寺脇康文

てらわき やすふみ
寺脇 康文
生年月日 (1962-02-25) 1962年2月25日(62歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府大阪市[1]
身長 180 cm[2]
血液型 O型
職業 俳優タレント
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1984年 -
配偶者 既婚
事務所 アミューズ
公式サイト アミューズによるプロフィール
主な作品
テレビドラマ
刑事貴族』シリーズ
悪魔のKISS
心療内科医・涼子
相棒』シリーズ
853〜刑事・加茂伸之介
警部補・佐々木丈太郎』シリーズ
おひさま
正義のセ
映画
相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
超高速!参勤交代』シリーズ
俺物語!!
空飛ぶタイヤ
情報番組
王様のブランチ』(初代総合司会)
 
受賞
日本アカデミー賞
優秀助演男優賞
第32回相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
その他の賞
第16回橋田賞 俳優部門
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寺脇 康文(てらわき やすふみ、1962年昭和37年〉2月25日[2] - )は、日本俳優タレント大阪府大阪市出身[1][3]アミューズ所属。企画ユニット「地球ゴージャス」のメンバー。

略歴[編集]

岐阜県立岐陽高等学校(現・岐阜県立本巣松陽高等学校)卒業後、大学受験に失敗し、デパートの地下食材売り場でアルバイトしていた。働いていたデパートのエスカレーターに乗っている最中、アルバイトの初給料を見ながら、これからの自分は何をやって食べていけるか考え、出た答えが俳優であった。名古屋の俳優養成所でオーディションを受け、合格し入所。養成所卒業後、上京して1984年三宅裕司主宰の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」(SET)へ入団。同年11月、SETの第17回目公演『超絶技巧殺人事件』でデビュー。1987年、同劇団の岸谷五朗山田幸伸と共にコントユニット・SET隊(せったい)を結成。SETの公演内やラジオドラマなどでコントを披露していた。

1994年、岸谷五朗と共にSETを退団し、企画ユニット「地球ゴージャス」を結成。舞台や映画、テレビドラマなど活動の場を広げる。

1996年4月の放送開始から『王様のブランチ』の総合司会を10年間務めた。地球ゴージャス公演中(東京公演・地方公演)も生放送、その直後劇場に戻って舞台出演と多忙を極めるスケジュールながらも番組を休むことはなかった。2006年12月に番組を降板し、2007年1月からは谷原章介にバトンタッチした。

2000年から2008年まで、『相棒』において、警視庁特命係の刑事・亀山薫役として、水谷豊とダブル主演を務める。

2008年5月10日、『相棒』においての演技が評価され、同じく主演を務める水谷豊と共に第16回橋田賞俳優部門を受賞した。

2008年12月17日放送の『相棒season7』第9話をもってシリーズから卒業[4][5]

2009年2月20日、『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』で亀山薫の演技が評価され、第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。

2010年、『853〜刑事・加茂伸之介』で連続ドラマ単独初主演。

2022年6月23日、 同年10月12日から放送を開始した『相棒 season21』に亀山薫役として復帰することが発表された[6][7]。その2ヶ月後の8月28日には、2023年4月から放送開始予定のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『らんまん』に出演することが発表された[8]。これにより寺脇は、半年放送の『相棒』が終了した直後に、再び半年放送の朝ドラに臨むこととなった[注釈 1]

人物[編集]

  • 好きな俳優に、水谷豊松田優作を挙げている[2]。水谷については、『刑事貴族』・『相棒』で共演を果たした。寺脇は、俳優になったきっかけは『バンパイヤ』の水谷の演技を見たことだ、と様々なメディアで語っている。
  • 二女一男の子供がおり、3人とも成人している。
  • 漫画家を目指していたこともあり、絵が上手い。MCを務める『わんニャン倶楽部〜動物と楽しく暮らそう〜』では、番組内に登場した動物たちのイラストを披露している。
  • ルパン三世』の大ファンである。
  • 同じくアミューズ所属の桑田佳祐のソロデビューシングル『悲しい気持ち』のテレビパフォーマンスでは、南流石らとともに桑田のバックダンサー「湘南隊」として出演。また桑田の映画監督作品『稲村ジェーン』にも出演したが、編集時に尺の都合で寺脇の出演したシーンは全カットとなった。
  • 弟は帝京大学ちば総合医療センター腎臓内科の教授である(他には2人の姉もいる)。

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

※特に注記のないものは、総合テレビ

日本テレビ系[編集]

TBS系[編集]

フジテレビ系[編集]

