手前の鬼怒川温泉駅で折り返しており、当駅まで運転される特急列車は、朝の当駅発1本(当駅止まりの特急はない)と、野岩鉄道直通の「リバティ会津」のみである。かつては東武 - 野岩鉄道を直通する列車も多く、2社の分界駅ではあるが、途中駅としての性格が強かった。野岩鉄道会津鬼怒川線は2両編成が原則のため、東武線下今市方面から運転される4両編成の普通列車は当駅で折り返していた[注釈 2]

しかし、2022年3月12日のダイヤ改正で、両社の直通は「リバティ会津」ならびに2往復の鬼怒川温泉駅発着列車(うち1往復は快速「AIZUマウントエクスプレス」)のみに縮小され、当駅を跨いで利用する場合は、前述の列車を除いて乗換が必要となった[1]

合併前の藤原町および大字の読みは「ふじら」であり、駅名と異なる。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム2面3線を有する地上駅。駅舎は1・2番線ホームと直結し、1番線ホームは駅舎側に車止めがある。駅舎と3・4番線ホームは構内踏切により連絡している。2番線ホームと3番線ホームは同一線路を共有する。下今市方に当駅で増解結を行う車両を留置する留置線が2線存在する(4番線のみ直接留置線に繋がっている)。

東武用の簡易PASMO改札機が設置されている(野岩鉄道ではICカードを利用できない)。乗車券類は野岩鉄道・東武とも出札窓口で発売しており、東武の特急券も取り扱う。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 TN 東武鬼怒川線 浅草下今市方面
2・3・4 TN 東武鬼怒川線
野岩鉄道会津鬼怒川線 会津高原尾瀬口会津田島会津若松方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。

利用状況[編集]

両社とも相互直通人員を含んだ値である。減少傾向が続いており、特に東日本大震災が発生した2011年度は両社とも前年度比20%以上の減少を記録した。

  • 東武鉄道 - 2022年度の一日平均乗降人員500人である[4]
  • 野岩鉄道 - 2021年度の一日平均乗車人員211人である[5]

近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別一日平均乗降・乗車人員
年度 東武鉄道 野岩鉄道
一日平均
乗降人員[6]
一日平均
乗車人員[5]
一日平均
乗車人員[5]
1998年(平成10年) 2,510
1999年(平成11年) 2,341
2000年(平成12年) 2,226
2001年(平成13年) 1,966
2002年(平成14年) 1,901
2003年(平成15年) 1,765
2004年(平成16年) 1,642
2005年(平成17年) 1,590
2006年(平成18年) 1,517
2007年(平成19年) 1,434
2008年(平成20年) 1,465 719 700
2009年(平成21年) 1,278 624 651
2010年(平成22年) 1,226 598 563
2011年(平成23年) 904 476 441
2012年(平成24年) 984 522 509
2013年(平成25年) 917 473 493
2014年(平成26年) 964 507 533
2015年(平成27年) 875 460 470
2016年(平成28年) 868 463 492
2017年(平成29年) 907 471 511
2018年(平成30年) 851 443 483
2019年(令和元年) 726
2020年(令和02年) 332
2021年(令和03年) 412 211
2022年(令和04年) 500

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

国道121号(会津西街道)沿いに停留所がある。停留所名は日光交通が「藤原」、日光市営バスが「新藤原駅前」(上りは降車専用、下りは乗車専用)。2事業者とも同じ場所にポールが設置されている。

隣の駅[編集]

野岩鉄道
会津鬼怒川線
快速「AIZUマウントエクスプレス」・普通(普通列車は1往復を除いて東武鬼怒川線には入らない)
鬼怒川公園駅(東武鬼怒川線) - 新藤原駅 - 龍王峡駅
東武鉄道
TN 鬼怒川線
  • 特急「リバティきぬ」一部始発駅、特急「リバティ会津」停車駅
普通
鬼怒川公園駅 (TN 57) - 新藤原駅 (TN 58)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 最東端は千葉県成田市にある京成電鉄・空港第2ビル駅、最西端は福岡市中央区にある西日本鉄道・西鉄福岡(天神)駅、最南端は福岡県大牟田市にある大牟田駅
  2. ^ 以前は4両編成が直通していたが、会津鬼怒川線の利用客減少から2両編成となった。浅草からの快速・区間快速が運転されていた時は当駅で2両を解結し列車は直通していたが、現在は解結作業はなくなりすべて別列車となる。

出典[編集]

  1. ^ 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線等にて 2022年3月12日(土)ダイヤ改正を実施します” (PDF). 東武鉄道 (2021年12月10日). 2021年12月17日閲覧。
  2. ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、470頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 東武鬼怒川線 新駅「東武ワールドスクウェア」の開業日を7月22日(土)に決定しました!” (PDF). 東武鉄道 (2017年2月28日). 2017年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月28日閲覧。 (PDF)
  4. ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
  5. ^ a b c 栃木県統計年鑑
  6. ^ レポート - 関東交通広告協議会

関連項目[編集]

外部リンク[編集]