巫僧

巫僧(ふそう)は、僧侶。日本特有の「神仏習合」の歴史の中で、神道神社とも、仏教寺院ともいえないような、「神仏習合」のものができあがっていた時代の巫女とも、僧侶ともいえないような混在的な存在。

概要[編集]

大体、8~9世紀頃の日本などで、例えば、八幡神(やはたのかみ、はちまんじん)は、日本で信仰される神であるが、時代が「神仏習合」の時代となると、八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)のように名を変え、あたかも、神でもあり、仏の功徳もあるという両方の合わさった形の信仰へと変化し、そういった社殿などの巫的僧侶を、「巫僧(ふそう)」と言う。 「神仏習合」前の、元々の建設物や、信仰されていたもののスタートが、「神道」であるものや、「寺院」であるものなど、根底の核になっていた信仰の違いによって、若干、「巫女的な方が優勢」であったり、元々が「僧侶であったものが優勢」であるなど、「巫僧(ふそう)」といっても、その性質はかなり異なる。

参考文献[編集]

関連項目[編集]