テレビ朝日系[編集]

テレビ東京系[編集]

WOWOW[編集]

その他[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • 企画ユニット・地球ゴージャス
    • vol.1 瓶詰めの地獄〜いつまでもたえることなくともだちでいよう〜(1995年)
    • vol.2 紙のドレスを燃やす夜―香港大夜総会―(1997年)
    • vol.3 地図にない街―DOHENEKE-HEKISHIN―(1999年)
    • vol.4 さくらのうた 〜幻の夏 …忘れさられた小さな心たちへのレクイエム(2000年)
    • vol.5 クインテット(2001年)
    • vol.6 カルテ(2002年)
    • vol.7 クラウディア(2004年)
    • アンコール公演 クラウディア(2005年)
    • vol.8 HUMANITY THE MUSICAL 〜モモタロウと愉快な仲間たち〜(2006年)
    • vol.10 星の大地に降る涙(2009年)
    • vol.11 Xday(2010年)
    • vol.12 海盗セブン(2012年) - 田中剛 役
    • vol.13 クザリアーナの翼(2014年)
    • 地球ゴージャス 20th Anniversary Gala Concert(2015年)
    • vol.14 The Love Bugs(2016年)
    • vol.15 ZEROTOPIA(2018年)
    • vol.16 星の大地に降る涙 THE MUSICAL(2020年)
    • Broadway Musical The PROM(2021年) - トレント 役
    • 三十周年記念公演 儚き光のラプソディ(2024年)[27]
  • オケピ!(2003年) - トランペット 役
  • コンフィダント・絆(2007年) - ポール・ゴーギャン 役
  • 恐竜と隣人のポルカ -K/T BOUNDARY-(2008年)
  • マルグリット(2009年) - オットー 役
  • 風と共に去りぬ(2011年) - レット・バトラー 役
  • マイ・フェア・レディ(2013年・2016年・2018年・2021年) - ヒギンズ教授 役
  • プルートゥ PLUTO(2015年) - ゲジヒト 役
  • ユーミン×帝劇 vol.3 朝陽の中で微笑んで(2017年11月27日 - 12月20日、帝国劇場) - 主演・鳴沢肇 役[28][29]
  • あなたと作る~etude The 美4(2020年)
  • スタンディングオベーション(2021年)-刑事役
  • 怖い絵(2022年) - 火山武 役
  • エレファント・ソング(2022年) - グリーンバーグ 役
  • 帰ってきたマイブラザー(2023年) - 中迫マネージャー 役

バラエティ[編集]

現行レギュラー番組
  • なし
過去の出演番組

ラジオ[編集]

CM[編集]

吹き替え[編集]

テレビアニメ[編集]

映画[編集]

ゲーム[編集]

  • 相棒DS(2009年3月5日、DS) - 亀山薫 役

配信ドラマ[編集]

  • 相棒 sideA /sideB(2024年3月20日、TELASA) - 亀山薫 役[30]

その他[編集]

音楽[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なお、寺脇は過去の朝ドラ作品に『ひまわり』と『おひさま』に出演しているが前者は、pre season時代を含めても放送開始前、後者は卒業後に放送されたため『相棒』→『朝ドラ』は初めてである[9][10]

出典[編集]

