宮窪町

みやくぼちょう
宮窪町
能島城跡
宮窪町旗 宮窪町章
宮窪町旗
1974年3月14日制定
1974年4月29日再制定
宮窪町章
1974年3月14日制定
1974年4月29日再制定
廃止日 2005年1月16日
廃止理由 新設合併
越智郡宮窪町吉海町菊間町大西町波方町玉川町朝倉村伯方町上浦町大三島町関前村今治市 → 今治市
現在の自治体 今治市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 愛媛県
越智郡
市町村コード 38347-3
面積 18.38 km2
総人口 3,391
国勢調査、2005年)
隣接自治体 越智郡吉海町、伯方町[注 1]、上浦町[注 1]、上島町[注 1]、今治市[注 1]西条市[注 1]新居浜市[注 1]
の木 マツ
の花 サクラ
宮窪町役場
所在地 794-2292
愛媛県愛媛県越智郡宮窪町大字宮窪2668番地(愛媛県今治市宮窪町宮窪2668番地)
外部リンク 宮窪町Internet Archive
座標 北緯34度10分22秒 東経133度04分32秒 / 北緯34.17289度 東経133.07569度 / 34.17289; 133.07569座標: 北緯34度10分22秒 東経133度04分32秒 / 北緯34.17289度 東経133.07569度 / 34.17289; 133.07569
特記事項 warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/245624/www.town.miyakubo.ehime.jp/index_aki.html [注 2]
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宮窪町(みやくぼちょう)は、愛媛県東予地方越智郡)にあったである。2005年1月16日、今治市と越智郡11か町村の大合併により、新たに今治市の一部となり、自治体としての宮窪町は消滅した。

同町は、良質の花崗岩である大島石の産地として知られる[1]。また、急な潮流にもまれる関係で付近は好漁場として知られ、漁業も盛んである[2]

下記事項以外は、大島のページ参照のこと。

地理[編集]

概要[編集]

今治港から北東約4kmに浮かぶ芸予諸島大島の東部に位置する。北、東、西の三方を海に面している。集落は、宮窪と呼ばれ、役場のある中心集落が一番大きく、それ以外の集落はほぼ海岸線に沿って点在している。宮窪集落の背後にあるカレイ山の展望台からは、瀬戸内の島々や石切場を展望することができる。

島嶼[編集]

山岳[編集]

河川[編集]

  • 大川

歴史[編集]

藩政期には今治藩に属す。

町の沿革[編集]

宮窪町の系譜 (町村制実施以前の村) (明治期)         (昭和の合併) (平成の合併)             町村制施行時 本庄 ━━━━┓ 八幡 ━━━━┫ 幸新田━━━━╋━━━津倉村━━━━━━━━━━━┓ 仁江 ━━━━┛                 ┃昭和29年3月31日 臥間 ━━━━┓                 ┃合併・町制施行 南浦 ━━━━┫                 ┣━吉海町━━┳━━━┓ 名  ━━━━╋━━━亀山村━┳━━━━━━━━━┫      ┃   ┃ 正味 ━━━━┫       ┃あ        ┃      う   ┃ 椋名 ━━━━┫       ┗渦浦村━━━━━━┫          ┃ 津島 ━━━━┛                 ┃          ┃ 福田 ━━━━┓                 ┃          ┃ 泊  ━━━━┫                 ┃          ┃ 田浦 ━━━━┫                 ┃          ┃ 早川 ━━━━╋━━━大山村━━━━━━━━━━━┫          ┃ 余所国━━━━┛                い┃          ┃ 宮窪 ━━━━┓                 ┃          ┃        ┣━━━宮窪村━━━━━宮窪町━━━┻━━━━━━━━━━┫ 友浦 ━━━━┛                            ┃                                     ┃                                 う   ┃平成17年1月16日                                 ┃   ┃新設合併、新・今治市発足                              今治市┻━━━╋━━今治市                              朝倉村━━━━┫                              玉川町━━━━┫                              波方町━━━━┫                              大西町━━━━┫                              菊間町━━━━┫                              伯方町━━━━┫                              上浦町━━━━┫                              大三島町━━━┫                              関前村━━━━┛ あ – 明治32年 分立 い – 昭和29年3月31日 大山村のうち早川・余所国の区域を宮窪町へ境界変更 う – 昭和30年8月1日 大字椋名のうち馬島が今治市へ編入  (注記)今治市以下の合併以前の系譜は、それぞれの市町村の記事を参照のこと。 

