小菅村

こすげむら ウィキデータを編集
小菅村
小菅村旗 小菅村章
小菅村旗 小菅村章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 山梨県
北都留郡
市町村コード 19442-5
法人番号 9000020194425 ウィキデータを編集
面積 52.78km2
総人口 593[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 11.2人/km2
隣接自治体 上野原市大月市甲州市北都留郡丹波山村
東京都西多摩郡奥多摩町檜原村
小菅村役場
村長 舩木直美
所在地 409-0211
山梨県北都留郡小菅村4698番地
北緯35度45分37秒 東経138度56分25秒 / 北緯35.76019度 東経138.94022度 / 35.76019; 138.94022座標: 北緯35度45分37秒 東経138度56分25秒 / 北緯35.76019度 東経138.94022度 / 35.76019; 138.94022
外部リンク 公式ウェブサイト

小菅村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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小菅村(こすげむら)は、山梨県北都留郡に属している。県東部の郡内地方に含まれる。

概要[編集]

小菅村中心部遠景

JR 東日本青梅線奥多摩駅から路線バスが運行されていることもあり、生活圏は山梨県よりも東京都に属している。 山梨県の自治体でありながら、固定電話の市外局番0428は北隣の丹波山村と共に青梅MA(単位料金区域)である。かつては隣村の丹波山村と同様に、当村から上野原大月方面を結ぶ通年運行のバスが存在していなかったが、現在では2014年11月17日松姫バイパス開通を受けて、翌日より運行を開始した大月駅方面発着のバスが設置された[1][2]

また、村内には東京都水道局が水源涵養林(東京都水源林)としている山林もある。

位置や規模といった点から、平成の大合併の際には隣の丹波山村と同様に合併話が具体化しなかった(丹波山村においては2008年の時点で甲州市との合併構想が持ち上がっていたものの、実現には至っていない)。

地理[編集]

地形[編集]

山地[編集]

主な山

河川[編集]

主な川

湖沼[編集]

主な湖

人口[編集]

小菅村と全国の年齢別人口分布(2005年) 小菅村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小菅村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

小菅村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体[編集]

山梨県の旗山梨県
東京都の旗 東京都

歴史[編集]

近世[編集]

戦国時代には当地を拠点とした土豪である小菅氏が出現する。

沿革[編集]

明治

行政[編集]

村長[編集]

議会[編集]

村議会[編集]

  • 定数:8人
  • 任期:2019年4月26日 - 2023年4月25日
村議不在騒動

2007年に行われた山梨県知事選挙に絡む選挙違反事件で、議長・副議長を含む村議会議員8人が書類送検され、関与していない2人を含む議員全員が一身上の都合で2007年3月1日付けに議員辞職したため、村議会議員が0となった。議員の任期満了は2007年4月29日だが、議員辞職に伴う出直し村議会選挙は2007年4月17日告示・22日投開票の統一地方選挙に実施される為、約1ヶ月村議会不在の状態が続いた。

なお、過去の多くの選挙では話し合いであらかじめ議員を決めてきたため無投票当選が続いてきたが(詳しくは甲州選挙を参照)、2007年の選挙では村の歴史上初となる女性候補者が立候補したため8年ぶりの選挙となった。開票の結果、この女性候補者は当選を果たし小菅村初の女性議員が誕生した。

県議会[編集]

  • 選挙区:上野原市・北都留郡選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
  • 投票日:2023年4月9日
  • 当日有権者数:20,288人
  • 投票率:63.85%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
久嶋成美 63 無所属 6,490票
市川正末 67 自由民主党 6,316票

衆議院[編集]

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
堀内詔子 56 自由民主党 109,036票
市来伴子 44 立憲民主党 44,441票
大久保令子 71 日本共産党 7,027票

情報・通信[編集]

マスメディア[編集]

ケーブルテレビ[編集]

  • ケーブルテレビ多摩源流[3] ― 正式名称は小菅村農村情報化施設で、東京都内と同じ番組を視聴できるとされている[4]。山梨県CATV連絡協議会には加盟していない[5]

過去のテレビ中継局[編集]

教育[編集]

中学校[編集]

村立

小学校[編集]

村立

交通[編集]

西東京バス奥12
小菅村側の松姫トンネル入口。
道の駅こすげ

村内を鉄道路線は走っていない。最寄り駅は、JR東日本青梅線奥多摩駅

バス[編集]

路線バス[編集]