  1. ^ a b ごごナマ 2017年11月7日放送回”. gooテレビ番組 (2017年11月7日). 2018年4月3日閲覧。
  2. ^ a b c 寺脇 康文 - アミューズ オフィシャル ウェブサイト”. アミューズ. 2012年4月15日閲覧。
  3. ^ 2020年2月7日、MBSラジオ「こんちわコンちゃん」にて「堺の出身です。」とも発言している。
  4. ^ 『「相棒」10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years』、52頁、及び『刑事マガジン』vol.6、36頁での松本基弘の発言より
  5. ^ 「特命係」杉下右京の"相棒"亀山薫が卒業へ...”. 2015年8月22日閲覧。
  6. ^ a b “初代相棒”寺脇康文が再登板で五代目に 14年ぶりタッグに“右京さん”水谷豊も喜び「亀山くんが帰ってくる」”. ORICON NEWS. 2022年6月23日閲覧。
  7. ^ a b “寺脇康文の「亀山薫」が14年ぶり「相棒」に帰還「シン亀山薫でございます」5代目に就任”. 日刊スポーツ. (2022年6月23日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202206220000792.html 2022年6月23日閲覧。 
  8. ^ a b 2023年度前期 連続テレビ小説『らんまん』新たな出演者【高知編】発表!”. NHK PR. 日本放送協会 (2022年8月26日). 2022年10月23日閲覧。
  9. ^ 【連続テレビ小説】ひまわり (25)「第三章人は見かけによらぬもの?」
  10. ^ 連続テレビ小説「おひさま」
  11. ^ “波瑠、『あさが来た』後初のNHKドラマ主演 斉藤由貴と母娘愛憎バトル”. ORICON STYLE. (2016年9月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2078502/full/ 2016年9月15日閲覧。 
  12. ^ 特集ドラマ『大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲~』放送日&ゲスト出演者決定!”. NHK. 日本放送協会 (2023年12月1日). 2023年12月30日閲覧。
  13. ^ “寺脇康文:松雪泰子の最大のライバルに NHKドラマ10「ミス・ジコチョー」出演”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年9月12日). https://mantan-web.jp/article/20190912dog00m200040000c.html 2019年9月13日閲覧。 
  14. ^ 日台共同制作ドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス〜」”. NHK_PR. NHK (2019年11月8日). 2019年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月9日閲覧。
  15. ^ 寺脇康文、吉高主演ドラマで大杉漣さん代役「力を合わせて頑張りたい」”. ORICON NEWS. オリコン (2018年3月11日). 2018年3月11日閲覧。
  16. ^ 湊かなえ、三浦しをん、角田光代の短編小説を、オムニバスドラマ化。『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』”. とれたてフジテレビ (2015年11月25日). 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月25日閲覧。
  17. ^ 公式 あらすじ完全版 第3話
  18. ^ “ディーン&井浦新主演「レ・ミゼラブル」SPドラマ化!山本美月、吉沢亮ら出演”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2018年11月20日). https://www.cinematoday.jp/news/N0105054 2018年11月20日閲覧。 
  19. ^ “『ストロベリーナイト・サーガ』神保悟志が二階堂ふみのライバルに 寺脇康文&堀井新太もゲスト出演”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年4月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2133397/full/ 2019年4月11日閲覧。 
  20. ^ “寺脇康文、松下奈緒主演『アライブ』に男性乳がん患者役でゲスト出演”. クランクイン!. (2020年1月9日). https://www.crank-in.net/news/72651/1 2020年1月9日閲覧。 
  21. ^ “寺脇康文「僕たち世代の好きなハードボイルドな世界」福士蒼汰主演『DIVER』がクライマックスに突入!”. TVLIVE web!. (2020年10月13日). https://www.tvlife.jp/drama/324764 2020年10月21日閲覧。 
  22. ^ “水谷豊×寺脇康文、再会2シーズン目の『相棒』10月に2クールでスタート”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年8月31日). https://news.mynavi.jp/article/20230831-2761260/ 2023年8月31日閲覧。 
  23. ^ “栗山千明、『相棒』現場の裏話明かす 水谷豊&寺脇康文は「本番以外でも相棒」”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年9月26日). https://news.mynavi.jp/article/20230926-2778723/ 2023年9月26日閲覧。 
  24. ^ 実写版『俺物語!!』猛男の両親役、寺脇康文&鈴木砂羽に決定”. シネマトゥデイ (2015年6月18日). 2015年6月18日閲覧。
  25. ^ “寺門ジモン初監督「フード・ラック!食運」11月公開、主演はNAOTOと土屋太鳳”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2020年7月29日). https://natalie.mu/owarai/news/389482 2020年7月29日閲覧。 
  26. ^ “武田航平の主演作「この小さな手」公開、父親になれなかった男が娘との絆を取り戻す”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年1月12日). https://natalie.mu/eiga/news/508606 2023年3月11日閲覧。 
  27. ^ おりゃー、地球ゴージャスだぜー!30周年記念「儚き光のラプソディ」に中川大志・風間俊介・鈴木福”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年11月2日). 2023年11月2日閲覧。
  28. ^ “ユーミン、帝劇とのコラボ舞台第3弾で「“永遠の中のうたかた”表現したい」”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年8月17日). https://natalie.mu/music/news/245181 2022年6月26日閲覧。 
  29. ^ “ユーミン×帝劇『朝陽の中で微笑んで』寺脇康文、宮澤佐江が描く時を超えたSF純愛作”. SPICE (イープラス). (2017年11月28日). https://spice.eplus.jp/articles/159718 2022年6月15日閲覧。 
  30. ^ TELASAオリジナル「相棒 sideA/sideB」配信スタート、新たな場面写真が到着”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月20日). 2024年3月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]