教育[編集]

幼稚園[編集]

小学校[編集]

中学校[編集]

高等学校[編集]

統廃合および廃止された教育機関[編集]

小学校

中学校

高等学校

経済・産業[編集]

大島石で知られる石材業と農業・水産業が主たる産業である。

  • 石材業
    背後の山は良質な大島石が採掘され、町の主要産業となっている。特に、墓石等が知られている。
  • 農業
    かんきつ生産が主体であるが、ブランド力を形成するには至っていない。JAおち今治のエリア。
  • 漁業
    島、特に中心集落である宮窪の前面、伯方島との間は急潮で知られ、潮流にもまれ、身の締まった魚が取れる。鯛、デビラ、蛸等。
  • 工業
    住友金属鉱山四阪工場[注 6]
  • 商業
    中心集落に商店や飲食店が建ち並んでいるが、商店街というほどのものは形成していない。

交通[編集]

航路[編集]

フェリー快速船により今治港伯方島と結ばれている。ただ、瀬戸内しまなみ海道の開通により、随時性・高速性で勝る海道ルートへとシフトし、利用者・台数は減った。

  • 友浦港 - 町の東部にあり、今治-土生間の快速船が寄航している。
  • 宮窪港 - 町の中心地にあり、対岸の伯方島への航路がある。

鉄道[編集]

町内に鉄道はない。最寄り駅は、JR四国予讃線今治駅

道路[編集]

高速道路
西瀬戸自動車道(しまなみ海道) 島内区間は2006年に開通した。(大島道路
町内にあるインターチェンジ:大島北インターチェンジ
国道
国道317号 地元では「地道」と呼ばれている。
県道
愛媛県道49号大島環状線
愛媛県道325号今治大三島自転車道線
愛媛県道337号名駒友浦線

観光[編集]

主な出身者[編集]

その他[編集]

電話[編集]

同町廃止時点において、市外局番は以下の区分となっている。同町内の市外局番は同一であるが、固定電話において異なるMA間の通話では市外局番が必要となる。

  • 新居浜MA 0897 (30 - 69)
    • 宮窪町大字四阪島
  • 伯方MA 0897 (70 - 89)
    • 宮窪町大字早川
    • 宮窪町大字余所国
    • 宮窪町大字宮窪
    • 宮窪町大字友浦

郵便[編集]

  • 同町廃止時点において、郵便物の集配は以下の郵便局が行っていた。
  • 宮窪郵便局 : 794-22xx
    • 794-2201 : 宮窪町大字早川
    • 794-2202 : 宮窪町大字余所国
    • 794-2203 : 宮窪町大字宮窪
    • 794-2204 : 宮窪町大字友浦

ナンバープレート[編集]

自動車や軽自動車、二輪車などは松山市森松町に四国運輸局愛媛運輸支局があり、同町を愛媛ナンバーとして統括している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f 越智郡吉海町以外の全市町は海上で隣接。
  2. ^ 国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業によるアーカイブである。
  3. ^ 同町廃止後の2009年3月31日までは、同じ大島内に愛媛県立大島高等学校を前身とする愛媛県立今治南高等学校大島分校があった。
  4. ^ a b c 同町廃止時点での宮窪町立宮窪小学校
  5. ^ 同町廃止時点での宮窪町立宮窪中学校
  6. ^ 同町廃止時点で同町大字四阪島に所在。なお、同町廃止後の2010年10月1日に同社から同工場が分社化され四阪製錬所が設立された。

出典[編集]

  1. ^ 第1章 自然 第二節 大島石」『宮窪町誌』愛媛県越智郡宮窪町、愛媛県越智郡宮窪町大字宮窪2668番地、1994年3月31日、19-21頁http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I008388317-002015年9月25日閲覧 
  2. ^ 第3章 産業 第一節 水産業」『宮窪町誌』愛媛県越智郡宮窪町、愛媛県越智郡宮窪町大字宮窪2668番地、1994年3月31日、19-21頁http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I008388317-002015年9月25日閲覧 
  3. ^ a b c d e f g h 第2章 教育 第二節 学校・幼稚園」『宮窪町誌』愛媛県越智郡宮窪町、愛媛県越智郡宮窪町大字宮窪2668番地、1994年3月31日、654-673頁http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I008388317-002015年9月25日閲覧 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]