西東京バス五日市営業所氷川車庫
  • 奥12:奥多摩駅 - 奥多摩湖 - 深山橋 - (留浦) - 小菅役場前 - (大菩薩峠東口(橋立下)) - 小菅の湯[6]
富士急バス(大月営業所)
富士急バス(上野原営業所)
  • 上野原駅 - 本町三丁目 - 飯尾 - 鶴峠 - 長作 - 小菅の湯 - 松姫峠[8]
    • 村内への乗り入れは4月から7月、9月から12月の土休日のみ[8]
小菅村営バス
  • 平日の朝の便は定時運行。平日午前10時半から18時半までと土曜・休日(日曜日除く)は予約が必要なデマンド運行。日曜日は運休[9]
  • 定時運行時間帯は以下の区間を運行
    • 白沢 - 鶴峠 - 小菅の湯 - 役場前 - 橋立下(大菩薩峠東口)- 橋立上
    • 金風呂 - 白沢 - 小菅の湯 - 役場前 - 橋立下(大菩薩峠東口) - 橋立上
    • 橋立上 - 橋立下(大菩薩峠東口) - 役場前 - 田元橋 - 小菅の湯 - 白沢 - 原始村 - 白沢 - 鶴峠 - 長作 - 飯尾
  • デマンド運行時間帯は上記のうち村内区間を予約に応じて運行する他、富士急バスに乗り継ぐ場合に村外の飯尾、竹の向まで、西東京バスに乗り継ぐ場合に大津久まで運行する。いずれも事前予約制。
  • 使用車両は、2020年(令和2年)10月11日より、上野原警察署からの要請を受け、子供たちの安全確保、犯罪抑止活動の一環として見守り活動に協力することとし「安全・安心パトロール」のステッカーを車体に貼付している[10]

道路[編集]

国道[編集]

県道[編集]

主要地方道
一般県道

道の駅[編集]

ヘリポート[編集]

村内にはヘリポートが設置されている。

観光[編集]

小菅の湯

名所・旧跡[編集]

主な寺院
主な神社

観光スポット[編集]

  • 白糸の滝
  • 雄滝
  • 道の駅こすげ - 下記「小菅の湯」と一体化する形で、2015年に開設された
    • 多摩源流温泉 小菅の湯
    1994年開設。高アルカリ性温泉であり源泉温度は31.4°C公式ホームページより)。
  • 原始村
  • 東部森林公園キャンプ場 ほうれん坊
娯楽施設
  • 銀嶺座 - 映画館(~1963年)。建物は現存している[11]

文化・名物[編集]

祭事・催事[編集]

  • 多摩源流祭り
毎年5月4日に開催されるお祭り。村民の手による手作りの祭りである。
多摩川中流域にある羽村市出身の中里介山の作品で有名である。旧塩山市側からの登山が一般的だが、小菅村側からも二つの登山口がある。
  • 鶴峠
この峠を境に北側が多摩川水系、南側が相模川水系となる分水嶺。また、西側には奈良倉山への登山口、東側には三頭山への登山口がある。
アクセスとしては、車以外では村営バスと富士急バスのバス停があるのみである。

その他[編集]

郵便番号は以下の通りである。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 小菅線運行開始について』(プレスリリース)富士急山梨バス、2014年11月14日。 オリジナルの2014年11月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20141117051326/http://www.yamanashibus.com/1.newspage.kosuge.htm2014年12月4日閲覧 
  2. ^ 路線バスで都県境越えの最難関「山梨ルート」 東京からバスが通じる「水源の村」の事情(2/3)”. 乗りものニュース (2020年6月30日). 2020年9月14日閲覧。
  3. ^ 小菅村農村情報化施設の設置及び管理に関する条例 平成11年6月23日 条例第7号, 閲覧日:2022年1月4日
  4. ^ 移住支援ガイド, 小菅村, 閲覧日:2022年1月4日
  5. ^ CATV事業者の状況 (端子数501以上の許可施設), 総務省, 閲覧日:2022年1月4日
  6. ^ 西東京バスハイキング時刻表” (PDF). 2020年11月22日閲覧。
  7. ^ a b 大月中央病院~大月駅~猿橋駅~田無瀬~(奈良子、浅川、上和田、竹の向)~小菅の湯” (PDF). 富士急バス. 2020年11月22日閲覧。
  8. ^ a b 松姫峠~小菅の湯~鶴峠~飯尾~新井~本町三丁目~上野原駅” (PDF). 富士急バス. 2020年11月22日閲覧。
  9. ^ 村営バスダイヤ表” (PDF). 小菅村. 2020年11月22日閲覧。
  10. ^ 村営バス 「安全・安心パトロール中!!」”. 小菅村. 2020年11月22日閲覧。
  11. ^ 小菅村・銀嶺座 峡陽文庫 2013年6月29日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]